小耳に挟むところによると、近年は「Web広告」が凄まじい勢いで伸びているという。ニュースなどでも「テレビの広告費を抜いた」なんて目にするが、確かにWeb広告を目にする機会は非常に多い。

その1つがTwitterのタイムラインに流れてくるプロモーション広告。ぶっちゃけた話、私、P.K.サンジュンはさほどWeb広告が目に入らない方の人間なのだが、漫画「ファブル」だけは話が別である。ハッキリ言ってズルい……いや、ズルすぎる。

・普段は視界に入らない

Webライターを生業としている以上、私も少なからずWeb広告でお給料をいただいている人間だ。その私がこんなことを言うのも気が引けるが、個人的にはWeb広告をクリックする機会はほぼ無い。

広告の仕様によっては、強制的にクリックせざるを得ないものもあるにはあるが、基本的にWeb広告はノータッチ。なんなら自然と広告が目に入らないスキルが、いつの間にか身についてしまっている。

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・ファブルめ──

……が、あれは今から3~4カ月までのことだろうか? Twitterのプロモーション広告として表示されるようになった漫画「ファブル」だけはついつい横スクロールして最後まで見てしまうようになった。

正確には少年マガジン公式アプリ「マガポケ」のプロモーション広告であるが、ズバリ「ファブル」が気になりすぎる! 切り抜き方が秀逸!! というか、ファブルの広告が表示されるのが楽しみで仕方がない。

ファブルの正式のタイトルは「ザ・ファブル」で、南勝久先生が2014年から週刊ヤングマガジンで連載している。2019年には岡田准一さん主演で映画化されたことをご存じの方も多いことだろう。

私は映画をチラっと見た程度であったが「ファブル」の名は知っていた。……が、ここ数年はすっかり漫画を読まなくなってしまったこともあり、キングダム以外の漫画は一切読んでいない。

・ダウンロードしたくないマン

さらに言えば、どれだけ「無料!」と言われても、私はアプリなどをダウンロードすることに抵抗がある人間だ。ファブルも広告をチラ見するだけでOK……と思っていたのだが。


いや、ファブル気になりすぎるだろ!


よくわかんねえけどファブル強すぎ!!


というかミサキちゃんどうなっちゃうんや!!!!!


・ファブルに負けた

結局、3カ月ほどの葛藤の末、私は「マガポケ」をダウンロードした──。この勝負、完全に俺の負けだ。だがマガポケに負けたのではない、俺はファブルに負けたんや……。

なお、ダウンロードしたマガポケで無料チケットなどを使いつつ、現在までに35話まで読み終えた。次なる敵は “課金” であるが、ファブルが相手である以上、私が2度目の敗北を喫するのも時間の問題……なのかもしれない。それか久々に漫画喫茶やな!

世の中には、鉄壁のガードをいとも簡単に突破してくるものがある──。そんなときは流れに身を任せ、むしろ突破させてやればいい──。さすれば道は開けようぞ。ファブル、マジで最高です──。

参考リンク:マガポケ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.