2024年も「ジャンク! ジャンク! ジャンク!」 “ガッツリ系” チェーン店の最前線を行く、我らが「伝説のすた丼屋」から今月も新メニューが販売されたぞ!

新年一発目の新メニューは『豪快!すたみな厚切豚バラステーキ丼』シリーズだ。今月から新たに「すたみなメンチカツ」が乗ってくる、『メンチカツ合盛り』なるものが追加されたので、今回はこの『メンチカツ合盛り』を選択。

さらに「肉 × 揚げ物」という背徳コンビに「あのトッピング」を加えてみたところ……判明した「絶対にやっちゃいけない食べ方」も解説していこう。

・メンチカツの単品注文はできるのか?

『豪快!すたみな厚切豚バラステーキ丼』シリーズは、スタンダードな『豪快!すたみな厚切豚バラステーキ丼(税込1080円)』に加えて、いつものように『唐揚げ合盛り(税込1380円)』、『肉W盛り(税込1680円)』がある。


そこに今回、新たに『メンチカツ合盛り(税込1380円)』が追加され、計4種類に増えた。

通常、伝説のすた丼屋の新メニューは月初めから販売される。しかし1月の新メニューは年末年始もあるせいか、この『豪快!すたみな厚切豚バラステーキ丼』シリーズは9日からの販売となった。


さっそく店内に入り、券売機で注文する。



できれば『肉W盛り』に加えて、「すたみなメンチカツ」を単品で頼んで、さらに「飯増し(プラス180円)」という “ガッツリ高カロリー仕様” にしたかった。


しかしサイドメニューを見渡しても、「すたみなメンチカツ」は単品販売されていないようだ。


残念だが仕方ない。そのまま『豪快!すたみな厚切豚バラステーキ丼 メンチカツ合盛り』を購入した。


・いざ実食!

注文して席に着くと、目の前にデカデカと「掟」が掲げられている。

其の一 絶対、すた丼を喰うべし
其の弐 いつ何時も、すた丼を喰うべし
其の参 さすれども、時には…
其の四 飯は、一粒も残すべからず
其の五 味わいつつ、ぶっこむべし


座った席が初めての場所だったせいか、お店には何度も足を運んでいるにもかかわらず「掟」をジックリ読んだのは初めてかもしれない。創業者の理念が、ひしひしと伝わってくる。

ただし私は「其の一」と「其の弐」を守ることなく、ここ数ヶ月間期間限定メニューばかり食べている。



数分後、番号が呼ばれ『豪快!すたみな厚切豚バラステーキ丼 メンチカツ合盛り』が姿を現した。


通常サイズなので、いつもの異常なくらいの肉肉しさには及ばないものの、豚バラの見事な焼き加減と「黒ニンニク入り すたみなステーキソース」の香りが食欲をそそる。


ちなみに今回初めてラインナップに加わった「メンチカツ合盛り」だが、実は先月食べた『豪快! オールスターツリーすた丼』の中にも入っていたので、丼として食べるのは今回で2回目だ。


さて、まずは今回のメインである「厚切豚バラ」を箸で持ち上げてみる。


おぉ、これは食べごたえがありそうだ。さっそく「すたみなネギナムル」を乗せて口に運ぶと……

美味い!


チェーン店の豚丼とは思えないくらいのクオリティだと個人的に思った。厚切りの豚バラ肉だが、余裕で噛み切れるくらいの柔らかさ。「黒ニンニク入り すたみなステーキソース」の風味も、バッチリ豚バラ肉に合っている。



次に「すたみなメンチカツ」を食べてみる。箸で2つに割ってから、ガブっと一口。

うーーーん。


ハッキリ言って、このメニューとの相性は良く無いと感じた。そもそもメンチカツって、どんぶり飯と合うのだろうか? 

唐揚げなら「唐揚げ丼」があるくらいなので納得がいくが、「メンチカツ丼」というのはあまり聞いたことがない。やっぱりメンチカツは単品で食べるべきと思った次第だ。



あっという間に半分近く食べ終わったところで……


温玉を投入する。


「すたみなネギナムル」と一緒に絡めて口に運んでみると……

見事な味変!


「黒ニンニク入り すたみなステーキソース」に少し飽きてきた時にブチこむと、いい感じにマイルドになる。厚い豚バラの食感と卵のとろみがうまくマッチしていて、最初から投入してもいいと思ったくらいだ。



・絶対にやっちゃいけない食べ方


さらに食べ進めて、残すは3分の1。


そこで今まで頼んだことがない、トッピングを試してみようと思う。そのトッピングとは……

ガリバタ(税込150円)


「青ネギ+ガーリックフレーク+バター」という、究極の “ジャンク系味変トッピング” だ。これを残りのどんぶりの上にブチこむ!



果たしてどんな味なのか……

あれっ?


ハッキリ言おう。これは「無し」だ。いや、「ガリバタ」が合わないわけじゃない。問題だったのは投入したタイミング。

終盤になって温玉を入れたことから、全体的に冷めてきているにもかかわらず、このトッピングを入れてもバターが溶けない。そうなると、ほとんど溶けないバターをそのまま乗せて食べることになる。


これでは、せっかくの美味さが台無しだ。ただ「掟」にあった「其の四 飯は、一粒も残すべからず」に従って何とか完食。今月も丼の底の「掟」を拝むことができた。


──以上、新年1発目の新メニュー『豪快!すたみな厚切豚バラステーキ丼』は、文句なしの美味さだった。が、今回ひとつ勉強になったことがある。それは……


「ガリバタ」は最初から丼にブチこめ!


ということ。これを「掟」の「其の六」として、新たに加えてほしいと個人的に思った次第だ。

ちなみにこちらのメニューも、いつもの期間限定メニュー同様に一部店舗では取り扱っていないため、詳しくはホームページを確認してから訪問することをオススメする。

参考リンク:伝説のすた丼屋 
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.