・【ブチギレ】木村拓哉さんお気に入りのニット帽がオシャレすぎるからかぶってみたら炎上 / T.K激怒で「ちょ待てよ」事件の真相(2ページ目)


そこに立っていたのは……



「そうです! 私がP.K.サンジュンです!!」

・P.K.(プリミティブ・キムラ)

P.K.サンジュン「キムタクと言えばプリミティブ(根源的)な男の色気! オシャレさの中にも常に裸のセクシーさがある。このプリミティブさがないといくら同じニット帽でも拓哉じゃないんじゃね?」

──そ、そうか! 私に足りないのはプリミティブな男の色気だったのか!! 言われてみると、確かに、キムタクはロン毛時代も優男っぽさよりむしろ野性みが際立っていたような気がする。なるほど、私に足りないのはプリミティブさだったのかあ。と、その時!!


P.K.サンジュン「お、お前は……!」


「I.K.Yoshio!!」

・I.K.(インスタ・キムラ)

I.K.Yoshio「インスタをよく見てみろ。演出されていない野生のキムタクが見えるはずだ。そんな野生のキムタクから感じられるのはむしろ画角へのこだわり。繰り返し投稿されている左下から煽る画角なんて、まさにサバンナを見る百獣の王。キムタクの自信が現れているようじゃないか」

──そ、そうか! 私に足りないのは自信だったのか!! 言われてみると、確かに、キムタクはデビュー当時から自信満々だった気がする。振り付けとかも微妙に個性を出してきて、ライブで顔が見えなくても「あれキムタクじゃないかなあ」と分かったこともあった。なるほど、私に足りないのは自信だったのかあ。と、その時!!


I.K.Yoshio「お、お前は……!」


「L.V.K.原田!!」

・L.V.K.(ロング・バケーション・キムラ)

L.V.K.原田「キムタクと言えば誰が何と言おうとロンバケ! 当時、Wanna Make Love Wanna Make Love Song, Hey Babyと、ドシャ降りの午後を待って街に飛び出した者は数知れず。3階からのスーパーボールキャッチにも憧れた。それもこれも全部瀬名くんの影響。真に社会現象であり、その影響力こそキムタクの本質と言えるだろう」

──そ、そうか! 私に足りないのは影響力だったのか!! 言われてみると、確かに、当時のキムタクの影響力は半端じゃなかった。好きな人だけじゃなく、社会全体がインフルエンスされていた感じがする。なるほど、私に足りないのは影響力だったのかあ。と、その時!!


L.V.K.原田「お、お前は……!」


「K.K.佐藤!!」

・K.K.(ケンドー・キムラ)

K.K.佐藤「キムタクと言えば何を置いてもまず剣道だろうが! 剣道部なだけじゃなく、スマスマ(SMAP×SMAP)でも木村小次郎やってたし、SMAP解散後も俳優として殺陣をやっとる!! ずっと繋がってるのは剣道なんじゃ! つまり、お前に足りないのは竹刀じゃ

──そ、そうか! 私に足りないのは竹刀だったのか!! 言われてみると、確かに、趣味としてだけではなく、『武士の一分』や『無限の住人』などは剣道が仕事として生かされていると言えるかもしれない。なるほど、私に足りないのは竹刀だったのかあ。と、その時!!


K.K.佐藤「お、お前は……!」


「Y.K.砂子間!!」

・Y.K.(夜空の向こうにはもう木村が待ってる)

Y.K.砂子間「あのころの未来にぼくらは立っているのかなぁ。全てが思うほどうまくはいかない時代だからこそ、必要なのはアコースティックギターなんじゃないかなぁ。夜空の向こうにはもう木村が待ってる woo,oh baby,woo

──そ、そうか! 私に足りないのはアコースティックギターだったのか!! 言われてみると、確かに、SMAPの27thシングル『夜空ノムコウ』ではキムタクだけアコギを持っていた。なるほど、私に足りないのはアコギだったのかあ。と、その時!!


Y.K.砂子間「お、お前は……!」


「G’N’K和才!!」

・G’N’K(ガンズ・アンド・木村ーゼス)

G’N’K和才「キムタクと言えばアコギよりエレキよ? 『LOVE LOVE あいしてる』で「Knockin’ on Heaven’s Door」のソロ弾いてたっしょ? 実は、ライブでゴッドファーザーを弾いたこともある。

つまり、キムタクはスラッシュ好きだから、足りないのはギブソンのレスポールなわけよ。常に心ではレスポール弾いてるんだね」

──そ、そうか! 私に足りないのはギブソンのレスポールだったのか!! 言われてみると、確かに、私はフェンダーのストラトキャスター派だ。なるほど、私に足りないのはレスポールだったのかあ。と、その時!!


G’N’K和才「お、お前は……!」


「L.G.K.あひるねこ!!」

・L.G.K.(ラブ・ジェネレーション・木村)

L.G.K.あひるねこ「全員ちょ待てよ。キムタクがこの言葉連呼するのはラブジェネなんで。松たか子全然待たないんで。そこんとこよろしくお願いします」


L.G.K.あひるねこ「なお、足りないものについては全部とだけ」

うるせえ。



「PKだ! IKだ! LVKだ! KKだ! YKだ! G’N’Kだ! LGKだ!」


「俺だ! 俺だ! 俺だ! 俺だ! 俺だ! 俺だ! 俺だ!」


俺だー!


キムタクは……


俺だー!!



さよならと言えば君の──


傷も少しは癒えるだろう──


会いたいよと泣いた声が──


今も胸に響いてる──


「お、お前は……!」


「T.K.(タイキック)羽鳥!!」


タイキック羽鳥「またこの編集長の目を盗み……」


「遊んでいるな?」



君は君だよ──


だから誰かの──


望むように──


生きなくていいよ──


君は君だよ──


いつも自分が──


やりたいこと──


まっすぐ見つめてなよ──


君は君だよ──


だから誰かの──


真似なんか──


しなくてもいいよ──


君は君だよ──


心が決めた──


明日ならば──


それが本当だから


<完ケツ>


執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.