ジャンボ。ポテト評論家のチャオスだよ。今回オレが行ってみたのは、ミドルクラス(中流階級)向けのポテト屋さん。オシャレなエリアのオシャレな建物の3階に、そのお店はあった。

入り口には料理に使う大きなガスボンベが2つ。しかし店内はとても綺麗だった。また、スタッフも実に清潔だったけど、マスクは着用していなかった。

メニューを持ってくるウエイター。私は「ポテト1皿」と静かにオーダー。すると……


ウエイター「お客様。当店は、注文をいただいてからポテトを作り始めますので30分ほどかかりますが、それでもポテトにしますか?


一体どうしてポテトごときに30分もかかるのか謎であるし、もしかしたらイモを買うところから始める可能性すらあるけども、そもそもここにきた目的はポテトなので「ああ、いいですよ」とオレは答えた。


そして本当に30分後……


ウエイターがポテトを持ってきた。それはとてもいい匂いがした。オレはそれにトマケチャ(トマトケチャップ)とチリソー(チリソース)をぶっかけたうえ、ついでにミルクティーも注文した。寒かったからだ。


んで、いざ実食……してみたのだが、美味くない。ポテト1皿150ks(約150円)、ミルクティー1杯50kes(約50円)もするのに、まったくポテトが美味くないのだ。


具体的に言えば味がしない。一体どうして30分もかけてこんな気の抜けたポテトになるのか謎。30分かけて味を抜いたのでは? とさえ思う。オレは「なんだかなぁ」と思いながら、味のしないポテトを食べ続けた。いや、口に入れ、ミルクティーで流し込んだ。


店を出てから3時間後。オレの腹は屁でいっぱいになった。グーグー鳴ったりもしているが、トイレに行っても実は出ない。どうやら下痢ではなかったもよう。そして、やがて、屁は止まった。危なかった……。

あわせて200kes(約200円)も出してこの仕打ち。高けりゃ美味いというわけでもないし、高けりゃ安全というわけでもない。まったくポテトというものは摩訶不思議。そこに法則なんて存在しない。

当たるか外れるか、まさに賭け。だからこそポテト探訪は面白い。オレはポテト依存症というよりかは、ギャンブル依存症になっているのかもしれない。クワヘリ!


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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