2024年はハーゲンダッツ・ジャパン40周年……ということで、豪華な記念アイテムが発売されている。
第1弾の「紅苺」から始まり、ラストとなるのが「復刻キャラメル&華もち」と「復刻チョコレート&華もち」。
ハーゲンダッツの新商品や限定品を食べ続けており、地味にダッツマニアを自称する私としては、どんな商品を出すのか気になっていたのだが「そう来たか!」と唸ってしまった!
まさか「あの味」を復刻して、華もちとコラボさせるとはよおおおお!
・伝説のフレーバーの神コラボ
「復刻キャラメル&華もち」、「復刻チョコレート&華もち」という名前を聞くと、以前も「キャラメル&華もち」「チョコレート&華もち」という商品があったのかなあと思うけど、実は違う。
今回の商品は、過去に発売されたハーゲンダッツの人気フレーバーに、お餅をのせて「華もち」シリーズとして復刻させた……というもの。
復刻されたフレーバーは1999年10月~2007年7月に発売されていた「ドルセ・デ・レチェ」と2005年9月~2009年10月に発売されていた「ショコラ・クラシック」。これに、「華もちシリーズ」を組み合わせたのだからさあ大変。
さて、以下はお菓子大好きっ子のオタク語りである。
「ドルセ・デ・レチェ」はハーゲンダッツで人気のキャラメルフレーバーの第1弾。わかりやすく言うと、ハーゲンダッツ版の「キャラメルリボン」みたいな商品だが、当時、聞いたこともない「ドルセ・デ・レチェ」というネーミングのインパクトはすさまじかった。「ドルセ・デ・レチェ」以降は毎年限定でキャラメル系フレーバーのアイスが発売されていて、人気を博している。
「ショコラ・クラシック」は日本開発で初となるチョコ味で、しばらくは定番商品として並んでいた。それまで意外にもハーゲンダッツの定番フレーバーに純粋な「チョコ味」は無かったため、当時は「ついにハーゲンダッツからチョコ味が出た!」と話題になった。
そして2015年から冬季限定で発売されている「華もちシリーズ」の人気については、ご存知の方も多いと思う。最初に出た「みたらし胡桃」の甘じょっぱさと、お餅のモチモチ感は衝撃だった。
これらを組み合わせた40周年記念商品はまさにハーゲンダッツ・ジャパンの歴史そのものである。
・華もちは「和」だろと思ってが
とはいえ、華もちは「和」だからこそだろ! と思っていた。
「洋風素材の華もちなあ……」とか「美味い×美味い=激ウマっていう単純な方程式は成り立たないからな」と、ちょっと懐疑的になりながら食べたのだが……。
自分を殴りたいくらい美味しかった。
というか、とくにキャラメルのほうは悪魔に魂を売って作ったとしか思えないくらい美味しすぎた。
そもそもベースになっている「ドルセデレチェ」というキャラメルフレーバーのアイスが美味しい。そこへきて甘いお餅と、キャラメルあんが組み合わさって、食べると脳から快楽物質が出てくるような美味しさ。
甘さは正義であり麻薬である……! ハーゲンダッツは北海道産の厳選された牛乳を使ってるだけあって、ミルクやキャラメルを使ったアイスが特に美味しいけど、これはその究極系。
少し時間を置いて、お餅がみょ〜んと伸びるくらいが食べごろ。上にのったキャラメルあんのほっくり感、お餅の甘さと柔らかさ、キャラメルアイスとキャラメルソースの香ばしい甘さ……。
一方、「復刻チョコレート&華もち」の方は、濃厚。チョコアイスのビターさに、お餅の甘さ、そしてカカオが香るチョコレートソースが一体となっている。
意外とチョコと餅の相性はいいので、こちらも言わずもがなの美味しさ。ただ、チョコゆえに油分が若干多くて、アラフォーはちょっと胸焼けがしたのも事実……。一緒にビターなホットコーヒーとかを合わせるといいかも。
どちらも希望小売価格351円なのだが、近所のスーパーだと250円ほどで売られていた。本当にありがたい……。その辺で高いパフェを食べるくらいの満足感がある。
・40周年ならではの特別なアイス
個人的には「復刻キャラメル&華もち」が買いだと思った。やっぱりハーゲンダッツのキャラメル系のアイスにはずれはない。
いまどき、カフェでお茶すりゃ2000円近く飛んでいくこのご時世に、このクオリティのものが350円っていうのはすごいと思う。スーパーだともっと安く買えるし……。
「ハーゲンダッツ 復刻華もち」シリーズはどこでも買えるスイーツの中では間違いなく、最高のクオリティのものだと思う。疲れた日、ちょっと嫌なことがあった日、頑張った日のご褒美に最適なアイスである。
ダッツファンとして、ハーゲンダッツジャパンの歴史を感じさせる素晴らしい作品に震えました。気が早いのは承知で、45周年も50周年も楽しみにしています……!
参考リンク:ハーゲンダッツ・ジャパン
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.、プレスリリース