さる11月某日。当編集部の最年長である佐藤パイセンが、編集部員たちが集うチャットルームに、いきなりすぎる爆弾指示を投下した。


「明日、11月29日(いい服の日)のネタをやるので、勝負服で出社してきてください。よろしくお願いします。」


その結果──!


まずは、当企画を提案したのは佐藤なのに、なぜか結果的に当記事を書くことになってしまった私(GO羽鳥)の勝負服から見てもらおう。


こんな感じで、


ポイントは「茶色のブーツと、差し色の靴下と、ロールアップしたデニム」が織りなす色の組み合わせ! あとは、つい最近買った “人生最高額のコート” も自慢の一品! 大人っぽい雰囲気にイメチェンしたのだ〜♪

さらに詳しく書くならば、Theory(セオリー)のロングコートに、無印良品のニット、リーバイスのデニム(505)、ニットと同色のソックス(ユニクロ)と、ドクターマーチンのブーツ……てな感じである。どや!


……とかなんだとかやってたら、


チース、チース、チスチスチス……」と謎の呪文を唱えながら、P.K.サンジュンがやってきた。どんな勝負服を着てきたのかと思いきや──


ティティティ、ティーシャツに、スススス、スウェットォォォ!? ていうか今の季節は冬だぞサンジュン。“季節感もオシャレのうち” だぞサンジュンよ! これは勝負あったな……と思いきや、彼は自信満々、こう語った。


「勝負服なんてマジで持ってない! けど「勝負Tシャツ」ならメッチャある!! 俺の勝負TシャツはUSJで買った、マリオのスターTシャツだ!

なんとこのスターはスパンコールで出来ていて、ひっくり返すとデザインが変わる超優れもの! マリオのスターは無敵の証。そう、俺がこのTシャツを身にまとう時、俺は無敵モードに突入するのサ」


……次にやってきたのは……


早くも勝ち誇った表情をしている「せいじ」こと中澤星児! プロのバンドマンでもある彼は、人前(ステージ)に立つことも日常茶飯事。となると、もしや、ステージ衣装で出社してきたりして……なんて思ったら、


牧師さんかーいっ!……ってくらい真っ白かーいっ! 一体全体なんなんだこの白装束は。その意味について、彼は静かに目を閉じながら以下のように語り始めた。


「子供の頃からダメな大人にカッコ良さを感じるタイプだった。二日酔いの探偵とか最高である。そのためか、私(中澤)は「爽やかさ」とか「清潔感」というものがちっともわからない。

しかし、私が思っている以上に世の中的には見かけの爽やかさや清潔感が大事なようだ。それがないだけで、人間性まで勝手に決めつけられてしまうのである。もうこんなに生きづらいのは嫌だ! 爽やかさが欲しい!!

そう思っては、様々な失敗を繰り返してきた私。もう何もわからないので、適当な服でライブに出演したら、女性の共演者に「いつも一番ヤバイ奴なのに、今日は一番爽やかじゃん」と言われた。初めて爽やかって言われた……! その時の服がコレ。

以来、ライブではずっとこの服を着ている。無精髭と眼鏡との相性にほのかに前述の変人探偵オーラも感じられて気に入っている」


……本当にステージ衣装だった……と思いながら次の編集部員を待っていると──


あひるねこ! たいへん申し訳ないことにメチャ眠そうな半眼写真になってしまったのだが、このシーン、1枚しか撮ってない。スマンな……と思いきや──


おまえもTシャツかい! しかしながら、そのTシャツに対し、先に出社した中澤星児が「なぜそれを?」などとツッコミを入れている。それに対し あひるねこは、ギターのピックを見せたりもし……いったい何のTシャツなのか?


「勝負、それ即ち闘争である。バトルである。とくれば米バンド、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが2008年の日本ツアーで販売した「THE BATTLE OF JAPAN」Tシャツの着用は必然ッッ。

あとはバンドのギタリスト、トム・モレロ先生がステージから投げたピック(本物)さえ装備すれば、多少なりとも音楽を知っている人間なら一撃で跡形もなく屠(ほふ)れるだろう。勝利は、私のものである」


──なんだかよくわからんが、すごそうだ! フーッ。このあたりで一回休憩を入れつつ……


お次のメンバーは……


今年からロケットニュース編集部所属となった御花畑マリコ嬢! あれっ、メガネをかけていない! こいつぁ本気で勝負してきたな……!!


おおっ、こんな色の服を着ているマリコさん初めて見たぞ! 彼女いわく、アクセサリーやスカートがオシャレポイントであると教えてくれたが、詳しくは本人の口から!


