いつか行こうと決めた場所には、Googleマップ上に「行ってみたい」のピンを立てている。情報源はテレビや雑誌、または友人との雑談だ。
んで、知らない土地を訪れた時にGoogleマップを開いて、近くにピン留めしている場所がないか確認する。先日も古書とカレーの街・東京の神保町を訪れた際にGoogleマップをチェックすると……一軒のカレー屋がヒットした。
しかしメモには「生姜焼き」と書いてある……ピンを立てた時の記憶はないが、気になったので行ってみた。
・ボーイズカレー
つまり「いつかここで生姜焼きを食べたい」と思ってピン留めしたのだろう。しょうが焼きが有名なカレー屋さんということだろうか。店名は「ボーイズカレー」だ。
Googleマップによると「1982年から続く人気店で、ポークカレーの他、付け合わせにナポリタンが添えられるしょうが焼きやハンバーグを出す」という。
・神保町駅からスグ
ナビの通りに進んでいくと(神保町駅A2出口から徒歩約1分)、ポップな看板が目印の老舗カレー店に到着した。
しかも……
窓ガラスに「しょうが焼きを食べて感動している女性の漫画」が貼ってある。どうやらグルメ漫画『忘却のサチコ』に同店が登場したらしい。やはり生姜焼きなのか……!
・メニュー
入店。カウンター席に座ってメニューを確認する。おすすめは「カレー付きハンバーグ」で……しょうが焼きは「日本一のしょうが焼き」なる番付表で大関に選ばれたという。どっちも食べてぇぇぇええ!
ってことで「カレー付きしょうが焼き(1100円)」を注文。ただやはり1番人気はしょうが焼きなのだろう。なぜならほぼ全員がしょうが焼きを頼んでいるからだ。そして待つこと2〜3分……
カレー付きしょうが焼きの登場である!
昔懐かしい雰囲気のしょうが焼きだ。ナポリタンとキャベツの千切りが添えられている。ってか、ナポリタンがただの脇役ではないオーラを放っている……いや、食べてみたらガチで美味しかった。ちょっと驚いてしまうほど。
そんな激ウマナポリタンを脇役にさせてしまうのが、しょうが焼きなのだ。歯切れが良く柔らかい豚肉には、しっかり焼き目が付いていて旨味が凝縮されている。
そんでもって、タレが濃いめでご飯が最高にススムのだ。ちなみにタレには蜂蜜を使っているらしい。蜂蜜を使うことで味に深みが増すのだとか。肉の厚さも味の濃さも好み。ヤミツキになる味だ。
そしてやっぱりカレーもうまい。昔懐かしい洋食カレーのような見た目だが、香辛料も効いていて後から爽やかな辛さが追いかけてきた。
食べ進めると、じわっと汗が出てくるレベル。なんだか元気になれるカレーだった。うまかったな〜。
・ピン留めのススメ
とにかく、マップ上にピン留めしておいたおかげで、いいお店にたどりついた。カレーの街・神保町のカレー店のしょうが焼き、皆さんもピン留めをして「しょうが焼き」とメモを残しておいてはどうだろうか。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 ボーイズカレー
住所 東京都千代田区神田神保町2-4
時間 11:00〜15:00
休日 土曜日・日曜日
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Googleマップ(iOS)