AliExpress(アリエクスプレス)で人気爆発中の格安スマートウォッチをゲットした。価格は送料込みで2493円。どれほど人気なのかと言うと、1万点以上の販売実績がありつつ評価は脅威の4.7。めちゃめちゃ売れていて満足度も高い。ずばりレジェンド商品なのだ!
口コミを見ればクオリティの高さは想像できるだろう。いくつか紹介すると「美しい時計」「時計はただの天の恵み」「100%購入をお勧めします!」「興奮しています!」などと褒めちぎられていた。果たして、実際のところはどうなのだろうか?
・アリエクスプレスで大人気のスマートウォッチ
箱には「SMART WATCH」と書いてある。一応説明しておくと、スマートウォッチとはスマホと連携させて便利に活用できる多機能な端末のこと。ざっくり言えば、時刻表示だけでなく、着信やメールの通知、電子マネー決済、血圧や心拍数なども計測できたりする。
箱の中にはスマートウォッチ本体、ベルト、充電ケーブル、説明書が入っていた。ちなみにカラー展開は、カーキ・ブラック・アーミーグリーンの3色。今回私が選んだのは「アーミーグリーン」である。
充電はマグネット式。ケーブルの端子をスマートウォッチ裏側の磁石上にピタッと置くと……
Charging(充電中)と表示される。
説明書は英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・中国語・日本語など10言語対応。スマートウォッチを充電している間に、専用アプリ(GloryFit)をダウンロードしておく。ついでに初期設定(性別・身長・体重・年齢などを入力)を終わらせておくと後で楽だ。
充電完了後、BluetoothをONにしてアプリ上で「スマートウォッチを検索」をタップ。デバイスを選んだら接続完了となる。
スマホと接続することで正しい時刻が自動取得されるようだ。そういえば、以前にAmazonで購入したリモートカメラ付きスマートウォッチは手動設定だった……アレはマジで一体何だったのだろうか。
・多機能
手首に巻いてみる……うむ、近未来的なデザインでかっこいい。2500円とは思えないビジュアルだ。少なくともオモチャ感はない。
壁紙(6種類)の変更も簡単。タッチパネルの感度も良好で操作に困ることはない。気分やTPOに合わせて使い分けることができる。
ひとまず心拍数や歩数管理などの情報が最も見やすい壁紙にしておいた。見やすいのが1番。
どうやら裏面のセンサーで心拍数や血圧、さらに酸素飽和度(SpO2)も測れるらしい。数値がどの程度正確かどうかは不明だが “常に測定している感” はある。
また音楽再生が可能で、
明日の天気も教えてくれる。
そして防水。商品ページによると「IP68防水」とのこと。調べたところ、最高水準の保護性能だそうだ。真偽は不明だが、シャワーを浴びるくらいなら全く問題なさそう。
ついでに言っておくと、ゲーセンでゲットしたスマートウォッチのように「アプリを起動するたびに怪しい広告が表示される」なんてことはない。
・5日間使ってみた
実際に月曜日から金曜日まで(5日間)使ってみた。バッテリー持ちは良いと思う。表示によると「残り約75%」とのこと。商品ページ曰く「大型バッテリーで12日間持つ」そうだ。嘘ではなさそう。
・うまく使いこなせなかった機能
結局うまく使いこなせなかったのは、スポーツモード。ランニング、サイクリングからテコンドー、アーチェリーまで約110種類も用意されている。どれも「運動時間」や「消費カロリー」などが記録されるっぽい。種目ごとに区別して記録をつけたい方向けなのだろうか。
それと「鳥が狭い隙間を飛んでいくゲーム」を何度かプレイしたのだが、あまりにも難しくて1度もゴールできなかった。いや、もしかしたらゴールはないのかもしれない。土管に少しでも触れると「Game over」と表示される。コンティニューできないのが腹立つ……クソッ!
・意外と良かった機能
逆に意外と良かったのは「呼吸する」というモード。1分間にわたって深呼吸の補助をしてくれる機能だ。息を吐くタイミングを画面だけでなくバイブレーションで教えてくれる。仕事の合間にやるとリラックスできて良い。
また今回は利用しなかったが、睡眠管理やメール通知などの機能もあり。電子マネー決済はできない。ま、それでもこれだけ多機能で2493円ならコスパ最高と結論付けて良さそうだ。
見た目も安っぽくないし普通に使える。機能的には間違いなくスマートウォッチなので、興味のある方はチェックしてみてはどうだろうか。忘年会の景品とかにいいかも。
参考リンク:AliExpress「アウトドア ミリタリー スマートウォッチ」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.