小型のソーラーパネルが気になっている。

災害時にも役立ちそうだし、キャンプや外出先でも使えたら便利そう。でも、検索してみると、サイズも性能も価格もバラバラで、一体どれを選べばいいのかわからない。

そんな中、Amazonで見つけたのが1780円という驚き価格のUSBソーラーパネル。蓄電機能はないものの、レビューもまぁ普通で、さくらチェッカーでも問題なさそうだった。

果たして、実際にどこまで使えるのか検証してみた。

・思ったより、小さくて薄くて軽い

今回購入したのは、「5V 最大10W(2000mA)USB出力 ソーラーパネル(購入時1780円)」。

届いてまず驚いたのは、その薄さだ。

サイズは約30cm×16cm。ノートより少し大きいくらいで、重量も約120gと軽い。

本当にこれで発電できるのかと疑いたくなるような、やや頼りない見た目である。

商品説明によると、USB出力は5V、理論値では最大2000mA、実測値は晴天(10万ルクス)で約1200mAとのこと。USBケーブルを接続すれば、スマホやモバイルバッテリー、デジカメなどを充電できるという。


・曇りの日は「一応充電できる」レベル

さっそく試そう……と思ったのだが、到着したタイミングは梅雨時期。

晴れ間がほとんどない。それでも何度か試してみたところ、曇り空でもスマホには「充電中」の表示が出た。

ただし、とにかく遅い。充電はできているようだが、非常時にこれだけが頼りと考えた場合、正直心細い。

とはいえ、ソーラーパネルなのだから天候に左右されるのは当然。ここは製品の問題というより、太陽の問題なのかもしれない。



・快晴の日は想像以上だった

そして迎えた久しぶりの快晴。

今日こそ、あなたの出番よ!

何度か検証を重ねたのだが、そのうちの一部の記録がこちら。

実際に100%になったタイミングは見逃した(もっと早い時間に100%になっていた可能性大)ので、参考程度の数字になるが、少なくとも約80分で60%分のスマホ充電ができたということになる。

今回充電したスマホは、かなり古いスマホなのでスマホ本体の充電効率なども考えると、まぁいい結果と言えるのではないかと思っている。(もちろんモバイルバッテリーやコンセントには負けるが)

ただ置いていただけなのに、スマホの充電は21%から100%まで回復した。あらためて、太陽のエネルギーの大きさを実感する。

そして、それ以来、晴れた日に何も充電していない時間が、なんだかもったいなく感じるように。せっかくこれだけ太陽が照っているのだから、少しでも電気に変えられたら……そんなふうに思うようになったのである。


・意外と悩ましいのは置き場所

とはいえ、問題もある。

一番効率がいいのは直射日光が当たり続ける場所なのだが、そうするとスマホ本体も炎天下に置くことになる

真夏なら高温で充電が止まったり、本体への負担も気になるところ。蓄電ができないから発電効率とスマホの安全性、このバランスが意外と難しい。

長めのコードがあれば、置き場所の選択肢は増えそうである。


・「持ち歩く」という使い方もアリかも

これだけ薄くて軽いなら、持ち歩くという手もある。

サイズ感的には、リュックに付けたり日傘に貼ったりする使い方も想像してしまう。

もちろん、実際にやる場合は落下や破損に注意が必要になる。加えて、暑い日にスマートフォンなどを充電する場合は、本体が高温にならないように気をつけなくてはいけない。

そのあたりに工夫は必要だが、移動しながら少しずつ発電するという使い方ができそうなサイズ感なのは魅力だ。



・1780円なら十分アリだった

これだけで非常時の備えとするには力不足だし、天候にも大きく左右される。

それでもバッグに1枚忍ばせておけば、モバイルバッテリーまで使い切ってしまったときの最後の保険にはなるかもしれない。

もし、一緒におでかけした相手が「スマホの充電しなきゃ」と言って、おもむろにこれをカバンから取り出したら、私は多分惚れる。……あ、今度私がやってみようかな。

参考リンク:Amazon「5V 最大10W(2000mA)USB出力 ソーラーパネル」
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.

▼この商品を試したことで、ちゃんとした大型のソーラーパネルや蓄電池の補助的な役割と考えれば心強そうだと実感できた。

▼太陽は気まぐれだが、晴れた日の底力は思っていた以上あった