今年も残すところ、あとわずか。街にはクリスマスツリーやイルミネーションが至るところに設置してあり、すっかりクリスマスムードだ。そして12月も「伝説のすた丼屋」から新メニュー『ハラミコンボすたみな焼肉丼(税込1180円)』が発表された。

ここ最近、毎月「伝説のすた丼屋」の新メニューを食レポしている私(耕平)は、2023年を締めくくるべく、当然のように店舗に足を運ぶ。しかし今月だけは、あえて新メニューをスルーした。その理由は、あの期間限定メニューが同時に販売されたからだった。

そのメニューとは『豪快! オールスターツリーすた丼(税込1990円)』! 「伝説のすた丼屋」で取り扱っている、あらゆる肉を中心とした食材を、モリモリにブチ込んでツリーに見立てた丼にしてしまう、超絶肉まみれの “背徳のツリー” と呼んでも差し支えない最狂のメニューだ。果たして、このツリーを制することはできるのか……?

・「伝説のすた丼屋」史上最狂

このモンスターメニューに挑むべく、今月も地元の千葉県にある「伝説のすた丼屋 京成船橋駅店」に足を運んだ。


店頭には、新メニューの『ハラミコンボすたみな焼肉丼』のタペストリーがデカデカと飾られているが……


肝心の『豪快! オールスターツリーすた丼』の写真が見当たらない。


「あれ? もしかしたらこの店舗で販売されていないのか?」と思ったが、よくよく見てみると……


あった!!


「豪快!」という商品名とは真逆で、ひっそりと期間限定メニューとして取り扱われているようだ。ただ「ニン肉リスマス」「クリぼっちだけに許される至福!」などのセンス全開のキャッチフレーズが狂い咲いている。

そのなかでも “標高約250mm” というメニュー紹介に入ってくること自体、疑問な紹介が “最狂” の名にふさわしい様相を呈している。


・背徳のツリー

さっそく店内に入り、券売機で注文。


待つこと10分。とうとう、あの “背徳のツリー” が姿をあらわした!


総重量1.2kg、標高約250mmの肉と白米だけで作られた、肉まみれのツリーだ。今年食レポした「伝説のすた丼屋」のメニューの中でも、ダントツなインパクト。


この店舗は、手元のある番号札の番号が読み上げられて、メニューを取りにいくスタイル。そしてこの “背徳のツリー” が姿をあらわした瞬間、店内がざわめき運んでいる最中の視線が凄かったことを付け加えておく。

「標高」という言葉が使われているとおり、これはツリーとよりも「山脈」だ。ツリーっぽさは、丼の中央に立っている星のスティックからしか感じられない。


丼の土台は「すたみな唐揚げ」「すたみなメンチカツ」の揚げ物で取り囲まれている。その上に「すた丼」に使われる「すたみな焼き肉」「牛バラローストビーフ」が、モリモリに乗っかっている。

まさに「オールスター」という商品名にふさわしいラインナップだ。


・いざ勝負!

いよいよ総重量1.2kg、標高約250mmの山脈を胃袋で崩しにかかるべく挑んでいく。まずは青ネギがたっぷり乗った「牛バラローストビーフ」を食べていく。


相変わらず美味いな……と思いながら、2枚目のローストビーフを箸につまむと、中からキムチが出てきた。


そのキムチを「すたみな焼き肉」と絡めて食べてみる。


ただ食べ進めるも、具の量が多すぎて全然白米にたどり着かず……今までいろんな丼メニューを食べてきたが、ここまでの具の量はなかなか経験したことがない。


その後、外堀を固めている揚げ物を平らげていって……


ようやく、白米にたどり着く。


ここから一気に食べ進めていって、気がついたら山脈の半分を崩していた。


さらに「すたみなメンチカツ」を口に運んで……


残り、3分の1。


ここで生卵を投入。


溶いた生卵をかけて……


一気に掻き込む!


そして、総重量1.2kgの “背徳のツリー” を制覇!!


──というわけで、2023年最後の「伝説のすた丼屋」でのバトルは見事に勝利することができた。そして今年食べたメニューの中で、1番の難敵だったことは間違いない。

ちなみに『豪快! オールスターツリーすた丼』の販売期間は25日まで。この1杯で「伝説のすた丼屋」のメニューが、ほぼ網羅されているといっても過言ではないので、興味がある人はチャレンジしてみてはいかがだろうか?

参考リンク:伝説のすた丼屋 
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.