ジャンボ! 久しぶりのポテト通信だ。というのも、愛車でケニア・ナイロビの「エンタープライズロード(enterprise road)」を流していたら、ポテト屋さんを発見したんだ。

お店の名前は『ニュンバニ ディッシーズ(nyumbani dishes)』。店先にホットショーケースが出ていたので、すぐにポテト屋さんとわかった。

ただ不安なのは、ここがカヤバスラム(kayaba ghetto)のすぐ近く……というか、ほぼゲットー内にあるということ。お店の前に立つと、すっごく臭い。それもそのはず……

店のすぐ前に排水溝があるからだ。そこらじゅう、ハエだらけ。でも、もしかしたらウマいポテトが出てくるかも……と、勇気を出して入店してみた。


女将は「ポテトかい? ウチには50kes(約52円)と100kes(約104円)のポテトがあるよ」と言った。そのほかには、ウガリや、ライス、チャパティなども売っているもよう。

少し期待が持てることも言っていた。「ウチは注文が入った時にしか作らないから。作り置きは、まずくなるからね」と。なるほど、ホットショーケースが空だったのは、そのためか。

50kesのポテトを注文すると、イモを揚げ始めた女将。その間、いろんな話をしてくれた。


店内で食べない方がいいよ。だって、わかると思うけど、臭いでしょ?(笑)」とか、「お客はみんな貧しい人たち。ストリートボーイ(ホームレス)も多いね〜」など、あっけらかんと話してくれたのが印象的。


その間、ふとテーブルの上に置かれたミネラルウォーター(誰でも飲める飲料水)を見ると、ゴミが浮いていた。その水を、1人のお客が何の疑いもなくゴクゴクと飲んでいた。オレはそれを少し恐怖に感じた。


そしてやってきたポテトの味は……


オレの顔を見て判断してほしい。



ポテトを食べ終えてから2時間ほどして、オレの胃の中はガス(屁)でいっぱいになり、グゥグゥと異音が鳴って、スッキリしない感じになった。帰宅後は、夜中に4回ほどトイレへ。完全なる下痢。2023年初の腹壊しだ。

いつも「もしかしたら」という奇跡を期待して安ポテトも攻めてるけど、ほとんどの場合は失敗に終わる。逆に高いポテトは、たいていウマい。なかなか「安くてウマいポテト」に巡り合うのは難しいんだよね……。クワヘリ。


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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