名前は知ってるけど行ったことのない店はたくさんある。いろいろと紹介している私(佐藤)でさえも、いまだ未体験のお店は唸るほどある。
うどんで有名な「つるとんたん」も利用したことがなかった。そこで、最近訪ねてみたところ衝撃の連続だった! 思っていた店とは全然違う! ただのうどん店じゃなかったヨッ!!
・関西うどんのチェーン
つるとんたんは東京・大阪で店舗を展開する関西うどんのチェーンである。1989年、大阪に1号店をオープンと歴史は長く、現在はニューヨークやハワイにも出店している。
名前だけはずっと知っていた。若い人たちの間で人気があることも知っていた。しかし利用したことがない! 1度もだ!! 新宿にもお店があるというのに。
これは行くべきだろうと思い、渋谷スクランブルスクエアの「TsuruTonTan UDON NOODLE Brasserie 渋谷」に昼時に行ってみると、衝撃的な事実に次々と直面してしまった。私が驚いたポイントを5つ、挙げていこう。
■その1.行列が絶えない!
お店の到着すると、入り口前に列を整理するヤツが設置されている! テーマパークのアトラクションかよ!! そんなにか? そんなにたくさんお客さんが来るのか? うどん屋なのに?
まさかとは思ったが、客足が絶えない。次から次へとお客さんが来るじゃないか。食べ終わって店を出る頃にはこの有様。すごい人気だ! 平日でこうってことは、週末はもっとだな。
■その2.メニューが豊富すぎる
クリームうどんに定評のあるつるとんたんなんだけど、クリームだけじゃない。そのほかのうどんの種類も豊富だ。パスタ屋に匹敵する数の多さではないだろうか。
一品料理も居酒屋並みにあるな。
巻き寿司もあるぞ! ドリンクの数も多くカクテルも提供している。居酒屋・バー・カフェの要素も取り入れて、呑みの需要も見込んでいるのだろう。
■その3.会席メニューにはうどん + うどん
さらにメニューについての驚きをもう1つ。単品うどんだけではなく、「おうどんの会席」なんてのもある。店構えは完全に洋風なのに、会席まで出すなんて欲張りなお店だ。
会席内容はというと、たとえば1人前5500円(税込)のコースは……。
「細うどん・前菜・本日のお造り盛り合わせ・季節の逸品・特選牛焼き・お好きなおうどん・デザート」
うどんが2回も出てくるじゃないか! 細うどんは前菜替わりかと思ったら、前菜の前に細うどん! え!? ってことはコレは「ウェルカムうどん」なのか? さすがうどんを売りにしたお店だけはある。会席内容もひと味違う。
■その4.丼とレンゲがデカすぎだろ!
注文したのは、「こがしバター醤油仕立て 海老ととうもろこしクリームのおうどん」(税込1680円)とランチのかきあげご飯(税込380円)である。
これがそのうどんなんだけど……。
デカい! 丼がデカすぎるだろ!! たらいかよッ!
サラダボウルよりもひとまわりくらいデカいぞ!
大盛りじゃないよ、コレが普通サイズ(うどん1玉)なんだよね。
まわりのお客さんを見ると、みんなこの丼。まるでたらいで顔を洗っているみたいな感じでうどんを食ってるぞ。逆さにしたら頭がスッポリと入りそうだ。
レンゲも丼に合わせてデカいんだ。オタマかよ。
ちなみに注文したうどんはポップコーンが乗った斬新な盛り付けだった。
うどんはコシの弱い関西風だ。近頃は丸亀製麺ばかりで、コシの強い讃岐うどんを食い慣れていたから、コシ弱うどんは逆に新鮮。
コシ弱なので、濃い出汁とよく合うね。なるほどクリーム系に力を入れているのは、うどんと相性が良いからかもしれないな。
■その5.居心地良すぎだろ!
正直なところ、うどんはめちゃくちゃ美味いという訳ではない。個人的にはコシが強いうどんの方が好みなので、うどんを食べるなら丸亀に行っちゃうかなあ。でも、このお店は居心地が良い。良すぎるくらいだ。うどんを食べるためというよりも、ここの居心地を求めてくる人が多いのかも。
店の設えは豪華でDJブースなんかあって、バーやカフェみたいにオシャレだ。椅子もテーブルもゆったりとしていて、食事ついでにお茶でもしちゃおうかな? と思えるほど落ち着きのある雰囲気。友達とおしゃべりを楽しむ。そういう場所として若い人たちが利用しているように見える。
そんな訳で、初のつるとんたんは衝撃と発見の連続だった。うどん屋だけど、ただのうどん屋じゃない! いまだ利用したことがない人は、ぜひ体験してほしい。驚くぞ!
・今回訪問した店舗の情報
店名 TsuruTonTan UDON NOODLE Brasserie 渋谷
住所 東京都渋谷区渋谷2丁目24-12 渋谷スクランブルスクエア13階
時間 11:00~23:00(L.O. 22:00)
定休日 なし(施設に準ずる)
参考リンク:つるとんたん
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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