まじめに姿勢の悪さに悩んでいる。これまで数々の姿勢矯正ベルトなりをレビューしつつ実際に使用してきたが、根本的な解決には至っていない。
そんななか、AliExpress(アリエクスプレス)を眺めていると、スマホで有名なXiaomi(シャオミ)が「姿勢トレーニングデバイス」なるものを出しているというではないか。
私の購入時の価格は2422円(2024年2月22日現在は2387円)。たったこれだけの支出で姿勢の悪さが治るなら安いもの。
さっそく購入して使ってみた……のだが!
箱の中には本体とUSBケーブル。
本体はフニャフニャとしたシリコン製で、どのように使うのかというと──
このように首にかけて、
姿勢を良い状態にしながらスイッチONすると、その「良い姿勢」をデフォルト位置として記憶されるので、もしも姿勢が悪くなると──
\ブブブブブブブブ……/
──と、振動(バイブ)でお知らせしてくれるというわけ。
しかし、この基準がかなり厳しく、
\ブブブブブブブブ……/
このくらいでも振動する。
ためしに仕事をしてみたが、
\ブブブブブブブブ……/
少し前傾姿勢になっただけで振動。
かなりシャキンとしたまま仕事せねばならなくなる。
引き出しの中のモノを取ろうとしても……
\ブブブブブブブブ……/
この程度で振動する。
なので、またシャキンとせねばならない。
しかし、机の脇に置いたリュックの中のモノを取らざるを得ないときもある。
でも……
\ブブブブブブブブ……/
取りに行けない。
控えめに取ろうとしても
\ブブブブブブブブ……/
すみません。
てな具合で、なんだか身動き取れなくなるし、
ものすごく息苦しい。
ロボットみたいな気持ちになってくるし、
ついには動きが「能」みたいになってきた。
しかし仕事はせねばならない。
でもノってくると……
\ブブブブブブブブ……/
ついには発狂寸前にまで気持ちが追い込まれたので外すことにした。
なお、本体には数字がチカチカと表示されており、「これまで何回注意したか」がカウントされている。
チカチカ点滅しているので上手に撮影できなかったが、このときは3分以内なのに17回もカウントされていた。
たしかにこれを付け続けていたら、少し屈むのすら怖くなるので自然と姿勢は良くなるかもしれない。
ただし、動きは「能」みたいになるし、精神的にもかなりシンドイ。
もしもこの先も使い続けるかどうかを聞かれたら、私はこう答える。
「NO」と。
参考リンク:AliExpress「Xiaomi-Mijiaスマートポスチャコレクター,姿勢トレーニングデバイス,リアルタイム科学,バックモニタリング,大人」
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24