本日2024年3月8日にリリースされた「かつや」待望の新商品『ホル玉とロースカツの合い盛り』。

名前の通りロースカツに目玉焼き、そして牛ホルモン焼きが一緒になった何とも「かつや」らしい珍奇な一品であるが、そのメニューに対し「かつや」が謳(うた)っている宣伝文句がまさかの……


正統派──。


思わず正統派の意味を調べかけたが、熟考の末に私(あひるねこ)が辿り着いたのが以下の結論だった。俺たちの「かつや」、正統の意味を知らず……!

・かつや新商品

『ホル玉とロースカツの合い盛り』は丼が税込869円、定食が税込979円となっている。いつもの如くテイクアウトも可能だが、その場合は目玉焼きが温泉たまごに変更されるため あらかじめご留意いただきたい。


さて、こちらが私が注文した『ホル玉とロースカツの合い盛り丼』だ。内容云々の前にまず圧倒されるのが、映えや彩りといった視覚的要素を一切放棄したかのようなそのルックスである。


全身ユニクロどころか、全身ワークマンさえも辞さない徹底抗戦の構え。それもカジュアル寄りのワークマンプラスではない。ガチのワークマンである。ただの作業着やないか!

さすがに作業着のまま掲載するのは気が引けるので目玉焼きを割っておいた。これで良し。やはりトロッとした黄身はビジュアル面においても大正義であるが、ハッキリ言って今はそんなこたぁどうだっていい。



・主演:脂

そもそもこの『ホル玉とロースカツの合い盛り丼』の最大の特徴は、ただでさえ脂が強いロースカツに牛ホルモン焼きの脂を重ねるという、脂の二乗構造にある。

まさに脂の暴力。脂による支配。春の脂フェア好評開催中……!


「かつや」よ、俺たちは自転車のチェーンじゃないんだぞ。油(脂)を差せば何でも解決すると思うなよ。とは言え、やはりこの脂の旨みには抗いがたいものがあるのも事実だ。

ホルモン屋でお馴染みのシマチョウは、特製の味噌ダレで焼き上げられていて非常にご飯がすすむ味。ぶっちゃけ硬くて噛みきれない可能性も覚悟していたが、ホルモンとして十分合格のクオリティーと言えるのではないか。


事前に想像していた以上に脂の旨みを堪能できたように思う。まだ昼間だというのに、なんだかビールが欲しくなってしまったぞ。そうだ、ご飯よりもビールだ! ビールビール!!

ところが隣に横たわっていたのは、ご飯でもビールでもなくロースカツだった。いやお前、完全に入ってくる教室を間違えてるだろ。なんでホルモンとロースカツが相席してんだよ。脂過多の現行犯で連行されるわ!

・正統派とは

期間限定メニューの定番・チキンカツではなく、あえてロースカツを入れてくるあたり、どうにかして脂を摂取させたいという「かつや」の思惑を感じずにはいられない。先の「正統派」発言もそこに繋がるのだろうが……ではここで、正統の意味を改めて調べてみましょう。


・正しい系統・血筋。 嫡流。
・創始者の教え・学説・思想などを正しく受け継いでいること。
・その時代、その社会でもっとも妥当とされる思想や立場。



なるほど。主に3通りの意味があるようだが、残念ながらどの意味だったとしても意味が分からない。

ロースカツと牛ホルモン焼きを同じフィールドに配置して目玉焼きをかぶせる行為の、一体どこが正統だというのか? 頼む、誰か「かつや」に正統の本当の意味を教えてやってくれ……! このままだと日本語が死ぬ。


ただ、全体的な仕上がりはいつも通り安定の「かつや」と言ってよさそうだ。我々 “かつや者” がどんな味、どんな組み合わせを求めているかを「かつや」は熟知している。その点はやはり信頼に値するな。


が、しかし……!


生粋の “かつや者” として、ここに触れないワケにはいかない。ハッキリ言うぞ。今回の『ホル玉とロースカツの合い盛り丼』は、いくらなんでもホルモンの量が少なすぎる。

・喝

小ぶりな上に全部で5切れ程度では、見た目の印象としてもあまりに寂しいだろう。目玉焼きの代わりに何か別の揚げ物が入っていたら違う感想になっていたかもしれないが、「かつや」にしては圧倒的にボリューム不足であった。いつもは途中で苦しくなるのに……はっ!



その時、突如として ある考えが浮かんだ。もしかして、もしかしてだが「正統派」とは、組み合わせではなく量が「正統派」ということではないのか……!? これが時代的・社会的にもっとも妥当な量であると……。

だとしたら合点がいく。たしかに今日は完食しても胃がもたれなかった。ヤバイものを食っちまったという後悔もなかった。そうか、そういうことだったのか「かつや」……! 正統派とはそういう意味だったのかァァァァアアア!!


──以上が、「かつや」考察ガチ勢による見解である。おそらくそんな勢力はこの世に私一人しかいないと思われるが、今回はそのように結論付けることにしたい。次回の考察にもどうぞご期待ください。ではまた。

参考リンク:かつや
執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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