前までは有線イヤホンを推してきた僕(アキル)だが、たしかに完全ワイヤレスイヤホンは良いな。ケーブルに邪魔されずに動き回れるし、スマホを机に置いたままでも音楽が聞けるし。そもそも最近のスマホはイヤホンジャックを廃止してきてるから、これからも使うであろう。

そんなAppleの完全ワイヤレスイヤホン「Airpods Pro(第1世代)」がなんとインドネシアのローカルオンラインショップで異常な価格で売られていた。うさんくせー、完全に偽物やないかい

……と思いつつポチってしまう自分がいた。どんぐらいのクオリティーなのか、どこまで再現できてるか知りたい。お手並み拝見といこうか

・偽だなんて

オンラインショップを物色してたら何故か異常な価格でAirpodsが売ってあったのを見つけてしまった。どれくらい異常かというと……

「Airpods Pro(第1世代)」が約1294円……なわけあるかーい、絶対偽物に決まっている。本物は2万5千円以上もするんだぞ??


「Airpods(第2世代)」「Airpods(第3世代)」も売ってあったよ。「Airpods(第2世代)」はなんとたったの約1006円、モノホンは2万弱ぐらいするぞ。

で、何故か「Airpods(第3世代)」だけ売り切れてた。Proの方はまだあるのになぜだ? 位置的にProのあとだからこっちの方が高性能だと思ったんだろう。


商品の説明はこんな感じ。翻訳すると「最新のチップセットで製造」「全機能搭載」「遅延なし音声」などなど本物にありそうな機能をリストしてる。でも頑なに「偽」だって教えてくれない、ずるいぞ。


レビューは結構好評でたくさん来てる。レビュー写真を見ると……

完全に偽物である。本物はこんなに雑じゃないはず。まぁまぁ、ポチったんだし、お手並み拝見といこうか。



・例のブツ

4日が経ってやっと例のブツが来たぞ、意外と重いな


箱の方はめっちゃくちゃよく作られてるな。全体的によく作られていて強度も高い。


そんでアップルロゴ


ラップを剥がして箱を開くと「Designed by Apple in California」がこんにちは。


中には説明書なり保証書なりが入ってる。Appleの商品といえば、いつもりんごのステッカーがついてきたりするんだけどこれは無いな。偽物だからか?


付属品としてこれと充電ケーブル。どれもクオリティー高そうだ。


そんで今回のゲストスターであるAirpods Pro(第1世代)、ラップできれいに包まれてる。


これね、結構重量感があってめっちゃしっかりしてる作りになってんの。本物は持ったこと無いけど、多分本物もこんぐらい?


蓋とイヤホンのマグネットが結構強くて、適当に振っても落ちないし蓋も急に閉じたりしない。


Airpods Proの第1世代だからケースにはストラップホールもスピーカーも無い。付属の充電ケーブルでもちゃんと充電できたよ。ワイヤレス充電は試してないけど。


イヤホンもちゃんとしてて、外見はものすごく丁寧に作られているように感じる。こまかーく見ると荒さが見えるんだけど、パッと見だと本当によく出来てる。


ちなみにオーナーに本物か偽物かを聞くと「1:1」とのこと。マジなのか?


・お手並み拝見

さて、今度はお手並み拝見といこう。今回はこの「【偽】Airpods Pro」と自分が前に紹介した「Moondrop Nekocake」を比べることに。1000円台の物を6000円台と比べるのは少し可愛そうだが、Airpods Proと名乗ったからには(少しは)期待するぞ。


2選手とも準備万全(自分のスマホが2デバイス同時接続可能だってことを初めて知った瞬間である)。「【偽】Airpods Pro」は僕が設定で「Fakepods Pro」に名前を変えたよ、初接続時の名前はもちろん「Airpods Pro」。


んで、結果だけ言うと、まじこの「【偽】Airpods Pro」に驚いた。音はきれいでよく聞こえるし、重音もバンバン出してくれる。てか自分の「Moondrop Nekocake」より重音をバンバン出してくれてる

ただ、高い音になると少し抑え気味になるっていうか、ベースに少し負けてるっていうか、全体的にやはり僕の「Moondrop Nekocake」の方が聞こえが良い。

ただ、僕にとっちゃお値段以上の音質を出してくれてる。音の出し方も荒くなくてめっちゃ気持ちよく出してくれてる。最高やん(使わんけど)

・機能(笑)

続いて、本物のAirpods Proと同じ機能を持ってるかちょっと見てみよう。

棒の部分の凹んだところをタッチすると音楽の操作などができる。ただ、この操作は本物のやつと違って押しこむんじゃなくてタッチする。タッチ部分を上や下にスワイプしてやる音量操作は残念ながらできない。


本物と同じく、外すと音楽が自動的に止まる機能がある。これは正直便利だな〜と思ったよ。耳につけると「ボワーン」と音が出て音楽が再生する。ここはちゃんと再現するんだな。


ノイキャンはあるにはある……が、オフにできない。接続された瞬間に起動するようで、長押ししたり、iPhoneで操作しても全然切れない。ちなみにノイキャンは結構効いてる。音楽を流すと僕の「Moondrop Nekocake」ぐらいのノイキャンの性能を出してくれてる。てか、キーボードの音が聞こえない(音量50%)


適応型外部音取り込み機能……は無いかな、そもそもモードの切り替えができないからね(笑)。空間オーディオ機能はもちろん無い、どう頭振っても全然違いがわからん(Spotifyだからかな?)

本物のAirpodsみたく、iPhoneに接続すると接続ウインドウが出てくる。流石だな〜


・まとめ

箱も本体も作りが良いし、音質は良(ハオ)、本物と混ぜたら多分どっちがどっちかわからなくなるぐらい、クオリティーはお値段以上。この値段でこのクオリティーってマジ?

とも思ったが、偽物はどこにどんな落とし穴が潜んでいるか分からない。絶対に頑張って貯金して本物を買ったほうが良い。いずれにせよ、変に安い商品があったらまずは疑ってかかるべきなのだ。

意外な結果にはなったが、とにかくそんな感じ。Sampai Jumpa Lagi!!

イラスト・執筆:アキル
Photo:RocketNews24