ペヤングソースやきそば」は、まるか食品の看板商品である。皆さん、ご存じの通りに「焼きそば」と言いながら焼いていない。焼かない焼きそば、それがこの商品の偽らざる事実である。

そんなペヤングについて、まるか食品が直々に推奨している食べ方がある。それはペヤングを焼いて作るというものだ! 焼かない焼きそばを焼くとウマくなるらしい!! ってことで、実際に焼きペヤングしてみた!

・焼かない焼きそばを焼く!

まるか食品の公式サイトを見ると、トップページの「食欲の秋」と題された項目に、問題の焼きペヤングについて書かれている。


おそらく行楽シーズン向けに、屋外でのBBQと一緒にペヤングを食べてほしいという考えのもと、この食べ方を勧めていると思われる。作り方はカンタンなので、実際に挑戦しよう。


ちなみに、正規品のパッケージの調理方法を改めて確認してみると「焼く」という文字は一切出てこない。やはりペヤングは焼かない焼きそばのはずなんだが。それを焼くとどうなってしまうのだろうか……。



・作ってみた

公式の作り方には、アルミプレートや鉄板で調理する方法が記されているが、あいにく我が家にそれらはないので、フライパンにホイルを敷いて対応することにした。

まずは「1.アルミプレートや鉄板に麺3分の1が隠れる水を入れ沸騰させる」とある。この水の量がちょっとわかりにくい。使う調理器具の大きさによって「麺の3分の1が隠れる水」の量が変わってしまうので、すこし多めに沸かしておくと良いだろう。


沸騰したら「2.かやくと麺を入れる」


次に「3.麺をほぐして水気がなくなるまで炒める」とある。もし最初に水を入れすぎていたら、ここで余分な水を捨ててしまおう。水が多すぎた場合、水気がなくなるまで時間がかかるので、余分な水は捨てちまえ!


いよいよ最後のプロセス、「4.ソースを絡めたら…追い炒め!(30秒ほど)」


麺にソースをしっかり絡めて、追い炒めでソースの香り立ちを良くするわけだな。めっちゃ芳ばしい~! 腹が鳴る!!


そうして完成です。秋の木漏れ日を浴びたペヤングは、高貴な雰囲気を醸している。まるで芸術作品のようだ。



で、実際に食べてみると、通常の作り方よりも麺はモチモチ! ソースの香味も強く、間違いなくグレードアップしている。だが、湯を注ぐだけよりも時間がかかるので、少々伸び気味かもなあ。麺硬めが好みの人には不向きかも


焼きペヤングといえば、2018年に「ペヤング専用ホットプレート(焼きペヤングメーカー)」が発表されたんだっけな。実際に使ってみたけど、今回の焼きペヤングは専用ホットプレートで作る味にかなり近かった。

とにかく1度試してほしい。普段とはひと味違ったペヤングが楽しめるはず。アレンジ次第でペヤングの可能性がさらに広がるかも!?


参考リンク:まるか食品
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24