大ヒットを記録している映画『THE FIRST SLAM DUNK』の新たな入場者特典(THANKSプレゼント)が、2023年2月1日より全国の劇場にて配布されている。1月の「安西先生タプタプステッカー」に続く第4弾である。

実は私(あひるねこ)はこういった特典にあまり興味がなく、今回も入場時に受け取って初めて内容を知ったのだが、そこに描かれていたイラストがあまりに想定外すぎて思わず二度見してしまったぞ。マ、マジかよこれ……逆に熱いな。

・映画スラムダンクの新特典

ここ最近、特にアニメ映画だと必ずと言っていいほど用意されている入場者特典。先月の「安西先生タプタプステッカー」は、桜木に顎をタプタプされる安西先生が5パターンも描かれているという神アイテムだった。

続く2月の特典は果たしてどんな内容になっているのか? 劇場の入口で手渡されたポストカードを見てみると、そこに描かれていたのは……


なんと湘北の控えメンバーたち!

・まさかのチョイス

驚くことに宮城も、桜木も、三井も、流川も、赤木もいないのだ。そう来ましたか井上先生……! この絵は原作・脚本・監督の井上雄彦先生が自身のSNSに投稿していたもので、湘北のベンチメンバーが1年から3年まで勢揃いしている。みんないい表情だぞ!

ただ、中には「これ誰だっけ?」という選手がチラホラいることも事実。あなたは彼ら全員の名前を即答できるだろうか? そこで今から順番にイラストをお見せしていきます。皆さんは選手たちの名前を苗字だけで結構ですのでお答えください。

ちなみに、ここから先は映画(原作含む)のネタバレがありますのでご注意ください。


ではまずこちらから。


正解:木暮(3年・5番)
「メガネ君」こと木暮が分からない人は、おそらくスラムダンクを1ページも読んでいないと思われる。陵南戦での3ポイントは作中屈指の名シーンだろう。たしかに地味な選手ではあるが、あいつも3年間がんばってきた男なんだ。侮ってはいけない。


では続く第2問。


正解:安田(2年・6番)
木暮同様、超サービス問題である。というかみんなヤスをナメすぎだ。もしヤスがいなかったら湘北は豊玉戦で敗退していた可能性もゼロではないワケで、そうなると必然的に山王戦が消滅し、『THE FIRST SLAM DUNK』が作られることもなかった。つまりスラムダンクのキーマンはヤス。


続いてまだまだ簡単な第3問。


正解:角田(2年・9番)
みんな覚えていないかもしれないが、地味にカクは山王戦に出場している(原作)。鼻血が出た桜木の代わりにコートに入ったのだ。しかしトーテムポールこと野辺を前に手も足も出ず、「桜木は すごいのとやってるよ……」という名言と共にベンチに下がったのだった。でも後輩の桜木を素直に認められるカクだってすごいぞ。


ではこれは分かるかな? 第4問。


正解:潮崎(2年・8番)
ヤス、カクと比べるとあまり目立った出番がないシオ。試合シーンは最初の陵南戦と、あとは三浦台戦くらいではないか。でもだぶんいいヤツ。個人的には翔陽の高野と少し顔が似ているような気もしないでもない。


ここからちょいムズ第5問。


正解:石井(1年・12番)
ああ、アイツね! 山王戦で「ぐひっ……ぐひん〜~っ」って泣いてたメガネの坊主ね!! 名前は分からんけど! というランキングがあったらブッチギリで1位の石井。関係ないけど、桜木の手にリバウンドのボールが吸い付くよう念を込めるシーンは映画でもめっちゃよかった。


さあ鬼門の第6問。


正解:桑田(1年・15番)
このあと登場するもうひとりの1年生と、たまにどっちがどっちか分からなくなるのがこの桑田だ。「誰だっけ?」と思った人。陵南戦で三井にポカリを買ってきた1年と言えばピンとくるだろうか。実は隠れイケメンなので、あと1~2年後に覚醒して藤真みたいになる可能性もなきにしもあらず。


そしていよいよ最終第7問!


正解:佐々岡(1年・13番)
いや、マジで誰やねんと思った人も多いのではないか。おそらく湘北全メンバーの中でもっとも影が薄い男である。見せ場と言えば、陵南との練習試合で桜木にユニフォームを剥ぎ取られたシーンくらいだろう(果たしてそれは見せ場なのか)。

以上! すべて即答できたら、あなたは立派なスラムダンクマニアである。おめでとう! きっとセリフもほぼ暗記しているに違いない。そういう人たちと一緒に『THE FIRST SLAM DUNK』を見に行き、そのあと飲みながら延々とスラムダンクの話をしたくありませんか? 私はしたいです。

・全員で掴んだ勝利

映画の主役はもちろん宮城を中心とする湘北のスタメン5人だが、彼らベンチメンバーたちの存在なくして山王戦の勝利はあり得なかったし、ここまで素晴らしい作品にもなり得なかったはず。公式サイトにも書かれているように「支える人がいてチームはチームになれる」のだ。

最初はかなり予想外な人選で驚いたが、そういう意味でも、ずっと手元に置いておきたいポストカードである。次に映画を見る時は彼らの活躍にもっともっと注目しようと思います。全国50万枚限定とのことなので、欲しい人はお早めに。

参考リンク:THE FIRST SLAM DUNK
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼ちなみに、実は私は今回が初鑑賞でした。泣きました。