近所のGEO(ゲオ)の生活雑貨コーナーがシャワーヘッドの戦場となっていた。節水シャワーヘッドがズラリと並んでいて、それぞれが「1日で2リットルペットボトル〇〇本分の節水」と節水率の高さを盛大にアピールしていたのだ!

やはり物価上昇が止まらない今、水道光熱費などの固定費を見直している方が増えているのかもしれない。

かくいう私も約半年前にゲオで購入した「節水率50%のシャワーヘッド」を使っているのだが、さらに節約できるシャワーヘッドもありそう。どれどれ……

・ゲオで買ったシャワーヘッド

節水率だけで言えば「1日で2リットルペットボトル154本分の節水(節水率65%)」の『美SAVE(セーブ)』が最強らしい。価格は1628円。ハンパない節水率を考慮したら買い替えてもいいかも。よく分からないが、2リットルペットボトル154本はヤバい。

よく見ると「4人家族が1日7分ずつ使用した場合(メーカー調べ)」と書いてあった。たしかに1人暮らしで「1日2リットルペットボトル154本分節水」だったら逆にプラスになるだろう。とにかく、いつもの半分以下の水量で体が洗えるってことだ。買うことにした。

中身はシャワーヘッド本体と変換アダプタが3種類。それと水漏れを防ぐOリング等が入っている。

シャワーヘッド本体の重量は約170グラム。パッケージによると、節水しながらしっかり洗えること以外に「美しい散水形状」「3種類のシャワーモード(ジェット・リフレッシュ・リラックス)」が特徴だという。

ちなみに節水シャワーヘッドといえば「散水板(水が出る面)」の穴が極細なのもポイント。つまり少量のお湯でも勢いよくシャワーできるのだ。



・使ってみた

取り付けは簡単。工具等は必要なく、シャワーヘッドをくるくると回すだけ。サイズが合わなかった場合は、付属の変換アダプタを使用することになる。いずれにせよ気軽に交換できるうえに節水効果も高いので「家計の見直しの第1歩」にちょうどいいかもしれない。


さっそく各モードを試してみよう。


まずは勢いある水流が素肌をほどよく刺激するジェットモード。全然「ほどよく」ではないレベルの水流。威力ありまくりである。3種類の中で最も洗浄力の高いモードだろう。


続いて、マイルドなタッチで優しく洗いあげるリラックスモード


注目なのは、網目状でお湯が出てくること。網目状シャワーは人生初……普通のシャワーとの違いは分からないが、なんとなくオシャレな感じがするので高評価。


そんで高圧(ジェット)・低圧(リラックス)を同時に楽しめるのがリフレッシュモード。パッケージには「おうちで手軽にスパ気分」と書いてあった……どの辺がスパなのだろうか。

とは言いつつも、3種類の中で最も使いやすいモードである。ほどよく優しくて、しっかりした浴び心地もあるから気に入った。



・その他の機能

また、持ち手に「STOPボタン」があるのでワンタッチで水を止められるぞ。

一方で、ボタンを回すと「ハード水流(節水率35%)」「ソフト水流(節水率65%)」の切り替えも可能だが、洗いながらハードとソフトを切り替えることはなさそう。ソフト水流にすると明らかに勢いが弱まるが、それなら蛇口をひねった方が早い

もしかしたら「節水率の高さをアピールするための機能」なのかも……とはいえ、トータル的には良い商品だった。家計の見直しを考えている方はシャワーヘッドの交換を検討してみてはどうだろうか。気分転換にもなるしオススメ。それではまた!


参考リンク:美セーブ
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.