極論かもしれないが、リンガーハット以外で皿うどんを食べたことがある……という人は(長崎県民以外は)そこまで多くないのではないか。
家で作るのも難しいし、その辺の外食でもメニューにあることが少ない皿うどん。
そんな皿うどんをなんとカルディがカップ麺にして売っていたのだ。それは長崎出身の私もビックリ、目からウロコであった。
新旧含めて膨大な食料品が並ぶカルディ。珍しい商品ばかりが並ぶので「何か欲しいけど、いったい何を買えばいいのか分からない」状態になることもしばしば……。
というわけで、片っ端からカルディの製品を試してみよう……というのが本企画「気になるカルディ」である。
・皿うどん 濃厚白湯カップ(140円)
そのカップ麺の「皿うどん」は、カップヌードルとかインスタントスープみたいな容器に入って売られていた。
パリパリの麺が売りの皿うどんをどうやってカップ麺に……? と私が疑問を感じたのは言うまでもない。
もし、麺の上からスープをかければパリパリの麺はしなしなになってしまう……。果たしてこの問題をどう解決するんだ、カルディよ……! 気分は一休さんの将軍様である。
・逆転の発想か
中に入っていたのは
・スープの粉
・皿うどんの麺
の2つ。
まず、皿うどんの麺を取り出して、カップの中にスープの粉だけ入れて、お湯を注ぐ。お湯の量がけっこう多いなあ。
ぐるぐるとかき混ぜるとだんだんスープにとろみがついてきて……かなりゆるめの皿うどんのあんみたいになった!
それは「あん」と「スープ」の中間くらいのちょうどよいとろみであった。
そこに、皿うどんの麺を崩しながら入れていくのだ!
なるほど、パリパリの麺を後入れするわけね! これは一本とられたね!
・皿うどんとスープの間
皿うどんとアツアツの鶏白湯スープをいっしょに口に運ぶ。
ほどよいとろみのスープがパリパリの麺に絡んで、想像以上に皿うどんっぽさが楽しめる。
鶏白湯のスープも美味しいし、とろみのおかげで体があったまる!
麺を一気に全部入れて、パリパリを楽しんでからの、スープにほぐれたシナシナ食感を楽しんでもいいと思う。
このパリパリからのシナシナの食感のコントラストもまた、皿うどんの魅力の一つだもんね。
スープっぽいから皿うどんよりはアッサリした仕上がりだけど、パリパリの麺のおかげでスープよりも食べ応えがあるという、小腹が減ったときにちょうどいい量であった。
これ、個人的にはかなりの発明インスタントだと思う。春雨スープとかパン入りのスープの次に、皿うどん風のスープ、流行らないかな……。
【忖度ゼロ評価】
珍しい度 ★★★★☆
買い指数 ★★★★☆