暑すぎる、ただひたすらに暑すぎるだろ……。ただジッとしているだけでも滝のように汗が流れる。出歩くと、もはや止められなくなるほど身体中から汗が吹き出し、気づけば全身ビチャビチャだ。

その汗の不快感を解消するために、当編集部のあひるねこはTシャツの下に汗対策の網インナーを着用しているそうだ。彼はミレーとイオンのものを使い分けているとのこと。

私もそろそろ網デビューを果たそうと思っていたところ、最近SNSで話題になっている商品を発見した。それが今回紹介するモンベルの「ジオライン クールメッシュアンダーウェア」である。軒並み高い評価を受けていたのだが、実際どうなのか? その使用感をお伝えしよう

・SNSで評判のジオライン

かねてからミレーの網インナーの評判が良いことは知っていた。しかし重ね着をして快適になるという理屈がどうも受け入れられなくて、なかなか踏み切れずにいたのである。

だって、薄着の方が快適に決まってるでしょ? あひるねこは3枚着をすることもあるというのだが、私(佐藤)は内心「なんでやねん」とずっと思っていた。

とはいえ、今夏は何か対策を打たねば、どうにかなってしまいそうなほど暑い! 梅雨は割と涼しかったのに、急に暑くなり過ぎだろ!

この日も電車を降りて、新宿駅から編集部のある新宿2丁目まで約15分歩いただけなのに、汗でビチャビチャだ。暑さ対策のために2年前にワークランド(ワークマンではない)で購入した熱電冷却(ペルチェ)ベストを着用し、首と脇の下に冷たさを感じながらも、直射日光の前ではほとんど無意味だった。

おまけにリュックを背負っているので、背中は蒸し暑くもあり、時間と共にTシャツが汗で濡れていくのがわかる。


出勤しただけなのに、もうクタクタ……。Tシャツは汗でしっかり濡れている。リュックのベルトが当たる肩口は、とくに汗がにじむ。


背面はリュックの形に汗染みができている。毎年のこととはいえ、少しでも不快感を軽減したいというのが本意。


ついに私も網デビューするしか、今夏を乗り切る術はない……。そう思っていた矢先に、Threadsで「モンベルはいいぞ」といった類の投稿を立て続けに目撃。これはモンベルに行けというお告げに違いない。


ってことで、さっそく話題のジオライン クールメッシュアンダーウェアを2着購入した。ひとつはタンクトップで、もうひとつはTシャツである。

これは通気性に優れ、速乾・制菌・防臭機能を備えた、モンベルオリジナルの肌着ブランドである。生地表面に微細な凸凹があり、ベタつきにくい特徴を持っている。また吸い上げた汗が蒸発するときの気化熱で、涼しく感じられるそうだ。


購入したのは、タンクトップ(税込2530円)。価格は5000円台のミレーと、1000円台後半のイオンの間といったところだろうか。ミレーよりははるかに安い。


ミレー・イオンは大き目の網目で、着るだけ変態紳士になってしまう仕様であったのに対し、ジオラインは網目が微細で透け具合が低い。よって着ただけでは変態紳士にならずに済むだろう。


VネックTシャツは税込2970円


首はV字なので、Tシャツやワイシャツの下に重ねて着ても、首元スッキリだ。


・重ね着して炎天下へ

さて、先ほどのTシャツを乾かして、今一度炎天下に出ていくとしよう。今度はジオラインを下に着用して、出社時と同じようにペルチェベストを羽織り、ベストを起動した状態で出かけてみよう。なお、リュックは背負っていない。


出社時の昼にくらべて、少し日が傾きかけてきた16時頃。いくぶん日差しは弱まったとはいえ、気温はまだ34度。全然涼しくない。多少風があるとは言っても、なぐさめにもならない程度だ。

約30分歩き回ってみると、出社時に比べて身体がベタついていない気がする。とはいっても涼しいわけではなく、汗をかいているのは確かめなくてもわかる。てっきり網インナーを着ると涼しくなると期待したけど、どうやらそういうことではないらしい。

汗はかいているけど、インナー・Tシャツともにまとわりつく感触は、ほとんどない。それこそが網インナーの最大の魅力であり、だからこそ重宝されていることを今さら理解した。



30分歩いて編集部に戻ってきた。さっそく汗のかき具合を確認すると、前面は先ほどより汗染みの範囲が小さい。


完全に抑えられているわけではないけど、汗の面積は確実に小さくなっている


背面はこの通り。リュックを背負っていなくても、しっかり汗をかいている。通気性が高いとはいっても、シャツとシャツとの間を風が通るわけではないので、必然的に汗染みはできる。


それでも前面同様、汗染みの範囲は小さい。リュックがないことも、その理由のひとつではあるけど。


着用した率直な感想としては、これはアリ! というのも、汗がシャツに貼り付く不快感はほとんどなく、それゆえに「汗冷え」もしない。かいた汗を吸収しない肌着やTシャツを着ていると、クーラーに当たったときに寒く感じるが、それもまったくない。

また、制菌・防臭効果のおかげだと思うのだが、汗臭さも抑えられている気がする。匂わないのも不快感を抑えるのに、大きく貢献している。

ちなみにあひるねこはミレーの網インナーは、吸収性能が高すぎて上に着たTシャツが余計に濡れてしまうと報告していた。ミレー未体験なので、それがどれほどのものかわからないが……。

なお、新宿のモンベルには店頭在庫がたっぷりあった。公式通販Amazonでも取り扱いがあるので、お店に行けない人は通販を利用するといいだろう。


参考リンク:モンベルAmazon
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24