グンゼといえばパンツである。私(佐藤)が子どもの頃は男の子はみんな、グンゼの白パンツをはいていた。グンゼといえばパンツ、いやパンツといえばグンゼである

ファストファッションの台頭により、昔ほどグンゼの商品を見なくなったが、とはいえ日本を支えるアパレルのトップブランドである。ちゃんと良い商品を作り続けている。

実は直営店に行くと、パンツ以外の商品も取り扱っており、国産ブランドならではの個性派商品も少なくない。たとえば紹介する「ちゃんちゃんこ」は古くから日本の被服を扱う老舗ならでは一品だ。

・グンゼのちゃんちゃんこ

ブランドの認知度に比べて、グンゼの実店舗はとても少ない。ドン・キホーテなどの大手量販店に商品を卸していて、ネット通販も充実しているので、数多く店舗を運営する必要がないのだろう。

ちなみに都内では、浅草ROX店と町田のグンゼアウトレットグランベリーパーク店。それから2023年11月17日にオープンしたコピス吉祥寺店の3店のみだ。


最近までたったの2店舗しか存在しなかったことに驚きだ。


このお店は現在オープニングセール期間中で、表示価格から最大30パーセント引き、セール品も対象でなおかつ他の割引との併用も可能だった。


実際、私は購入商品が3割引きで、なおかつアプリ登録で初回1割引の合わせ技で買い物できてしまったぞ。



購入したのはこちらのちゃんちゃんこ。通常販売価格6490円のところを、先に挙げた2つの割引適用で4089円だったのだ。


そもそもちゃんちゃんことは、綿入りの袖なし短衣である。還暦祝いで着る赤いアレだ。私が正式に着るのは、まだ10年早い。それはさておき、グンゼでは「chanchan&co」という商品名で、袖ありと袖なしをそれぞれ販売していた。

大は小を兼ねるってことで、袖ありを購入した次第である。着てみるとこんな感じ。ワンサイズで男女兼用。法被のようなゆったりとしたフォルムである。


裾にむけてやや広がっており、身体がスッポリと収まる。


着心地は大変軽い。強いて例えるなら、ナイロン製のジャンパーでも1枚羽織ったような感触だろうか。あまりの軽さに着ていることを忘れるんじゃないか? とさえ思える。

でもしっかり温かい。軽さゆえに心もとない気持ちになるけど、着ているうちになんともいえない安心感を覚える。体温をしっかり守ってくれている実感がわいてくるのだ。


個人的には、コレを着て原稿を書く姿が気に入っている。締め切りに追われる文豪になりきれるかもしれないぞ。


とにかく、100年を超える歴史を持つ日本のトップブランドだけある。良いモノを揃えているので、機会があれば、実店舗に足を運ぶことをオススメする。


・今回訪問した店舗の情報

店名 グンゼ コピス吉祥寺店
住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-5 A館2階
時間 10:00~21:00
定休日 なし(施設に準ずる)

参考リンク:PRTIMESグンゼ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24