
人にはそれぞれ食の好みがあろうことかと思う。肉が好きな人、魚が好きな人、甘いものが好きな人──。どうでもイイことで大変恐縮だが、私、P.K.サンジュンの “好きな食べ物ランキング” の上位には「つけ麺」が入っている。
中でも私が「世界一ウマい」と信じてやまないのが、北海道札幌市にある「あらとん」のつけ麺。今回はそのつけ麺と、およそ7年の時を経て相まみえてきたときのお話をさせていただきたい。
・およそ7年ぶりのあらとん
ライターになる前、不動産業に従事していた私は仕事の関係でしょっちゅう札幌に飛んでいた。なんなら3年間のうち2年間くらいは札幌に住んでいた。そのとき出会ったのが「あらとん」で、全盛期は最低でも週3は通っていたと思う。
当時、札幌では東京ほどつけ麺が普及しておらず、つけ麺の専門店は皆無に等しかった。札幌ラーメン史に詳しいワケではないが、おそらく「あらとん」はかなり早い段階で つけ麺でのし上がった店であろう。
・クセはあるが旨い
さて、その「あらとん」の特徴を一言で表現するのは難しいが、あえて言うなら「かなりクセの強い味」となるハズだ。店も「クセはあるが旨い」とウリにしており、その味はまさに唯一無二。ダメな人がいる一方で、私のような中毒者も生み出す超個性的な味わいだ。
当時のあらとんはかなり勢いがあり、行列はあたり前。本店以外に「北大前店」があったが、そちらも狙って行かないと行列、もしくは品切れの罠が待っていた。だとしても脳が異常に欲する味、あらとんのつけ麺とはそんな味である。
2015年にロケットニュース24に就職してからおよそ7年。あれほど通い詰めた あらとんを久しく口にしていなかったが、ついに再会のときがやってきた。というのも、ポケモンGOのイベントが開催されるため札幌へ飛ぶことになったためだ。
もちろん1番の目的は「ポケモンGO」であったが、その次に楽しみにしていたのは札幌グルメ。ジンギスカンの「だるま」やスープカレーの「メディスンマン」と並び、あらとんは私の中で「何が何でも行く店」に入っていた。
・念願のあらとん
あらとんは札幌場外市場にあるため、札幌中心部から徒歩で移動できる距離ではない。車で約20分かかるが、それでも私は午前11時頃、あらとんに向けてアクセルを踏んでいた。この時、実際のヨダレも心のヨダレもたれまくっていたことは言うまでもない。だがしかし……。
あらとんはやっていなかった──。
正確にはこの日は15時から18時までの短縮営業で「北大前店」に至っては閉業したというではないか。結局、車で来た道を戻り、15時の開店を狙ってあらとんに再アタックした次第だ。
行列を覚悟していたものの、開店直後のあらとんに客は私1人のみ。当時、あれだけ繁盛していた店を知る人間としてはちょっとした寂しさも覚えたが、妙に幅が広いカウンター席も、極小サイズの券売機も基本的にはあの時のままである。
やがて目の前に現れたつけ麺。こちらも店内の景色同様、見た目は7年前と少しも変わらない。味に関してはややパンチ力が落ちた気がしないでもないが、言ってみればも誤差の範囲。相変わらずあらとんのつけ麺はクセが強く、そしてウマかった。で、念願のあらとんを食べた私はというと……
メッチャしんみりしてしまった。
泣くほど感傷的な気分ではなかったものの、無邪気に「ウマかったー!」とも言えない複雑な気持ち。例えば友人と一緒だったり、店がバカほど大繁盛していたら感想は違ったかもしれないが、今回のケースだと「しんみりした」というのが率直な感想である。
・味よりも大きな要素
要するにどれだけ待ち望んだ食べ物であろうと、結局は「シチュエーション次第で気分は変わる」ということではないだろうか? 私の勝手な想像に過ぎないが、味うんぬんより「あらとん、大丈夫か?」という余計なお世話が私をセンチメンタルにさせたのかもしれない。
事実、あらとんと同じくらい楽しみにしていたジンギスカンの「だるま」は、友人と出かけた & 店が大繁盛していたため「ウマ!」と無邪気に喜べた。味に関しては「だるま」も「あらとん」もほぼ当時のままで、違ったのはシチュエーションのみである。
久しく札幌に行っていなかったため詳細はわかりかねるが、新型コロナウィルスがあらとんに多大な負の影響を及ぼしたことは想像に難くない。それでも私が人生で1番好きなつけ麺はあらとん。次回、札幌に行く際も絶対にあらとんだけは行くので、札幌のみなさん、どうかあらとんをよろしくお願いいたします──。
参考リンク:あらとん(Instagram)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
P.K.サンジュン






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