「ふとクローゼットを見たら、勝負服をまったく持ってない事に気づき、必死にコーデしてきました。今日の服のテーマはカジュアル×女っぽ。

パールのネックレスとか揺れるイヤリングをマウンテンパーカーに合わせたとこがポイント。

服は安いんだけど、パールのネックレスとイヤリングは高いです。セーターの毛玉には目をつぶり、そこを見てほしい。あと、勝負のときはメガネしませんのよ。ほほほ


──なるほど! 次の人は……


これまた女子! 亀ちゃん亀沢郁奈)の登場だァ〜! さぁさぁ、入ってきて! どぞどぞ……


お〜っと、なんだかいかにも亀ちゃんっぽいねぇ〜! なんとなく、亀ちゃんといえば帽子だよね〜! どの辺がポイントなのかな?


ファッションに使っている金額は編集部内で一番ではないかと自負しています。

今日のポイントは若者の間でここ数年人気が再燃しているガルフィー(GALFY)のシャツです。自分の中のヤンキーの部分がふと目を覚まし、気づいたら購入していました」


──どんどん行こう!


おっ! これはこれは、オシャレに目覚めたのか珍しくパーマをかけた原田たかし出社でござるな。髪型は変わった。一方、服装は……


これは意外! 髪型と同じくリニューアルしている感ある〜! ずいぶん思い切った配色のジャケット(メーカーはDIESEL)が気になるが、本人いわく……


「誰に見られても失敗しない服こそ正義。そう思っていつも同じような安パイ服ばかりを着てたが、この上着は頑張って冒険した。

ポイントは明るい色づかい。持ってる服はほとんど控えめな色ばかりなため、これが私の勝負服である。買って即、一軍に昇格した一着だ」


──続いてやってきたのは……


……副編集長の和才雄一郎! 冬以外はほぼサンダルなイメージもある和才だが、はたして勝負の時もサンダルを履いてくるのだろうか──?


おおっと! ジャケット! ジャケットを着ている和才なんて、6年前にホスト風の写真を撮ったとき以来のこと。こいつは珍しいぞ〜!


「ポイントはアウターのジャケット。ユニクロで買ったジャージージャケットながら、襟はきっちり付いている。「襟つきの服はキリッとした印象を与える」的な記事をどこかで読んだので、私をひと目見た相手は「しっかりした人やわ」と思うはずだ。

ただ、あまりにもキリっと感を狙いすぎて堅苦しい感じになったらアレだから、全体的にゆるい系のファッションで固めた。アウターだけはパシっとさせるというギャップ。これが全体的な戦略です」


──残すメンバーはあと2人……。ここでもう一度休憩を入れつつ……


セミ・ファイナリストは──


お〜っと、ここで “アホな上司” こと、オシャレ番長のYoshio、満を持しての登場だーっ!!


おわぁ〜〜〜〜っ! このコートは、かなりオシャレ! そして、私(羽鳥)にはわかる。靴も今まで見たことのない柄のヤツだ! そしてカバンもオシャレ!! やりおる〜!


オシャレは足元からって言われている通り、まずはポケット多めの軍パンをチョイス。そこに緑のパンツと合う、赤が際立つバンズのスニーカーを。ジャケットはブルーが鮮やかで全体のトーンを整える。まさに勝負服という名の勝負服。

ちなみに、ジャケットのポケット位置が高めにあるのはオシャレポイントだが、若干使いづらさは残る。「オシャレは我慢」とはこのことかも……」


──そして最後に登場したのは……


我らがパイセンこと佐藤英典! そもそも彼は、この企画の言い出しっぺ。相当な自信があるのだろう……と思ったら!!


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> 変身前の仮面ライダーみたいやん! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


とにかくスゴイぞ、このベルボトム! そして、おそらくロンドンブーツ(?)を履いているであろうから、脚がメッチャ長く見える!(笑) これは本人から思う存分ポイントを語ってもらわなければ……!


「テーマは昭和の特撮ヒーロー。昔から70年代のファッションに漠然と憧れを抱いていたんだけど、それを形にしたら、昭和の特撮ヒーローみたいになった。

ポイントはエクアドルのブランド「ビガリ」のハット。「ROCKS」と名のついたベルボトム。そしてオーダーメイドのロンドンブーツ。ベルボトムのポケットの星と、ブーツの星を合わせてみました


──以上で〜す!


あなたは誰の服がオシャレだと感じただろうか? みなさんも、“今日はちょっといつもとは違う服を着て行ってみようかな” なんてやってみると楽しい1日になるかもしれないぞ。それではみなさん、よい「いい服の日」を。Have a nice 1129。

執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24