2024年も夏真っ盛り。こうまで暑いと そうめん が美味しく感じるものである。もちろん食べるのは今年もやっぱり揖保乃糸──

と言いたいところだが、ちょっと気になるタイプを見つけたので買ってみた。なんと海苔を練り込んだ珍しいそうめんがあったのだ!

・佐賀県の道の駅で購入

海苔そうめんを見つけたのは、佐賀県鹿島市にある「道の駅・鹿島」。有明海が近い場所のため、ムツゴロウなどを使った「奇妙なお土産」も取り扱っていたのだが……


有名な海苔の商品も同時に置いてあって、佐賀県産の小麦、有明海産の海苔を使った海苔そうめん、海苔うどんがどんなものか気になった。

ちなみに、そうめん・うどんともに値段は400円。内容量は160g(40g4束)で2人前分が入っていた。


・海苔そうめんを食べてみた

はたして海苔で作った そうめん とはウマいのか。実際に食べてみるとしよう。ひとまず中身を取り出してみると……

そうめんというより蕎麦に近い色合いだ。なお、作り方は簡単で沸騰したお湯に入れて、最後にザルであげて水洗いしたら……


OKと超簡単


麺類から海苔の匂いがふわっと漂うと不思議な気持ちになるが、ざるそばみたいなそうめんの出来上がり〜!!

食べてみるとコシがあって慣れ親しんだ そうめん と比べたらほんの少し飲み込みにくいかなぁ……と思ったけど、すするとアラ不思議。スルスルいけちゃう不思議な麺だった。

1袋に海苔3枚分を練り込んでいるとあって、ところどころで海苔の風味が顔を出すのが面白い。体にも優しいとのことで個人的には気に入った。もちろんアレンジも可能で……

ニンニクを加えてみたら大正解。他にもネギや柚子胡椒、生姜などいろいろ楽しむことができるだろう。

ちなみに同商品はゆで汁も使えるとのこと。私自身あまり手の込んだ料理をしないから分からないものの、ほのかに海苔の味がついていたからテンション上がる人はいそうな感じがした。

・海苔うどんの味は?

なお、せっかくなので海苔うどんも購入。佐賀は福岡と同じく柔らかいうどん(牧のうどんとか)も見かけるだけにどんなタイプなのだろう。食べてみたところ……

そうめんと同じくコシありタイプでフニャフニャ系ではなかった。麺自体がスルッとしていて、なんだかうどんというより蕎麦を食べているような感覚がした。

これはこれで面白い。そして海苔って麺に練り込んでも美味しいことに驚いた。


──てな感じで、奇をてらった系かと思ったらちゃんとした麺類だった海苔そうめん&うどん。どちらもアレンジの幅が広いし、今の暑い時期には食べやすい。気になる人は試してみてくれ!

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼ゆで汁も使えるぞ

▼オール佐賀

▼そうめんの原材料

▼こちらはうどん