日本にいくつラーメン屋があるのか知らないが、これほどバカ野郎だらけの店は他にないだろう。もう、目につくものが大体バカ野郎。バカ野郎まみれ。

といっても、バカな客しかいないという意味ではない。そのラーメン屋は、メニューがことごとくバカ野郎なのだ。どういう意味かというと……

・バカ野郎オールスターズ

例を挙げよう。Uber Eatsを開いて、店の1番人気として表示されるメニューがこちら。



『バカ野郎ー!! らーめん』


で、2番人気は……



『バカ野郎ー!! Wチャーシューめん』


もちろん、3番人気も……



『バカ野郎ー!! 絶品まぜそば』


当然ながらご飯ものも……



『バカ野郎ー!! 特製チャーシュー丼』


ご覧のように、メニューのほぼ全てに「バカ野郎ー!!」がついているのである。


ちなみに、店の名前は……


らーめんバカ野郎ー!!


RAーMENNBAKAYAROUー!!


右を見てもバカ野郎。左を見てもバカ野郎。圧倒的なバカ野郎率を誇るバカ野郎なラーメン屋なのだ。

そんな店だから、メニューを眺めているうちにアントニオ猪木の姿が脳裏をよぎるのは避けられない。説明するまでもないだろうが、「バカ野郎!」と言えばアントニオ猪木、アントニオ猪木と言えば「バカ野郎!」である。


そして不思議なことに、何にしようかと悩んでいるうちに自分自身がアントニオ猪木になりきってしまうのだ。これは私の想像だが、同店を利用する人の8割はアゴを突き出しながら注文しているのではないか? それほど「バカ野郎!」の連打はインパクトが強い。



さて、私が実際に注文したのは2番人気だという『バカ野郎ー!! Wチャーシューめん』。通常1940円だが、今回は麺&野菜大盛り&背脂マシ&味玉トッピングで2700円だった。


麺&野菜大盛りで食べ切れるか不安だったにもかかわらず、「出る前に負けること考えるバカいるかよ」がフラッシュバックしてなぜか大盛りで注文してしまった。

この点を考えると、「らーめんバカ野郎ー!! RAーMENNBAKAYAROUー!!」は店名とメニュー名だけで人をバカ野郎にする効果があるのかもしれない。


まぁそれはそれとして、ラーメンのレビューといこう。実際に『バカ野郎―!! Wチャーシューめん』を開封してセットアップすると……


バカ野郎ー!!



なんだこのニンニクの量は!


デフォでこれかよ!



しかも、なんだこのチャーシュー!


分厚すぎるだろ! バカ野郎ー!!


っていうか、麺が大盛りってレベルじゃねえだろ!


普通のラーメン屋の2倍以上あるぞ!


ビビりすぎて写真撮り忘れたわ!


色々とバカ野郎ー!!



……というわけで、ニンニク臭い息で「バカ野郎! バカ野郎!!」と言いながら頬張ったのだが、味的にはいわゆる二郎系

個人的に二郎系はあまり得意ではないものの、バカ野郎のラーメンは最後まで美味しくいただけた。とがったネーミングの割に食べやすいぞ! バカ野郎ー!!

なお、Uber Eatsによるとお店は東京の中野区・弥生町にある。近くにお住まいで気になった方は、アプリを開いてチェックしてみてくれ! バカ野郎ー!!

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Uber Eats (iOS)


▼Uber Eatsで注文すると、スープは別添えだった。細やかかよ! バカ野郎ー!!

▼こちらはパクチートッピングの『バカ野郎ー!! らーめん(野菜大盛り)』。麺の量は普通で注文したのに、ボリュームがすごいぞ! バカ野郎ー!!

▼これ系のラーメン屋でよくあるように、背脂の量などを細かく注文できるぞ! バカ野郎ー!!

▼余談だが、スマホの通知もバカ野郎だらけになったぞ! バカ野郎ー!!