【独占】マキシマム ザ ホルモンの「濃厚スタジオ体験」が想像の5億倍は濃厚だった件! 売れっ子がそこまでやるんですかァァアアア!?(2ページ目)
・開演
熱烈すぎるプロローグを経て、ついに始まったモンスターエナジー×マキシマム ザ ホルモンの濃厚スタジオ体験。前のページでは書ききれなかったが「ラジオ体操」と「ホルモン特製スクワット」は暖房MAXのスタジオ内で行われた。
それもこれもホルモンによる「濃厚スタジオ体験をさらに濃厚にしたい」という粋な計らい……って、ほぼ嫌がらせじゃないか! iPhoneで撮影しようとしたらレンズが曇ってたぞ!!
そんなもんだから、ホルモンが演奏を始める頃には5名の当選者を含む全員が汗だく状態に。実は暖房と冷房を急激に切り替えたせいで(?)エアコンがエラーを起こし、最後まで無風だったことは内緒だ。
で、始まったのが「恋のきなこ私にもってきなさいっ」である。「恋のきなこ私にもってきなさいっ」はナヲちゃんがボーカル、ダイスケはんがドラムを務める珍しいナンバー。それにしても稽古とは思えぬほどちゃんと歌ってるような……?
……なんて戸惑っていると「え・い・り・あ・ん」が始まったァァァアアアア! ウソだろ!! しかも当選者5人も超絶ノリノリやないか! ノリが良すぎて一瞬ダイスケはんが笑っちゃってたもの!!
ここで正体を明かしてしまうと「濃厚スタジオ体験」とは、立ち稽古という名の “密室型ほぼライブみたいなイベント” だったのである! しかも曲は全てリクエストできるオマケ付き!! おいおい、贅沢すぎて痛風になりかねんぞッ!
・前代未聞
それはつまり「大好きなアーティストが」「自分たちのためだけに」「わざわざ地元まで来て」「好きな曲を生で聴かせてくれる」という神オブ神イベント!! ちょっと待って、冷静に考えて前代未聞すぎない?
しかも腹ペコたちならお察しの通り、ホルモンはいつも通りの超全力投球! ダイバーシティともロッキンのGlassステージとも1ミリも変わらない!! 6万人だろうが5人だろうが立ち稽古だろうか、俺たちのホルモンはいつだって全身全霊のモロ出し野郎たちなんだ!
それに応えるかのように当選者たちのの熱気も負けちゃいない!! たった5人とは思えない凄まじいパワーをホルモンたちにぶつけていく! やがて「上原~FUTOSHI~」と「アカギ」が終わる頃には、全員が汗だくを経て単なる滝になっていた。
・トップギア
さあ、次はどの曲が始まるのか……と思っていたら、マキシマムザ亮君以外のメンバーと当選者の面々が攻守交代。そう当選者 with マキシマムザ亮君による「ロックお礼参り~3コードでおまえフルボッコ~」が始まったのである! ここまでやれる濃厚スタジオ体験ヤバすぎィィィイイイ!!
ダイスケはん、ナヲちゃん、上ちゃんが見守る中、当選者たちは全力で楽器をかき鳴らす。後にナヲちゃんが「お客さん側が1番疲れた」と言っていたほど、オーディエンス側に回ったホルモンも超本気であった。
また、なぜか私はこのくだりがこの日1番グッと来てしまったことを報告しておく。ドライに言えば数いるホルモンのコピーバンドの演奏に過ぎないが、彼らのホルモン愛がこの上なく真っすぐ突き刺さってしまったのである。
演奏後「まだ足が震えてる」と言うほどの緊張感を乗り越え、渾身の「ロックお礼参り~3コードでおまえフルボッコ~」を本人たちに披露した当選者たち。その想いは確実に本人たちに届いており、ダイスケはんがそっと目頭を押さえていたのが何よりの証拠であろう。
・ダブルご褒美イベント
今や日本最高レベルの「チケットが取れないバンド」となったホルモンだが、デビュー当時から売れていたワケではない。きっと人には言えない悔しさもあっただろうし、惨めな思いだってしたハズだ。
そんな時を経て「自分たちに憧れるバンドが」「自分たちの曲を」「自分たちのために」演奏してくれることがどれほど嬉しいだろう? 当初は「当選者のご褒美イベント」だと思っていたが、実は「ホルモンにとってもご褒美イベント」であったのだ。
結局この後は「川北猿員」とサプライズの「恋のスペルマ」を経て「濃厚スタジオ体験」は無事に終了。2024年5月某日、北九州のとあるスタジオで「マキシマム ザ ホルモン」と「浅井企画 ザ 合コン」の2つのエナジーが解放されていた。
いいもん見せてもらったぜ、お疲れ様でした! ……って、ちょっと待ったーーーー!! あまりにも濃厚すぎて忘れていたが、新曲もあったんだよ! 濃厚すぎて鼻血ブーを禁じ得なかった新曲「殺意vs殺意」については最終ページへ急げ!
参考リンク:マキシマム ザ ホルモン公式サイト 、 モンスターエナジー
執筆:P.K.サンジュン
Photo:浜野カズシ. / RocketNews24.
イラスト:サカイリョーゴ