あなたは2021年に大きな話題を呼んだ「地球グミ」を覚えているだろうか? 若者を中心にYouTubeやらTikTokやらで盛大にバズった商品なので、当サイトをご覧のおっさんたちはご存じないかもしれない。でも2回も記事を書いてますからね!
それはどうでもイイとして、つい先日初めて「地球グミ」を発見!! かと思いきや、地球グミではなく『宇宙グミ』だったでござる。勢いで購入したはイイものの、ほぼほぼ話題になっていなかったでござる──。
・地球グミとは?
まずはざっくり「地球グミ」のおさらいをしておこう。地球グミとはイタリアのメダラー社が製造しているグミのことで、正式な商品名は「トローリ プラネットグミ」という。当時はガチで入手困難であったが、最近ではチラホラ見かけるようになったらしい。
その名の通り、地球の形をしているだけのグミではあるが、なぜかこれが超バズリ! 私も娘に「地球グミ買って来て」とせがまれて、泣きながらAmazonでボッタクリ価格の地球グミを購入したものだ。通常の4倍くらいはしたなぁ……。
・お、地球グミ?
で、つい先日のこと。近所のドン・キホーテに立ち寄ったところ、壁一面をビッシリと埋め尽くすグミを発見! それが『宇宙グミ』である。正式な商品名は「ギャラクシーグミ」なので「惑星グミ」とも呼ばれているらしい。
宇宙グミという商品名から推測するに、これは地球グミの姉妹商品か何かのハズ! 流行先取り待ったなし!! というわけで鼻息をフンフンさせながら『宇宙グミ』を購入した。
……のだが。
インターネットやSNSを検索しても『宇宙グミ』が流行っている気配は感じられない。あれ、流行を先取りしすぎちまったのか? 地球グミがあれだけ流行ったんだから、宇宙グミももうちょっと話題になっていてもいいような……?
・地球グミとは一切関係なし
で、調べてみたところ『宇宙グミ』は韓国の「Jintok社」の商品で、原産国は中国。要するに「地球グミ」とは何の関係もないグミであった。というか「地球グミが流行ってるなら宇宙グミを作ったろ!」という “2匹目のドジョウ狙い感” がエゲツないグミである。
だがしかし、後発の商品が元祖を超えて行くことがあるのは、世の常。もし『宇宙グミ』がめちゃめちゃ美味しかった場合、今からでも地球グミを超えて行く可能性があるのではないだろうか?
というわけで、当サイトのメンバーに地球グミを食べてもらうことにした。もちろん3人とも『宇宙グミ』は初耳とのことである。
「いただきまーす」
「開けづらい……」「開かないですね」「歯で開けろ」
「え!? ライチ?」
「待って、中身みんな一緒なの!?」
気を取り直して……パクリ。
「すぐ味が無くなるガムの味」
「化学的なコーラですかね」
「これでカロリーは摂りたくない味」
要するにコーラはコーラなのだが “極めてケミカルなコーラ” といったところだろうか? ……が、インパクトが「ある・ない」で言えば完全にインパクトはあったので、見た目と味がセットでバズる可能性もなくはない……と思う。
・可能性はギャラクシー
また、これを言っては元も子もないが、記者のようなおっさんからすれば「地球グミ」も『宇宙グミ』も似たようなものである。何かきっかけがあれば盛大にバズるのがインターネット社会だとするならば『宇宙グミ』にもワンチャンあるのかもしれない。そう、広大なギャラクシーのように。
というわけで、地球グミとは1ミリも関係がなかった宇宙グミ。ドン・キホーテでは594円で売っていた(498円の地球グミより高い!)ので、興味がある方はぜひどうぞ。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.