新宿駅の地下を歩いていると、『食品ロス削減推進コーナー』と書かれたPOPを見つけた。そこは「新宿駅西口広場イベントコーナー」というエリアで、大体いつも何かしらの展示が行われている。
私が訪れた日は「森永菓子販売会」が開催中だったから、フードロスのコーナーがあるのは不思議ではない……が! なんだか不思議なものを見たような気持ちになった。なぜなら、まったく見知らぬお菓子が山積みされていたからだ。なんだこれ? 全然知らんぞ。
そのお菓子というのが、こちら。
1つは「MILKA」と書かれたチョコクッキーっぽいヤツで、もう1つが……
わさび味のアーモンドっぽいヤツ。価格はMILKAの方が1袋350円で、わさび味の方が1缶600円だった。フードロス削減コーナーで1つ600円は高い気がしたが、サイズ的に結構大きいからまぁこんなもんかな?
っていうか……
メチャクチャ売れ残っとるな。
「残り物には福がある」という言葉を信じたいところだが、これだけ売れ残っていると不安にもなる。と同時に味が気になってきたので、2つとも買ってみた。
まずは比較的よくありそうな「MILKA」から。軽く調べたところヨーロッパでは割とポピュラーなブランドらしい。
裏面を見ると正式名称は「ミルカ ムー」というらしく、原産国はポーランド。
実物はいたって普通のチョコクッキーだった。
食べた印象としては、アルフォートの小麦感強めな感じ。
一方、わさび味の方は正式名称「わさび醤油味アーモンド」で、カリフォルニア産アーモンド100%使用とのこと。
なんとなくクセが強そうではあったが、実際に食べてみるとそこまでではない。普通のアーモンドではないものの、変化球としてはアリなのでは? わさびの香りもそこまで強くない。何よりしょっぱさが絶妙で、お酒が進みそう。
ただ、わさびの方は好みが分かれそうな味ではある。これはちょっと他の人の意見も聞いてみたい。ついでに、MILKAの方も味見してもらおうと思い、編集部で試食してみた。
で、編集部のオッサン7人、私入れて8人の意見を手っ取り早くまとめると……
■MILKA → アリ(8人)、イマイチ(0人)
■わさび → アリ(6人)、イマイチ(2人)
ご覧のように、MILKAはパーフェクト。わさびの方も75%はアリという判定だった。全般的にMILKAの方が人気だったが、P.K.サンジュンは「わさびの方が好き」と言っていたぞ。
記事的にはどちらかがクセ強だった方がオイシかったのかもしれない。ただ、現実は大体こんなもん。フードロス削減コーナーで山積みされている未知のお菓子でも、食べてみたら「意外と普通じゃん」となることがほとんどかと思う。
まぁ中には強烈なのがあるかもしれないが、それはそれで今まで知らなかったお菓子を味わえるという意味でオイシい。フードロス削減コーナーの前で購入を悩む方はご参考に!
参考リンク:東京都道路整備株式会社「新宿駅西口広場イベントコーナー」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼会場ではフードロス以外のお菓子も色々と売られていた。いつも開催されているわけではないから、見つけたらラッキー