本日、2022年7月23日は「土用の丑の日」である! 細かい話は抜きにして、1年で最もうなぎが消費される日であるが、今回のグルメライター格付けチェックはその「うなぎ編」をお届けしたい。

当初は「さすがにうなぎはわかるでしょ~?」なんて余裕をぶっこきまくっていたメンバーであるが、中国産うなぎが意外にも大健闘! 果たして何名のグルメライターが正解したのだろうか?

・まさかの大不振

ここまで「グルメライター格付けチェック シーズン2」は波乱の様相を呈している。シーズン1と比較すると各自の成績はベッコベコで、全員正解は「カニカマ編」の1度のみ。理由は別の機会にお伝えするが「シーズン1とは比較にならないほど難しい」と断言しよう。

だがしかし「うなぎ」はサービス問題である可能性が非常に高いハズ。というのも、外国産のうなぎには「皮がブヨブヨ」「皮が硬い」「泥臭い」などといったネガティブなイメージが無いだろうか? 高い方がわからなくても安い方でわかる……と思われていた。

・高い方を当てる

さて、ここで『グルメライター格付けチェック』のルールを説明しておこう。参加者は目隠しをしたまま “超高級食材” と “普通の食材” を味見し「どちらが高いか?」を当てる。ウマいマズい、好き嫌いは関係なく「高い方」を当てれば正解だ。

今回用意した高級食材は、新宿伊勢丹内に店を構える「つきじ宮川本廛(みやがわほんてん)」のうなぎの蒲焼き(蘭)で、価格はなんと1枚5000円。希少な国内産うなぎを熟練の職人たちが炭火で焼きあげたという、最高級の名に相応しいうなぎである。

もう一方は、スーパーのサミットで購入した「うなぎ長焼き(大)」で、価格は1枚1280円。価格差は4倍以上となる計算だが、果たして実際の味はどれほど違うものなのだろうか?

前々回の「さくらんぼ編」も前回の「アイスクリーム編」も、外しまくっているロケットニュース24のグルメライターたちだが、ここは何とかしておきたいところ。中でもGO羽鳥は「うなぎが1番好き!」と絶対の自信を見せていたが、各自の回答はというと……!


サンジュン:A「これは……Aかな? 正直、Aを食べた瞬間やや泥臭さが気になった。うーん、これってうなぎ特有の風味なのかな~? ただ、口どけが全然違ったね。Bもタレが濃いってのもあるんだけど全然悪くなかった。けどやっぱりAのふんわり感は安いうなぎには無いんじゃないかな~? というわけでAでいこう」


GO羽鳥:A「Aだと……思います。Aは口に入れた瞬間にふわ~と行くんですよ。もうね、Aはふわ~っといったよね。ただね、Bも別は硬くなかったし、普通にウマかった。でもやっぱりAかな? Bもかなりいい勝負してたけど、それでもふわ~を信じてAなのかな~? やべえ、間違えたらどうしよう?」


原田たかし:A「Aは溶けますね……。でもBはBでウマいですね……困った。でも溶け方でAですかね? Aは歯がいらないというか、口のプレスだけで溶けましたよね。Bも美味しいんですけど、やや口に残りました。あとはAの上品さを信じてAにしましょう。でもどっちもウマいですね」


あひるねこ:A「あれ、思ったより難しいな……。うん? もっと劇的に違うかと思ったけど……。正直、Aも特に美味しくなかったんだけど、Bは骨が突き刺さってきた。高いうなぎにしては処理が雑過ぎる。でもそれ以外は特に悪い気もしなかった。Aが高い方だったらある意味ガッカリだけど、それでもAなんじゃないかな?」


砂子間:B「Aはねっとりしてて安っぽい感じがしましたね。ちょっと手軽に買えるような味でした。一方、Bはプロめいているというか、デパートの風味というか香りがしましたね。というか、今日は絶対に外せないんですよね。自分を信じて……! もう何とかBでお願いします……!!」


佐藤:B「理由は無いんだけどBかな~? この前、4500円で買った自販機のうなぎを食ったんだけど、それがBに近かったんだよな~。その点、Aは身がちょっとくたびれてたかな? ただBもくたびれてたんだよな~。うーん、でもこの前のうなぎの記憶に近いBにしよう。自信はない!」


今回はやや少ない6名が参加し、答えは4:2で割れた。特にシーズン2の序盤は首位を走っていた砂子間は悪夢の3連敗中であるが、さあ連敗は止められたのか!?


うなぎィィイイイーーー! どうなんだ!!


どっちが伊勢丹のうなぎなんだーーーー!!!!!


正解は……


A!!!!!! Aが5000円のうなぎ!!!!!


オッケェェェエエエエエ! というか、中国産のうなぎも全然悪くなかったけど、やっぱり口どけが圧倒的に違いましたよ!! もう「フワワ~☆」ですわ! こりゃ最高のコンディションで「土用の丑の日」を迎えられそうや!!


正解で10勝5敗(正解率66.7%): サンジュン「一瞬迷ったけど口どけでAにしよう」


正解で8勝5敗(正解率62%): 原田「Aの上品さを信じます」


正解で7勝5敗(正解率58%): あひるねこ「そこまで違わないけどBは処理が甘すぎた」


不正解で8勝6敗(正解率57%): 砂子間「Bの方がデパートめいてましたね」


正解で7勝6敗(正解率53%): GO羽鳥「もうAは口どけがフワ~なのよ」


不正解で6勝6敗(正解率50%): 佐藤「Bの方が自販機のうなぎに似てた」


というわけで、当初のイメージよりはかなりヒドい結果となってしまった うなぎ編。まだまだ順位の入れ替わりは激しいが、抜け出すのは誰なのか? 続報を待たれよ。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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