栃木県塩谷郡高根沢町。のどかな田園風景の広がるエリアに超近未来的な駅があるらしい。その名もJR宝積寺(ほうしゃくじ)駅。地元民じゃなければ読めないだろう。2008年に国際的な鉄道デザインコンペティション「ブルネル賞」で建築部門推薦賞を受賞したそうだ。

先日、近くを通りかかったので実際に駅舎を見に行ってみたところ、マジでとんでもないことになっていた。一見するとどこにでもある普通の駅なのだが……とにかくご覧いただきたい。

・宝積寺駅

宇都宮駅から2駅、約10分の距離にある宝積寺駅。調べたところ、1899年(明治32年)に開業し、2008年に建築家の隈研吾氏のデザインによってリニューアルされたという。

隈研吾氏といえば、国立競技場や角川武蔵野ミュージアム、高輪ゲートウェイ駅などのデザインを担当したことで知られている。前置きはこのくらいにして、駅舎に近づいてみると……


マジかよ。



・マジかよ

さっきまでの田園風景が嘘みたいだ。外観はいたってシンプルだったが、階段の天井は木材が立体的に入り組んでいて超ダイナミック。まるで生きているようだ……。

幾何学模様をずっと見ていると、こちらに押し寄せてくるような迫力が生まれる。もっと簡単に言うと、超巨大なロボットに飲み込まれてしまうような感覚に陥ってしまう。田舎町とのギャップがハンパではない。

そんでもって、通路の天井も同じく木材で埋め尽くされている。合間から入る光によって表情を変えるのが面白い。歩く方向によって天井の雰囲気が変化するのだ。


せっかくなので入場券を購入。


やはりホームへと続く通路も階段も同じようにデザインされていた。ってか、何も知らずに宝積寺駅で降りたら衝撃を受けるだろう。


というのも、プラットホームもこれ以上ないくらい普通だからだ。のどかな田舎駅に到着したと思ったらド迫力な階段に飲み込まれることになる。ドッキリのような展開。



・駅前

ちなみに駅東口には、同じく隈研吾氏が設計したという「ちょっ蔵広場」がある。光と風が通り抜けるようなイメージなのだとか。路面は籾殻(もみがら)を使用した舗装をしている。

調べたところ、もともと駅周辺は線路によって東西が分断されていた(駅舎は西側のみ)ので、橋上駅舎にして東西の回遊性を高めたという。駅舎と駅周辺の大規模な再開発によって人の流れが活性化したってこと。勉強になりましたね。

というわけで、宝積寺駅を利用することがあれば迫力ある駅舎を楽しんでみてほしい。とくに建築に興味のある方はぜひ。


・今回ご紹介したスポットの詳細データ

名称 宝積寺駅
住所 栃木県塩谷郡高根沢町大字宝積寺

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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▼迫力がありました!

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