福岡でマシュマロと言えば、石村萬盛堂の「銘菓 鶴乃子(つるのこ)」だろう。博多で100年以上愛され続けている、歴史深いお菓子だ。

なかなか九州圏外で目にする機会は少ないように思うが、どうやらこの時期は県外でも手に入れることができるらしい。ハロウィン限定商品の「目玉マシュマロ」を、関西のセブンイレブンで発見したのだ。


・ぱっと見、石村萬盛堂っぽくない

石村萬盛堂の「銘菓 鶴乃子」は上記した通りマシュマロに区分されるが、中に入っている黄身餡の効果もあり、もっちりした饅頭のようだ。

公式サイトを見ると洋菓子でなく和菓子に分類されているので、その感覚は当たらずといえども遠からずだろう。

ファンが多く、あの「雪見だいふく」はこの鶴乃子に着想を得て生まれた商品であることは有名な話。しばらく前(2021年)に、コラボアイスを出していたことは記憶に新しい。

そんな石村萬盛堂のマシュマロを、つい先日(2023年10月頭)奈良県のセブンイレブンで見かけた。ぱっと見、石村萬盛堂商品であることはわからなかったが、販売元を見るとそうだったのだ。

何故わからなかったかというと、お馴染みの鶴のイラストパッケージではなかったからだ。思いきりHAPPY HALLOWEENと書かれた、この時期によく見る感じだったから。なお、商品名は「目玉マシュマロ」というらしい。

福岡出身者センサーが働かなければ気が付かなかったね、と心の中でドヤりながらもすぐさまレジに持って行く。金額は税込583円だ。



・チョコでデコレーションしよう

まさか石村萬盛堂のマシュマロを、福岡県外でこんなに気軽に手に入れることが出来るとは。セブンイレブンにおける販売エリアはいまいち定かでないので、最寄りの店舗に行くなどして確かめてほしい。

どうしてもほしいという方はネット販売もしているので、参考までに。さて、この「目玉マシュマロ」チョコペンが付いているようなので、デコレーションして遊びつつ食べられるもののようだ。

持ち帰り開封したところ、なるほど。形状がややセンシティブな気がしないではないが、それはまあ置いといて。


中央部分が盛り上がった、真っ白な丸いマシュマロが6個入っている。赤と黒のチョコペンが入っているので、思い思いにデコレーションできるという訳だ。


チョコペンをお湯で温め溶かし、赤地に黒丸なスタンダードな目玉を作成する。下駄を履いたどこかの少年の頭からニョキっと顔を出しそうなビジュアルである。


このお絵描きタイムが結構楽しく、それだけで満足度は高いが、もちろん味も良い。なんてったって、石村萬盛堂製なのだ。

割ると鶴乃子のように何か入っているのかなと思ったが、こちらは至ってシンプルなマシュマロのようで中身はなし。チョコを使うことが前提なので、確かに何も入っていないほうが良い気がする。


味や食感はお馴染みで、しっかりとした甘さともちーっとした食感を楽しむことが出来る。ふわふわ~じゃないところが、石村萬盛堂マシュマロらしくて最高だ。

そのまま食べても美味しいし、ドリンクなんかに浮かべても良い。温かい飲み物でもあれば、じわりとマシュマロが溶けていき砂糖代わりになるのでオススメだ。


ケーキやプリンなどに乗せるのもアリなので、ハロウィン用の何かを作る際に重宝することは確実。石村萬盛堂ファンは言うまでもなく、お家ハロウィンを盛り上げるアイテムをお探しのみなさんは要チェックです。

参考リンク:石村萬盛堂 目玉マシュマロ
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼石村萬盛堂のマシュマロだ! 

▼思い思いにデコレーションしよう