いつまでこの暑さは続くのか? 先の見えぬ灼熱地獄にうんざりしている人も多いハズだが、それでも急に秋が始まるワケではない。もうしばし……もうしばし、この暑さと付き合っていくしかないのだろう。

さて、ロケットニュース24が短期集中連載でお届けしてきた「コンビニの冷やし麺全部食う」も最終回を迎えた。最終回は「ミニストップ」が登場するのだが、先に謝罪させて欲しい。正直ミニストップをナメていてすみませんでした、と──。

・伏兵、ミニストップ

あくまで印象の問題に過ぎないが、セブン・ファミマ・ローソンと比較すると、ミニストップはわずかに格が落ちるハズ。ソフトクリームの美味しさだけはぶち抜けているものの、弁当や総菜に関しては「ミニストップがウマい!」という印象はない。

だもんで、ミニストップは正直 “数合わせ” 的な要素が強かったのだが、ハッキリ言って味は他のコンビニに負けていなかった。なんなら「平均点ではかなりいい勝負をするのでは?」と感じた次第だ。

さて、この企画「コンビニの冷やし麺全部食う」は店頭に並んでいる全ての冷やし麺を購入し、片っ端から食べ比べるというもの。定番・季節商品・限定メニュー……などなど、全ての商品を真っ新な気持ちで味わってみた。

当初は「まあ、それなりでしょ?」と思われていたミニストップの冷やし麺。ところが、中にはビビるほど本格的な冷やし麺も存在したのである。


・8種具材の冷し中華(537円)

冷し中華の生命線はタレ。ミニストップの冷し中華はそのタレが、セブンやファミマと同レベルでウマかった。具材も8種類がそれなりのボリュームで入っており、特にマイナスポイントは見当たらない。ソツがなく、王道でウマい冷し中華だ。


・冷し担々まぜそば(537円)

コンビニの担々麵系は「花椒」が入っていればどうにかなる、と個人的には考えている。なので「まあどうせ花椒が入ってるから美味しいんでしょ?」と思っていたのだが、ミニストップの冷し担々まぜそばは軽く想像を超えて来た。

というのも、花椒の風味に留まらず、中国の代表的なミックススパイス「五香粉(ウーシャンフェン)」がビシッと効いているではないか。そのため “ガチの中国味” にかなり近い! まさかここまでやるとは……と感動を禁じ得なかった。


・大盛冷しぶっかけそば ラー油(399円)

味としては平均点であるが、大盛りでこの価格はかなり安い。「具もあんまり入って無いけどボリュームと手頃な価格は負けません!」という潔さが非常に良い。とりあえず腹ペコの人は選択肢として大いにアリだろう。


・冷しぶっかけとろろそば(429円)

多くのコンビニと同様、冷しとろろそばは絶対に外さない。ただ1点残念だったのは、冷しとろろそばに付きものの「海苔」が無かったこと。海苔が無くても全然美味しいんだけど、海苔の風味が加わったらもっと良かったかな?


・半熟玉子の冷しぶっかけうどん(321円)

ゆでうどんの弱点である “コシの無さ” を、かなり研究している印象。というのも、適度なコシと “つるみ” があり、うどんそのものを美味しく食べさせようという気概が伝わってきたからだ。コンビニのうどんとしては、完成形に近いのかもしれない。


・冷しぶっかけそうめん(321円)

冷しとろろそばほどではないにせよ「コンビニのそうめん」もかなり安定している印象であるが、ミニストップはやや落ちる印象だ。理由はそうめん自体の風味が弱かったこと。全然悪くはないが「家で作れる味」まで達していなかった気がする。


・かつおだし香る! たらこの冷製パスタ(537円)

よく言えば上品で、悪く言えば野性味に欠ける味。個人的にはもう少し たらこの風味というか生臭さがあってもいい気がしたが、これはこれで良くまとまっている。とりあえず買って「外した」とは思わない安定感はあった。悪くない。


ご覧のようにミニストップの冷やし麺は総じてレベルが高かった。特に「冷し担々まぜそば」は「これ日本のヤツ?」と感じるほど、本格的な中国の味わい。なんなら「コンビニの冷やし麺史上最も本格的な味わいの担々麵」の可能性も十分だ。

また、うどんに関しても「ミニストップはかなりイイ」と感じた。そりゃ丸亀製麵の丸亀弁当を比較すると分が悪いが、コンビニの冷やしうどんとしてはかなりの完成度であることは間違いない。ミニストップ、そしてミニストップを運営するイオンの底力を感じずにはいられなかった。

というわけで、当初の想像よりも遥かにハイレベルだったミニストップの冷やし麺。まだまだ暑い日が続くので、ぜひ「コンビニの冷やし麺全部食う」を参考のうえコンビニにお出かけいただきたい。きっとあなたにビシッと来るメニューがあるハズだ。

参考リンク:ミニストップ公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.