人生には「絶対に負けられない戦い」に挑まねばならないときがある。例えば「グルメライター格付けチェック シーズン2」の第12回『餃子編』は、当サイトのGO羽鳥、そして原田たかしにとっては「絶対に負けられない戦い」であろう。

ぶっちゃけ、当初は余裕を見せまくっていた両名だが、極限の緊張で “格付けマジック” が発動した結果……? 詳細は以下をご確認いただきたい。

・餃子を食べまくってる2人

当サイトでも「餃子」は指折りの人気コンテンツである。その餃子記事のほぼ全てを執筆しているのが「GO羽鳥」と「原田たかし」の “餃子ブラザーズ” で、店でも冷凍でもテイクアウトでも、かなりの種類の餃子を食べまくってきた。

餃子ブラザーズにとって今回のお題はサービス問題であると同時に「絶対に負けられない戦い」であることは間違いない。「絶対にわかる!」と意気込んでいたものの、万が一にも不正解だった場合は餃子記事を引退してもらう所存だ。

・高い方を当てる

さて、ここで『グルメライター格付けチェック』のルールを説明しておこう。参加者は目隠しをしたまま “超高級食材” と “普通の食材” を味見し「どちらが高いか?」を当てる。ウマいマズい、好き嫌いは関係なく「高い方」を当てれば正解だ。

今回用意した高級食材は「銀座アスター」の餃子で、価格は1個270円(6個入りで1620円)。言わずと知れた高級中華料理店の餃子であるが、餃子ブラザーズは「食べたことが無い」とのことであった。

もう一方は「肉汁餃子のダンダダン」の餃子で、価格は1個85円(6個で515円)。こちらは両名の大好物であり、特にGO羽鳥は「1番好きな餃子!」「間違えるワケがない!!」と自信満々である。なお、価格差はおよそ3倍だ。

今回は安い方のダンダダンが絶対にマズいわけがないため かなりの難問と予測されるが、餃子ブラザーズ2名を含む7名のグルメライターたちが導き出した答えはというと……!


サンジュン:B「正直、全然わからない。どっちもウマいし、どっちも超絶ウマいわけでもない。冷めてるからね。どちらも300円って言われればそうだし、100円って言われればそんな感じ。

ただBは奥の方に干しエビっぽい風味を感じた。干しエビって高級中華っぽいじゃん? なのでその一点突破でBを高い方にしよう。全然自信ないわ」


中澤:B「これ全然わらかないなぁ。でもBの方が皮が薄くて醤油の香りがしたかな? その点、Aは皮が厚かった。昔、1回だけダンダダンの餃子を食べたことがあるんだけど、皮が厚かった記憶がある。

なので答えはBかな? 正直、どちらがウマいとか銀座アスターってわからないけど、Aの皮の厚さがダンダダンだと推測してBにします」


砂子間:A「難し! 正直、値段の違いはわからないですね。皮はBの方がモチモチしてたけど、Aも皮はモチモチ……。で、どちらかというとジューシーなのがA……いや、Bもジューシーだった。

うーん、今回は本当にわからない……。これを言ったら元も子もないんですけど、最後は勘です。サイコロで決めたようなもんです。自分の運の強さを信じます」


佐藤:B「純粋に美味しかったのはBかな~? 具の味が繊細な感じがして、Aはやや脂っこい感じがした。皮はどっちもわかりにくかったなぁ。というか、皮の温度に気を取られてた。

まあでもより美味しいというか、好みだったのがBかな? なので高い方もBと予測しよう。Aは悪く言えばジャンクな感じもした」


Yoshio:A「ダンダダンには結構行ってるよ。……あれ? でもタレつけてないと全然わからない。うーん、でもAは海鮮が入ってた雰囲気があるんだよなぁ。そう考えると高いのはAなんじゃないかない? 

皮はAがモチモチしてたんだけど、そこはダンダダンっぽいんだよなぁ……。でもダンダダンに海鮮は入ってないでしょ! そういうことでAにする!! ウケるーーー!


原田:B「ダンダダンは1人でも行きますからね。自信はだいぶありますよ。一瞬、Aがダンダダンじゃないかと思ったんですが、やっぱり肉汁が全然違いますね。Aが完全にダンダダンです。

ちょっと出来立てじゃなかったので戸惑いましたが、肉汁でAでしょう。皮も味も似てますが、肉汁の量で決めました。高いのはBです」


GO羽鳥:B「みんな時間かかりすぎでしょ! ダンダダン、今ももちろん食ってるよ!! ……って、え? あれ? Aは食べたことが無い味だったけど、Bはもっと食べたことが無い味だった。

うーん、ダンダダンをズバッと当てられるかと思ったけど、Bのシャキシャキした食感がダンダダンじゃないと思った。冷めてたからわかりにくいんだけど、消去法でBにしよう。みんな時間かかったのわかったわ……」


ご覧のように「餃子編」は7名で参加した結果、答えは5:2で割れた。自信満々だったGO羽鳥と原田たかしも半信半疑のようであるが、どちらが銀座アスターの餃子なんだ!!


ヘイヘイヘイ! どうなんだ!!


どっちがアスターなんだーーーー!!!!!


正解は……


B!!!!!! Bがアスターの餃子!!!!!


よっしゃ!!!!! どちらもウマかったのでかなり難しかったが、なんとか凌いだ!! 当初の自信満々だった姿はないにせよ、餃子ブラザーズも辛うじて踏みとどまった格好だ。まあ、これは当ててもらわないと。


正解で9勝1敗: 中澤「皮の厚さを考慮してB」


不正解で8勝3敗: 砂子間「今回は勘です」


正解で7勝3敗: 原田「より食べたことがないのがBでした」


正解で8勝4敗: サンジュン「微かな干エビの香りを信じてBにしよう」


正解で6勝3敗: 佐藤「好みでBかな?」


正解で6勝4敗: GO羽鳥「ダンダダンにシャキシャキ感はないから……」


不正解で6勝5敗: Yoshio「Aは海鮮の風味がした」


というわけで、絶対に負けられない戦いにギリギリ勝利したGO羽鳥と原田たかし。次回は難問のフルーツから、今が旬の「さくらんぼ編」をお届けする予定だ。続報を待たれよ。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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