JR日暮里駅周辺は、古くから猫の多い街として知られている。とくに西口方面に位置する谷根千エリアは「ネコの街」と言われ、谷中銀座のイメージキャラクターも猫らしい。それゆえ、2020年4月にリニューアルされた西口の駅名は……にゃんと “猫文字” になっているのだ。

よく見ると、日暮里駅の「暮」に猫耳が付き「駅」には肉球と尻尾が付いている。ただ、案内看板等はないため、知らなければスルーしてしまうだろう。さらに同駅には「にゃっぽり」なるキャラクターがいて……改札内には3匹の「隠れにゃっぽり」がいるらしい。何だよそれ。

・にゃっぽり

「にゃっぽり」とは、2011年に同駅女性駅員さんの手描きにより誕生したキャラクター。生みの親である駅員さんが別駅に転勤した後もファンは増え続け、いつの間にか日暮里駅のシンボル的存在になっていたという。なんとも言えないユルい表情が人気で……


駅構内の案内ポスターや……


駅スタンプにも採用されている。


・隠れにゃっぽり

そして駅構内に潜んでいるのが……冒頭でお伝えした「隠れにゃっぽり」なのだ。どうやら2021年7月時点では3匹の「隠れにゃっぽり」が改札内のどこかにいるらしい。おそらく西口の猫文字同様、意識して探さなければ永遠に存在に気づくことはないだろう。

ホームや階段など危険な場所にはいないはず。というワケで、北改札口付近を重点的に調査してみたところ……


いた。

地面にうっすらと刻まれている「にゃっぽり」を発見。もし探す際は、タイルの色をヒントに探してみてほしい。見つけたら地味にテンションが上がるぞ。


・ヒントは北改札口付近

一方、くっきりとした姿で現れたのが……多くの方が確認するアレの死角に貼り付けられた「にゃっぽり」である。けっこう頑張って見つけたが、ゆるすぎる姿にビミョーに腹が立つ。

ちなみに、こいつがいるのは改札付近だ。通行人の邪魔にならないよう気をつけながら探してみてほしい。そんなところに隠れていたのかよ……! と驚くはずだ。


そして最後の1匹も……改札付近に隠れている。ま、こいつはたぶん1番見つけやすいだろう。

模様のある場所は改札内・外にあるが、改札内をじっくりチェックすればすぐに見つかるぞ。聞くところによると、3匹の中で最も新しいのがこいつとのこと。もしかすると、今後さらに「隠れにゃっぽり」が増えるのかもしれない。


・横浜にも猫だらけの駅があった

そういえば、横浜市営地下鉄ブルーライン「踊場駅」も猫だらけだった。猫好きの方は、きっとどちらの駅に行っても気分が上がるだろう。機会があれば、ぜひじっくりと駅自体を堪能してみてはいかがだろうか。にゃっぽり駅からは以上です。


・今回ご紹介したスポットの詳細

名称 日暮里駅
住所 東京都荒川区西日暮里2丁目

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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▼アチコチにいる「にゃっぽり」

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