当サイトの1番偉い人はYoshioである。おそらく、「アホな上司」といった方がわかりやすいかもしれない。彼に関する逸話はいくらでもある。Yoshio特集で1カ月間記事を公開し続けられるくらいは、ネタが豊富だろう。
Yoshioにはマジックワードがある。彼はいつも突然こう言うのだ。「いいこと思いついた!」と。
これがマジでヤバい。彼の言う「いいこと」を真に受けて、その思いつきに付き合ってネタをやるとトンデモないことになる。その実例を紹介しよう。
・絶対バズる!
当サイト初心者の方のために、カンタンにYoshioについて紹介しよう。上司というだけあって、当編集部のメンバーのなかでもっとも古い人間だ。私(佐藤)は彼と2009年7月28日15時に東京・新宿3丁目の交番前で出会って、今に至る付き合いだ。
彼に出会わなければ私は今ここにいない。そのことに関しては感謝している。感謝してもし切れない。運命の出会いだったといっても決して言い過ぎではないと思っている。
ほかのメンバーには申し訳ないが、私とYoshioの間には特別な絆があると私は思っている。いろいろな場面を共に過ごし、良いことも悪いことも一緒に見てきた。もちろん意見が食い違いことも何度かあったけど、それらを乗り越えて気兼ねなく何でも話せる間柄である。
詳しくは言えないけど、近年ずいぶん助けられていると実感している。いい上司と出会い、部下の1人としてとても幸せだ。
……… それはさておき ………
Yoshioにはヤバい癖(へき)がある。それは冒頭にお伝えした「いいこと思いついた!」病だ。残念ながら、そのすべてが「いいこと」ではない。言い出すことの6割、いや7割がそれほどいいことではない。はっきり言えば「いいこと」の方が珍しいくらいだ。
ある日の昼下がり、その発作が起きたのだった……。
Yoshio「ヤベエ、いいこと思いついた!」
この言葉が聞こえると、編集部は水を打ったように静かになり、誰もが作業の手を止めて下を向く。みんなそのいいことの犠牲者になりたいと思わないからだ。
Yoshio「コレ、ヤバい! マジで爆伸び! 絶対バズる!」
説明しよう! 先ほども申し上げた通り、6割・7割は「いいこと」ではないが、4割・3割が「いいこと」である場合がある。それを見極めなければならない。
実際、2020年11月22日の「【いい夫婦の日】妻帯者全員、妻の服を着て出社してみた!」の記事の発案者は彼だ。
時々こんなまぐれ当たりをするから困る。すべるなら全ネタすべってくれ! とさえ思ってしまう。その彼が満面の笑みで「いいこと思いついた!」と言っているのだ。
どっちだ? 今回はどっちなんだ? 当たりかハズレか?
乗るべきか、それとも乗らざるべきか?
どっちだ? どっちなんだよ!?
Yoshio「佐藤さん、行くぞ! ついてこい!!」
佐藤「え? 俺? 俺がやるの?」
Yoshio「いいから、来て」
佐藤「何やるの?」
Yoshio「すぐ済む、すぐ済むから。マジ爆伸び」
佐藤「怖えよ、何か怖えよ……」
Yoshio「じゃあ、牛丼買ってきて」
佐藤「ここまで一緒に来たんだから、自分で買いに行けよ」
Yoshio「いいから行けよ」
佐藤「お前が行けよ」
Yoshio「早よ、行け!」
佐藤「わかったよ!」
佐藤「買ってきたぞ」
Yoshio「よし、次行くぞ」
佐藤「どこに」
Yoshio「黙ってついてこい」
佐藤「チッ」
Yoshio「じゃあ、ここの前で牛丼持って」
佐藤「イケアだろ。なんで牛丼持たなきゃ…」
Yoshio「今、説明するからとりあえず持てって」
佐藤「普通先に説明するだろ」
Yoshio「今するっつってんだろ、だから持てよ!」
佐藤「クソが……」
~~説明の後~~
Yoshio「じゃあ、今、話したヤツをショート動画で撮るからな。321で行くぞ」
本番! 3、2、1、キュー!
「イケアで牛丼!」
@rocketnews24
Yoshio「コレ、ロケットのTiktokに上げるから。絶対バズる!」
佐藤「バズる訳ねえだろ! アカウントのフォロワー、たった37人しかいねえじゃねえか!」
佐藤「公開から2時間で「1いいね」しかついてねえだろ、ふざけんな!」
ということで、今回はバチクソすべらされてしまいました。恥ずかしい! 私はホントに恥ずかしい!! これは私の思いつきでやっていないことをご理解頂きたい!
それにしても松屋の牛丼はウメエな!
お・わ・り
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:Tiktok @rocketnews24
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