数年前まで福岡県に住んでいた私は、関東に引っ越してきて “あること” に気がついた。人の多さや標準語についてではなく……日が暮れるのが早いことだ。「外がもう真っ暗だから19時くらいかな」と思ったら、まだ17時! なんてことがよくある。

太陽は西に沈むから、九州の方がギリギリまで明るい時間を過ごせるのかも。九州出身者の間では “あるある” かもしれないが、確認してみる価値はありそうだぞ。ってことで、実際に同じ日の同じ時間(2023年11月8日17時)の東京と福岡の明るさを比べてみることにした。

・関東は暗くなるのが早い?

もし関東の方が夜が来るのが早いなら、朝が来るのも早いのだろうか。ま、早起きはしたくないので検証は「」にする。

んで、そんなことは「日の出」と「日の入り」の時間を調べれば一発で分かってしまうところだが、関東と九州をつないで “リアルな明るさ” を確認するのが今回の検証である。

協力をしてもらうのは、休暇で福岡に里帰り中の原田記者。協力を依頼すると「たしかに僕も福岡に帰ってきて日の入りが遅いような気がしたんですよね」とのこと。やはり九州に行くと日の長さを実感できるようだ。


・11月上旬の17時(東京)

そんなこんなで17時。編集部のある新宿2丁目の様子を撮影したのがこちらの写真。

けっこう暗い。


もうほとんど夜である。今回は17時ちょうどに撮影をしたが、車は16時台からヘッドライトを点けていた。路地に入るとほぼ真っ暗。街灯も点灯している。



・11月上旬の17時(福岡)

つづいて、福岡県内の17時。ショッピングモールで買い物中の原田記者に撮影してもらった写真がこちら。

まだ余裕で明るい。


太陽が確認できるレベルで明るいとは……原田記者曰く「ヘッドライトを点けている車はほとんどいません」とのこと。うーむ、福岡うらやましいぞ!



・テレビ電話をしてみた

そんでもって、17時1分にテレビ電話をしてみた様子がこちらだ。

福岡が明るすぎてビビる。


クソッ、逆光がうらやましい。もはや同じ国とは思えないレベルだ。20分後(17時20分)にもう1度比べてみると……

東京はもう完全に夜だった。


分かってはいたが、やはり九州は明るい。東京は夜が来るのが早いというのは本当なので、九州出身者は上京するときに覚悟しておくこと。こっちはマジで夜がくるのが早いぞ。


参考リンク:国立天文台「各地のこよみ」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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