私の中でのスーパー「まいばすけっと」は「カットねぎ屋」である。
ホームとしているスーパー(国籍ならぬ “スーパー籍”)は西友であり、楽天ポイントを貯めつつ24時間営業のSEIYUで主な食材を買っているのだが、ネギだけは「まいばす」を選ぶ。
その理由は、まいばすの「カット青ねぎ」が最強だからに他ならない。
・青ネギ愛好家なら、まいばす一択
まず大前提として、私は東京人だがネギは白ネギよりも青ネギの方が好きで、料理にもできるだけ青ネギを使いたいと思っている。味はもちろん、見栄え的にも最高だからだ。
ところが、関東におけるカットねぎは「白ネギ」が幅を利かせている。それゆえ白ネギが最も安い。ちなみに関西では青ネギが普通と耳にしたことがある。いつも羨ましく思っている。
それはさておき、東京のスーパー。青いネギも売っているが、小さい「こねぎ」のことが多く、ちょっと私の欲しいカットねぎとは違うのよね、となる。
そこで登場するのが、ほかでもない「まいばす」こと「まいばすけっと」なのである。
『イオン農場 カットねぎ』199円(税込214円)──。
選ぶ理由は単純。青ネギにしてはコスパ最強。それに尽きる。
なにせ、90gも入っているのに税抜199円なのである。
すぐ隣に鎮座している『こねぎカット』は24gで税抜99円。その横にある『白ねぎスライス』は50gで税抜99円。さらにその横にある『九条カットねぎ』は45gで税抜129円……。
念のため、税抜価格の1グラム単位で計算してみると、私の愛する『カットねぎ』はグラム2.21円。
一方、『こねぎカット』はグラム4.12円。
『白ねぎスライス』は白だけに最も安くグラム1.98円。
最後の『九条カットねぎ』は原産地が京都と本場なだけあってグラム2.86円。
となると最安は『白ねぎスライス』なのだが、私の希望は白ではなく青。
ホンネを言うと京都産の『九条カットねぎ』が欲しいけど、コスパ的には『イオン農場 カットねぎ(原産地:兵庫県)』でしょ! となるわけだ。
しかも!
先ほども書いたが「90g」も入っているのである。「ドーン!」ってくらいのボリューム。
これを、私は……
冷凍して使っているのだ──。(策士)
毎朝食べる納豆ごはんに入れるネギも、家そば放浪記で作るもりそばの薬味皿に入っているネギも、すべて、この冷凍した『イオン農場 カットねぎ』なのである。
冷凍しておけば、ドーンと大容量の90gも無駄なく使える。
ちょっとお味噌汁に薬味を入れてアクセント付けたいなァ……なんて時も、冷凍の『イオン農場 カットねぎ』をパラパラと入れたら即溶けして味噌汁水面に美しく浮かぶ。
こんなに便利で美味しくてシャキシャキしててコスパ最強のカット青ねぎ、西友はもちろん、他のスーパーでも見た事がない。
それゆえ、私の中でのスーパー「まいばすけっと」は「ネギ屋」なのである。
私のホーム(籍)は西友だが、ネギの時だけは “密航” するのだ。
もちろん少し後ろめたい気持ちもある。西友に対して。祖国を裏切っているような気持ちにもなる。しかし、まいばすの青ネギは本当にコスパ最強だし使いやすい──!
なので、どうか許して欲しい。ネギ以外は西友で買うので。
スーパーは、国である。
参考リンク:まいばすけっと公式サイト
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24