私(佐藤)は先日、人生で初めて茨城発祥のホームセンター「ジョイフル本田」を訪ねて衝撃を受けた。あまりのデカさに、正面玄関を入った瞬間に自分がどこにいるかわからなくなり、危うくパニックに陥りそうになったのである。あれはホームセンターではなく、城だ。モノを売ってるってレベルじゃねえ!

後日、そんな私を不憫(ふびん)に思ったのか、ジョイフル本田に詳しい男、P.K.サンジュンが「千葉店に行くといいぞ」と教えてくれた。その言葉を信じて、千葉店に行ってみると……そこは初心者にやさしい入門編的ジョイフルだった

・千葉店へ行け!

私が訪ねた千葉ニュータウン店はあまりにも広かった……。入ったはいいが建物の終わりが見えず、どこまでもどこまでも売り場が続いていた。歩き疲れて帰ったその日の夜、夢で「ジョイフル本田の無限回廊」を見たほどである。

なかば恐怖心を抱いてしまった私に、マスターサンジュンはこうアドバイスしてくれた。


サンジュン「パイセン、初訪問でいきなり超大型店はそりゃビビりますよ。まずは千葉店に行きなされ


ナニ!? まさか初心者向けの店舗があるのか? それを先に言わんかい! 力道山みたいな顔しやがって……。


改めて公式サイトを調べてみると、店舗の規模が3つに分類されていることがわかった。規模を表す単位は「東京ドーム」、そのことについてこう記載されている。


「店舗の敷地面積が東京ドーム何個分に相当するかを目安として掲載しています(46755平方メートルとして換算)」


その上で、東京ドーム1個分までの規模が「中型店」、1~2個分が「大型店」、2個以上が「超大型店」という扱いになっているようだ。

例外もあるようで、東京・瑞穂店と茨城荒川沖店はいずれもドーム2.2個分ながら、瑞穂店は超大型店、荒川沖店は大型店と記載されている。いずれにしても言えるのは、ドーム2個以上はもう全部ドデカい! と考えて差し支えない。

そしてサンジュンが勧める千葉店はドーム0.4個分だ。千葉ニュータウン店(3.6個分)の9分の1しかない! こりゃ攻略はカンタンなはず!!



・初心者向けのサイズ

ということで、やってきました、JR稲毛駅。ここからバスに乗って店舗へと向かいます。


京成バスに乗り換えて、揺られること約15分。無事に到着しました。「萩台入口」というバス亭を降りると、目の前が店舗だった。小さいねえ、一般的なホームセンターサイズだな


横っちょに「ペット & ガーデンエリア」があって、別棟に「リフォーム & エクステリア」のエリアがある。



中に入ると、天井低い! いや、千葉ニュータウン店がデカすぎたから、ここのすべてが小さく見えてしまう。しかしながら、このくらいが初心者ジョイフラーにやさしいサイズだ。


ちょっと歩くと、すぐに世界の果て(建物の端っこ)にたどり着いた。なんという安心感! 歩けど歩けど終わりの見えない超大型店とは大違い。いつでも外に出られる、その安心感たるや!


それでも品数は豊富だ。このお店に生鮮食料品や総菜・弁当はないけど、そのほかの生活雑貨や消耗品、工具や材料などは十分すぎるほどある。


小さいお店と侮るなかれ。ここにもあるぞ、カートで乗れるエスカレーター。これぞ、ジョイフルの象徴ともいえる店内設備。



それからここにも店内に宝くじ売り場があって、ここでもバンバン高額当選が出てる。貼り出されているものをザっと計算すると、約1900万円! すごいなジョイフル。宝くじはジョイフルで買った方が当たるのかも!?


また、このお店は作業着も充実していて、寅壱の商品がひと通り揃っている。手袋や靴下、作業靴に男性用下着もあり……。


さらには、猪木さんの闘魂タオルまであった! ボンバイエッ!!


そのほか個人的に「コレは!」と思ったのが、ドムドムハンバーガーグッズである。なぜここにこんなにドムドムのグッズが揃っているんだ!!


2021年の発売開始時に、オンラインで即日完売したドムドムのバックパック(税別9800円)も販売しているぞ。私はこれと同じものを現在使っている。容量がデカくてポケットも多いので、コレすごくいいんだよ!



というわけで、余裕を持って店内を探索することができた。最初に訪ねるジョイフル本田はこのくらいがいい。心から感謝しているぞ、マスターサンジュン


さて、次はどこのジョイフルに行こうかな……


参考リンク:ジョイフル本田
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24