身の回りのいろんなところに “魔法” は眠っている。今まで見えなかった魔法に気づくだけで、目の前の世界がキラキラし始めることさえある。

そんな幸せな体験をみなさんにもしてほしいと思い、ディズニーマニアである私(わたくし)田代が、今週のロケットニュース記事で魔法を感じたものを選んでみた。音声でも解説したので、ぜひそちらも聴いてみてほしい。

・魔法を感じた記事「好きなつけ麺を久しぶりに食べて気づいたこと」

札幌を訪れたサンジュンが、世界で一番好きなつけ麺「あらとん」を7年ぶりに食べて、ある気づきを得たという内容の記事である。その気づきとは、味よりも遥かに重要なものがあるということ。

7年前は友人と一緒に食べたり、あらとんが繁盛したりしていた。しかし今回は1人でお店を訪れ、お客さんは自分だけ。味もお店の見た目も7年前と同じはずなのに、食べていると、なんだかしんみりしてきてしまう。そう、食べているシチュエーションが違うのだ。

・ “美味しい” を作るもの

誰と食べるのか、どんな気持ちで食べるのか。シチュエーション次第では、普段食べているものさえ絶品料理に変わることだってある。

私は学生時代の部活後に食べていた回転焼きの味が忘れられない。100円くらいの学生の財布に優しいおやつで、部活でヘトヘトになった後に友人と他愛のない会話をしながら食べたあの味は、今でも胸の中でキラキラと輝いている。

本当の “美味しい” は、きっと味だけでは作られていないのだ。

・思い出は最高のスパイス

7年前とは違うシチュエーションで食べてしんみりしてしまったサンジュンだが、「それでも私が人生で1番好きなつけ麺はあらとん」と変わらない愛を語っている。きっとそこには思い出という最高のスパイスが隠されているのだろう。

あらとんを食べるたびに、あの頃の景色そして想いがよみがえってくる。そのスパイスは時が経てば経つほど様々なうま味を生み出し、食べるたびに幸せな気持ちにさせてくれる。

あなたが大好きな料理にも、きっと魔法が秘められている。それに気づくだけで、明日の色が変わるかもしれない。それでは来週も、魔法あふれる一週間になりますように♪

↓ 左端の再生ボタンを押すと音声が聞けるぞ!

執筆:田代大一朗
Photo:RocketNews24

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