「甘いハンバーガーが東京駅で売られているらしいよ」

──と、先日妻から聞いた。いかにもありそうな話だと思いながら「ハンバーガー 甘い 東京駅」でググると、確かにある。おぉ〜! 画像を見る限り美味そうだ。これは実際に食べてみたい。

という気持ちになったので、さっそく翌日買いに行ったら……「思ってたのと全然違う」となった。ただ、結果的にある種の教訓を得たような気がするので、以下で紹介したい。

誤解なきように言っておくと、「思ってたのと違う」と言っても味がマズかったわけではない。むしろ、文句なしに美味しかった。個人的には どストライクで、リピしようと思ったほど。

では、一体どのあたりが誤算だったのかというと……その「誤解ポイント」に触れる前に、まず私が掴んでいた情報から説明しよう。

「ハンバーガー 甘い 東京駅」でググった私がたどり着いたのは、東京駅の商業施設「グランスタ」のページだった。

そこには「キャプテンスイーツバーガー」の名前で、確かに甘いハンバーガーが紹介されている。サイト内の画像を見ると、パティの代わりにデカいチョコ的なもの&マシュマロ的なものがバンズに挟まれているではないか。めっちゃ美味そう!


はやる気持ちを抑えながら紹介文を読んだところ……


「美味しさを求めてたどり着いたボリューム満点のこの形はみでるほどにこだわった本気のスイーツバーガーに思いっきりかじりついてみて!」

とあるから、デカ盛り系のハンバーガーなのかもしれない──と、私は思っていた。しかし実物はというと……




小っちゃ


そう、そのスイーツバーガーは手土産にちょうどいいサイズのお菓子だったのだ。というか、どう見ても手土産だった。売られている場所を考えれば、帰省するときに買うヤツである。



嘘だろと思いながら先の説明文と実物を照らし合わせてみると、たしかにチョコレートは豪快なので「ボリューム満点」に嘘はない。「はみでるほどに」も嘘ではない。味を確認した限り「本気のスイーツバーガー」も嘘ではないと思う。

グランスタの表現に誇張はなく、ただただ私が勘違いしていただけ。そもそも、「キャプテンスイーツバーガー」の公式サイトを見たら手土産サイズであることは明らかだし、ネット記事の1つでも読めば勘違いに気づきそうなもの。


なのに、私は店の前にたどり着くまでスイーツ系ハンバーガーが出てくるものだと思っていた。自分で自分の勘違いに唖然とするが、こういうアクシデントが原因で見つけたものほど美味かったりするから不思議なものである。

あるいは、スイーツ系ハンバーガーだと強く思い込んでいたから、食べるときにバイアスがかかってより美味しく感じたのだろうか? 詳しいことはよくわからないが、帰省するときの手土産候補が1つ出来たからまぁ良いか……。

参考リンク:グランスタ「キャプテンスイーツバーガー」、キャプテンスイーツバーガー(公式)
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

PRTIMESによると、お店は今年2022年の7月に東京駅にオープンしたもよう。お店の場所は東京駅構内の地下1F、グランスタ東京の「銀の鈴エリア」だ

▼こちらはストロベリーバーガーで、価格は6個入で1188円。ほかにも、チーズチョコレートバーガー(6個入1080円)などのバリエーションがある。詳しくは公式サイト