小学生の頃から数学が苦手だった。
お恥ずかしい話だが、いい大人になった現在でも繰り上がりや繰り下がりのある計算は電卓を使わないとできないし、消費税に至っては計算式すら記憶から消し飛んでいる。
高校を卒業した時は「やっと数学から解放される!!」とまで思っていたのだが……いざ距離を置いてみると「ちょっとだけならまた勉強してみてもいいかな……」と思うようになってきた。
人間の思考って不思議なもんだなぁ。まあ、せっかくだし気が向いているうちにチャレンジしてみることにしよう。
・数学検定
スマホというものは大変便利な道具である。アプリをインストールすれば、自分がやりたいと思ったことは大体何でもできてしまうのだから。
数学の問題を出してくれるアプリも、例に違わず簡単に見つけることができた。今回インストールしたのは、こちらの「数学検定・数学計算トレーニング」。
小学校5年生から中学校3年生までに勉強する内容が収録されており、様々な単元の問題に取り組めるようだ。
先述したように数学超絶苦手マンである筆者は、とりあえず小学校5年生レベルの1番上にある「掛け算と割り算」から始めてみることにした。
おおお、いろんな項目があるな。とりあえず「掛け算その1」を選択してみた。
小学校5年生レベルとはいえ、その頃にはもう計算が苦手になってたんだよなぁ……しょっぱなから躓(つまず)いたらどうしよう。ドキドキしながら1問目を表示してみると……
おっ、さすがにこのくらいならいける!!
三択の中から「99」を選び、無事正解。回答後の画面には詳しい解説も表示されているので、もし間違えてもスッキリ解決できそうだ。
基礎中の基礎というだけあって、この項目では無事100点を獲得できた。どれも九九を覚えていれば一発で解けるレベルの問題ばかりだったけれど、それでも100点を取れるのは嬉しい。
どんどん進めていくと……う~ん、じわじわ計算が難しくなってきたな。
そんな時にはメモ機能の出番だ! 画面に直接指揮や筆算のメモが書けるぞ。この機能がなかなかに優秀で、画面が足りなくなってしまっても……
なんともう1つのメモ画面を呼び出せる! 計算が苦手だと情報を整理するために式が膨大になりがちなので、広々使えるスペースがあるのは大変ありがたい。
計算式を解く問題だけでなく、文章題や図形の問題にも挑戦できるぞ。
どの項目も基礎問題のあとに発展問題を解く仕様になっているので、数学から距離を置いて久しい筆者でも解き方を思い出しながら何度も100点を取ることができた。
また、単元がしっかり分かれていることで自分の得意分野や苦手分野をしっかりと把握することができた。これは現役の学生さんも嬉しい機能なのではないだろうか。
数学とは一生分かり合えないと思っていたけれど、どうやら小数や分数、簡単な方程式の計算であればまだ和解の余地があるみたい。ただし平方根、お前は許さん。
・意外と楽しかった
あれ、数学の問題を解くのってこんなに楽しかったっけ……? 計算は苦手だったはずなのに、気づけばそれなりの数を攻略していたことに驚いた。
基本的に1項目5問しか出題されないため、テンポよく進められたのがよかったのかな。学校のテストと違って制限時間もないので、自分が納得するまで考えられたのも大きいかもしれない。
そんなわけで、意外な結果に終わった今回のチャレンジ。気負わずに触れてみれば、案外何事も楽しめてしまうものなのかもしれない。
参考リンク:数学検定・数学計算トレーニング
執筆:うどん粉
ScreenShot:数学検定・数学計算トレーニング(iOS)
▼案外覚えてるもんだな~
▼調子に乗って中学3年生レベルの問題にチャレンジしようと思ったら見事に返り討ちにあった