この夏、紳士のたしなみを覚えようとゴルフを始めた。ちゃんとレッスンに通って先生から教わっているため、基礎を習得する目標としては2ヶ月。それからは自分の思い通りにボールを飛ばせたらいいなぁと理想を描いていた……時が私にもあった

こういうのも、なかなかどうしてゴルフというスポーツは難しい。2ヶ月が経った今、基礎練であるアイアン修行からまだ抜け出せていない自分がいるのだ。頭じゃ分かっているけど体がついていかないんだよなぁ……特に手首!!

・ゴルフの練習器具

ボールが右側にすっ飛んでいく──いわゆるスライスに私はずっと頭を悩ませている。「左手首でサンドバッグを殴る感じで! 手首をしっかりボールに向けて!」と先生から口酸っぱく言われるも、いざ体が動いてみるとボールは無情にも右へ。その負のループにハマって抜け出せない。

最近じゃ、もはや手首の向け方さえも疑心暗鬼で何が正解か分からなくなってきている。ただ、世の中スライスに悩んでいる人は多いのだろう。Amazonでゴルフの練習器具を検索してみると、それ系のものが結構ヒットする。しかも、大手メーカーの器具もあるではないか!


・ミズノのリストナビ

もしかしたら初心者の私でもこれらの器具を装着してみたら何か気づきが得られるかも。よし……やらないよりはやってみよう。ということで……

購入したのがミズノの「リストナビ 5MJM1405」である。値段は9月5日の時点で2136円。これで悪い癖が解消されるならば……これでスライスしなくなるならば……決して高い買い物じゃない。


・使ってみた結果

それでは実戦投入してみよう。装着はヒジョーに簡単で、指通し穴に左手の親指をかけてグルリと巻くだけ。こうすることで手の甲の部分がガチッと固定され、一定の範囲内でしか手首を動かせなくなる。つまり手首が折れていない状態を作ってくれるのだ。

初めての矯正器具を手に内心ドキドキしながら打ちっぱなしへやってきた私。とりあえず「リストナビ」を装着して何も考えずに打ってみたところ……



なんと……!!


スライス\(^o^)/


どうやらリストナビに頼りきりでアイアンを振ってもダメらしい。いつものスライスよりもマシなように感じたが、意識して打たないとアッサリ右へ飛んでしまった。しかし、驚いたのはここから。

リストナビを装着したまま練習することしばし。手首が折れていないままボールを打つことを意識しているうちに、ななな、なんと……!



うぉっ……!!!!


真っ直ぐ飛んでいる以上に弾道が明らかに上がっているのを実感する自分がいた。ボールが天井のネットに当たった(※2Fから打っています)から正確にどれくらい飛んだのかは分からないが、そもそも「天井コース」がこれまでの私にはない体験。いつもより飛距離が出ていると考えてもよさそうだ。

その後も「スパーン!」と弾道が上がって飛ぶのもしばしば。私のような初心者がちょっと意識してやっただけでも明らかに変わったポイントがあったのだ。上手な人ならば、もっと的確に自分の理想のフォームへと修正していけるのではないだろうか。たぶん。

なお、それから何度かリストナビを使って練習をしたのだが、最後はやっぱり意識と鍛錬が大事だと痛感した。私は他の部分がまだまだ下手くそなので、もう少し経験を積んでから積極的に使っていこうと考えている。今はあくまでも手首を向けるための練習。もっと初歩的なところを大事したい。


・ゴルフ歴12年が試着

以上が数回にわたって使ってみた感想だが、ゴルフ歴12年の砂子間記者に商品を触った感じを聞いてみた。

砂子間「実際に使ってみないと良し悪しは分からないですけど、手首がガチッと固定されるので矯正されている感があって興味ありますね。これまで自分でやってた手首の振りと変わってくるので自分も一度使ってみたいです。

もしかしたら新発見ってやつになるかもですね。これまでの自分のクセを見直すこともできそうですし。これでさらに真っ直ぐ飛ぶようなら面白いと思います」


──とのこと。なお、リストナビは悪いクセを直すだけじゃなく、飛距離に伸び悩んでいる人にもオススメらしい。ただし、ゴルフ規則に不適合なのでラウンド前やスイングの練習のときに使用するようにしよう。そこだけはご注意を。

参考リンク:Amazon
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼リストの中にはチェックプレート(ちょっと硬めの板みたいなの)が入ってる

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