関東の広い範囲で大雪となり、道路は見事にカチカチに凍っていた。ニュース曰く、都内ではスリップ事故や転倒が相次いでいるという。たしかに歩いていると白線やマンホールの上、タイル張りの路面などがよく滑る。危ない。

これはケガをする前に何か対策をしておくべきだろう。ってことで、近所のダイソーに行き……「靴の滑り止めステッカー(紳士靴用)」を買ってみた。果たしてどれほど効果があるのだろうか。いざ凍結した路面へ。

・ダイソーの靴底修理材

言うまでもなく、同じ革靴を長年履き続けると底がすり減ってツルツルになるもの。もはや「滑るためのシューズ」と言えるほどすり減りまくった靴を履いて通勤している方も少なくないだろう。

そんな時には「滑り止めパッド」を使用するのが1つの手。凹凸のあるパッドを靴底に貼り付けることで、滑り止め効果を高めることができるそうだ。ダイソーには「靴底修理材」という商品が売っていたぞ。

裏面には「靴の滑り止めステッカー(紳士靴用)」と書いてある。しかし「本品は完全にすべりを防ぐものではありません」とも書いてあった。たぶん “完全に防ぐ” と言い切ってしまうと何かあった時に面倒なのだろう。



・使い方

さっそく貼ってみたい。まずは付属の紙やすりを使って靴底の凹凸をなくす。平らにした状態でステッカーをピタッと貼り付けるためだ。


んで、ステッカーの剥離紙(フィルム)をはがして……


靴底を拭いてからステッカーを圧着させる。接着剤が付いているとはいえ、ビタッと貼りつけておかないとズレてしまうので注意。とくに先端はしっかり目で。ま、流れはこんなところだ。



・滑るのか


雪の残る歩道を歩いてみる……「滑り止めスパイク」のような分かりやすい効果はないものの、たしかに滑らない。


グリップ力が上がった感覚はないのだが、足裏の感覚は長靴を履いている時に少しだけ近いかも。ゴム製のステッカーだからか。


ツルツル状態と比べたら歩きやすいしきっと安全だと思う。スパイクより手軽で安いのでオススメ。ただし “完全にすべりを防ぐ” わけではないので気をつけるべし。


一応、濡れている道をダッシュしても滑らなかった。良い子のみんなは真似はしないこと。



・転びにくい歩き方

ちなみに転びにくい歩き方を調べたところ「小さな歩幅で歩く」「靴の裏全体を路面につけて歩く」「ゆっくり歩く」などがいいらしい。危ない場所では意識した方が良い。

というわけで、いざという時のために「滑り止めステッカー」を買っておくのはアリ。凍った路面で転んでケガをしないように気をつけましょう。


参考リンク:ダイソー「靴の滑り止めステッカー(紳士靴用)」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.