もっとも画数が多い漢字はビャンビャン麺の「ビャン」という字である……というのは、まあまあ知られた話である。あまりにも複雑すぎて、パソコンだとほとんど表示できないのだが。

とはいえ、実際にビャンビャン麺を食べたことがある人は少ないのではなかろうか。漢字もさることながら、その超幅広麺のビジュアルも衝撃的な料理なのである。

そんなレストランでもなかなかお目にかかれないビャンビャン麺をカルディがオリジナルで発売していたのだ……!

新旧含めて膨大な食料品が並ぶカルディ。珍しい商品ばかりが並ぶので「何か欲しいけど、いったい何を買えばいいのか分からない」状態になることもしばしば……。

というわけで、片っ端からカルディの製品を試してみよう……というのが本企画「気になるカルディ」である。

・カルディのビャンビャン麺(税込524円)

売り場でひときわ巨大なパッケージで売られている「ビャンビャン麺」。食べ物というよりはまるで木簡のようである。

えんじ色のパッケージに金色でビャンビャン麺と漢字で書かれている。「ビャン」は改めて見てもすごい漢字だ。それにしても、なんでこんな字を当てようと思ったのか。

カルディのビャンビャン麺は2食入りで税込み524円。

巨大な板ガムのような乾麺と、液体スープがセットになっている。



・さっそく調理する

用意したもの (1人前)は以下の通り。パッケージに書いてあるようにトッピングを用意した。

・ビャンビャン麺(麺とスープ)
・ひき肉 50gくらい
・ほうれん草 1株

まず、この巨大な麺を茹でるために、大きな鍋に2リットル以上の湯を沸かす必要がある。片手鍋しか持ってない人は要注意ビャン。

お湯が沸いたら、ビャンビャン麺を1枚ずつ入れて茹でていく。まとめて入れてしまうと麺同士がくっついてしまうらしいビャン。

ゆで時間はなんと10分〜11分。最初の方は麺がくっつかないように鍋を混ぜる必要があるビャンよ。

ビャンビャン麺を茹でている間に、トッピング用にほうれん草を茹でて、ひき肉を炒めておくビャン。

ふと、鍋を見ると茹でられたビャンビャン麺が乾麺のときよりめちゃくちゃデカくなっていて衝撃を受ける。まるで天女が羽衣を着て湯の中で舞い踊っているようだビャン。

茹で上がった麺をザルにあげるのだが……鍋を片手で持てないので、湯切りが大変だったビャン。

麺を付属のスープで和えて、

ひき肉&ほうれん草をトッピングしたら完成だビャン! 

ぶっちゃけ普通のラーメンより時間はかかるし、けっこう面倒くさいかもしれないが……できあがったビャンビャン麺はマジで本格的だビャン!

以前、セブンイレブンで売ってたビャンビャン麺よりも、麺が倍くらい太いビャン! SNSでビャンビャン麺を検索してみたけど、お店のものでもここまでの太さのものはなかなか無いビャンね。



・やや面倒だけどめっちゃ美味しいビャン!

早速食べてみると……。スープは汁なし担々麺みたいな風味で、練ゴマのクリーミーさと香ばしさがきいたピリ辛系。麻辣味だけど、そこまで辛味やシビ辛度は高くないビャンね。

麺がものすごく幅広なので、1枚ずつ食べていく感じになる。すするというよりは噛み切るような感じビャン。麺を折りたたんで食べるときもあったビャン。

それにしても、幅広麺のモチモチ感と、コクのあるピリ辛のタレがくせになる美味しさ。ゆで時間10分にしたけど、ほどよくコシが残っていて美味しい……。

これは文句なしに買いの一品だと思うビャン!! 新感覚の美味しさだから、ビャンビャン麺を食べたことがない人にもオススメ。

ただし、とにかく麺が太くて噛みごたえがあるので、普通のラーメンよりかなりお腹にたまるところは要注意だビャン!


【忖度ゼロ評価】
珍しい度 ★★★★☆
買い指数 ★★★★☆


参考リンク:カルディ
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.