
「焼肉きんぐ」を運営する物語コーポレーションは、ラーメン業態の「丸源ラーメン」も運営している。ブランドとしては焼肉きんぐの方が有名かもしれないが、実は丸源ラーメンの方が先に誕生していたのだ。
その丸源に私(佐藤)は1度も行ったことがない。だって、近くに店がないんだもの。都心部にも作ってくれ~。たまたま先日、店の前を通りがかったので初めて利用したら、なるほど! 人気の理由がわかった気がする。
私と同じように、いずれ丸源デビューを果たすつもりの人は「デビューセット」に気を付けて頂きたい。
・昨年オープンの店
丸源を訪ねることになったのは偶然だ。その日は板橋区にある和食さとのグループブランド「得得うどん 板橋西台店」を訪ねるつもりだったが、あいにく定休日に来てしまったらしい。定休日を確認せずに現地にたどり着くことはよくある……。出直しだ。
ちなみにこの辺は以前も来たことがある。最寄のファミマにあるアマゾンの宅配ボックスの名前がクセ強で……。
「うめぼし」という。この件については、2020年7月の記事でお伝えしているので、そちらをご覧頂きたい。
・丸源デビュー
さて、前フリが長くなった。本題に入ろう。この同じ通りに丸源ラーメン高島平店がある。丸源にはいつか来たいと思っていたが、まさかここにもお店があったとは。2022年6月にオープンしたお店なので、私が宅配ボックスを取材した時にはまだなかったわけだ。
開店1年のこのお店、大変繁盛している。お昼時はほぼ満席。入店待ちこそなかったが、客の出入りがとても激しい。
私にとって初の丸源、つまりデビュー戦である。まずは何をどう食べるべきか。メニューをじっくり拝見するとしよう。
熟成醤油ラーメンが売りの店だということは知っていた。多分、そんなに種類はないのだろうと踏んでいたのだが、ラーメンメニューだけでめっちゃある! 肉そばが6種(つけ麺含む)、熟成醤油とんこつと熟成醤油ラーメンがそれぞれ3種。担々麺・塩・味噌がそれぞれ2種ずつで、計18種類もあった。
そのほかサイドメニューに……。
ラーメンにサイドをつけた得セット。
それから夏季の限定メニューが冷麺とつけ麺。
選べん……、デビュー戦にふさわしいメニューが何なのかわからん。
……と、メニューを見ていると私のような初心者にちょうどいいネーミングのものがあった! 肉そばデビューセット!! これがいい、これにしよう!
あ、お子様メニューだった……。「今日から大人の仲間入り!!」、とても聞き心地の良い言葉ではあるが、注文は小学生までだったか。私も早く大人の仲間入りがしたかったのに、チキショー……。白髪が生えてもいつまでも子どもじみたマネをしてしまう自分に、今日こそ終止符を打てると思ったんだが、諦めよう……。
ってことなので、初訪問でもデビューセットは頼まないように。君が小学生以下なら全然OKだぞ!
・チャーハンとスープのインパクト
で、注文したのは野菜肉そば(税別830円)のチャーハン餃子セット(+税別390円)である。タブレット端末で注文したら、速攻でチャーハンが出てきた。速い!
チャーハンを持ってくるとスタッフは「玉子(卵液)を鉄板に流しますので、固まる前にスプーンでご飯と一緒によくかき混ぜてください」という。
え? 今!? ちょっと待って心の準備が……と、戸惑っている間にジャー!
やべえ、混ぜないと! 急いで混ぜないと!! なんか知らんけど、ヤバいことになるんじゃないの? 急げ!
ふ~、多分間に合ったと思う。放っておくと焦げつくのかもね。カリカリになったら、それはそれで美味そうだけど、カリカリでなくてもパラパラチャーハンと半熟玉子のフワフワ食感が相まって美味い。ささやかな演出ではあるけど、自分で仕上げた満足感はデカいね。ただ混ぜるだけでも楽しい。
玉子を混ぜている間にラーメンと餃子が来て、注文品がそろった。
ラーメンはスープが器ギリギリまで入っている。見た目に特に変わった要素はほぼなく、ごく一般的なラーメンのようだが……。
まずはスプーンをすすってみると、結構味が濃いんだな。醤油のコクが深いのは良いんだけど、加齢で油分に抵抗がある身からするとやや脂っぽく感じてしまう。ちょっとしんどいかな……。
と、思ったのだが、そういえばスタッフが「もみじおろしを溶いてお召し上がりください」と言ってたのを思い出した。言われた通り混ぜてから改めてスープを飲むと、全然良くなったぞ! 油分が適度に中和されて、味がギュッと締まったように感じられる。
なるほどね、これもまた食べる時の演出のひとつなんだな。
麺は細麺で存在感が控え目、あくまでもスープが主役といったところだろうか。ちなみに+税別150円で替え玉も可能。替え玉が前提でスープをギリギリまで注いでいるのかも。
餃子は可もなく不可もなくといったところ。「餃子の王将」や「大阪王将」、「日高屋」や「ぎょうざの満洲」などのブランドと比べると、特徴がないかも。
やはりここはあくまで、熟成醤油のスープを使ったラーメン・肉そばを売りにしていると考えて良さそうだ。
・総評
利用した率直な感想は、「また行きたい」だ。食べた後でも思い出せるくらい、スープの味が印象に残っている。あのスープはどこかしらクセになる味だった。定期的に摂取したい類の中毒性がある。
それからスタッフのモチベーションの高さも好印象だった。活気のあるお店は、それだけで人を惹き付けるものがある。行って気持ちがいい店は、おのずから記憶に残るものなのだろう。
・今回訪問した店舗の情報
店名 丸源ラーメン 高島平店
住所 東京都板橋区高島平1丁目13-6
時間 10:30~翌1:00 (L.O.0:30)
佐藤英典





















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