何かと話題のテーマパーク「ジャングリア沖縄」。ネット上では賛否さまざまな声が見られるが、実際のところはどうなのだろうか。

この目で確かめるべく、私(あひるねこ)は家族3人で現地へ向かった。今回使ったのは、1Dayチケットの半額以下で入れる期間限定『ふらっとチケット』だ。

このチケットでは、通常より安い代わりにアトラクションは1つしか体験できない。しかし結論から言うと、我が家にとってはむしろこれがちょうどよかったのである。

・家族3人で約8000円

2026年7月1日から期間限定で販売されている『ふらっとチケット』。料金は大人2970円、子ども1980円(共に税込)で、我が家(大人2名、子ども1名)の合計金額は7920円であった。

通常の1Dayチケット(大人6930円)と比較すると、半額以下の安さだ。

ただし、体験できるアトラクションは対象の5つの中から1つだけ。言ってしまえば、かなり割り切ったチケットである。


宿泊先の「美ら海水族館」近くのホテルから車で30分ほど。いよいよジャングリアの看板が見えてきた。


そのまましばらく走ると駐車場だ。予約不要だが、チケットとは別に2000円かかるので注意したい。


オープンは午前10時で、到着したのが午前11時半ごろ。駐車場は一見するとガラガラだが……。


よく見るとそれなりに車は停まっている。敷地が広大なせいで、撮影する角度によって印象が変わりそうだ。


ありがたかったのは、園内のあちこちに無料の日傘が置いてあったこと。車を降りた瞬間、日傘を持ってこなかったことを後悔したので非常に助かった。


パーク内には、ドコドコとトライバルなビートの音楽がけっこうなボリュームで流れている。

あえてアラフォー以上にしか伝わらない例で言うなら、『クロノ・トリガー』の原始時代みたいな雰囲気である。いかにも恐竜が出てきそうじゃないか。

エントランスゲートに向かって歩いていると、テレビやネット記事で散々見た『ジャングリアツリー』が来園者をお出迎え。


サクッと記念撮影をしたら、いよいよ園内へ。

・猛暑と避難スポット

ただ、先ほどから薄々気づいてはいたのだが、いくらなんでも暑すぎる。早々にエントランス近くのお土産ショップ『ビレッジ バザール』に避難した。


『ふらっとチケット』は、ショップやレストランなどアトラクション以外の施設も通常通り利用可能だ。

店内は思った以上に広く、オリジナルのお菓子やTシャツなどグッズも充実している。

5歳の娘は「ここが今日のメインイベント」とばかりにじっくり物色していたが、お値段もそれなりなので油断はできない。



ショップを出て少し歩いた場所にある『インフィニティ テラス』からは、パーク全体を見渡すことができる。


我が家が目指すのは、もちろんT-REXが出てくるアトラクション『ダイナソー サファリ』……なのだが、パークの反対側にあるため、これがけっこう歩く。


途中にはパラソル付きのベンチや無料の給水スポット、ミストなど、さまざまな暑さ対策が用意されているものの、この猛暑の前ではハッキリ言ってどれも焼け石に水。


歩いているだけで、じわじわと体力を奪われる。先ほどの『ビレッジ バザール』のような涼しい建物が、この周辺にも欲しいところだ。

・本日のメインイベント

こうして辿り着いた『ダイナソー サファリ』は、約30分待ちとのこと。ちなみに待ち時間はジャングリアの公式アプリからも確認できる。


コース上を機械的に進むのではなく、ジャングルの急傾斜や悪路を大型オフロード車に乗って爆走するため臨場感がすごい。

生身のキャストががっつりストーリーに絡んでくるのも含めて、全体的にいい意味でアナログというか、ただ乗るだけではない体験要素の強さが魅力と感じた次第だ。


恐竜大好きな娘は、ブラキオサウルスとの遭遇シーンに大ウケしていた(4歳以上、身長95cm以上が対象)。

『ふらっとチケット』利用者は、とりあえずこのアトラクションにさえ乗っておけば間違いなさそうである。


・無料の『タム タム トラム』が優秀

その後はぐるーっと回って、今度はパーク内の移動手段である『タム タム トラム』乗り場へ。こちらは『ふらっとチケット』でも無料で乗ることができる。


お喋り上手なナビゲーターの存在は、どうしたってディズニーランドの『ジャングルクルーズ』を彷彿とさせるが、こちらはもっとわかりやすくパリピ寄りだ。

客席に用意されたさまざまな楽器を使い、ナビゲーターのかけ声に合わせてリズムを打ち鳴らしながら進む「半強制型祝祭空間」とでも言おうか。


ただの移動手段かと思いきや、これ自体がひとつのアトラクションとして機能していて、想像以上に楽しかった。意外と混むので、その点だけは注意しておきたい。



・3時間がちょうどよかった理由

『タム タム トラム』でパーク内を半周し、最初のエントランス棟まで戻ってきた時点で、トータルの滞在時間は約3時間。

テーマパークにしては短いが、我が家にはむしろこれがちょうどよかった。

この日は他にも予定があったし、何よりこれ以上長くいたら暑さでバテていただろう。「もう少しいたいな」と思うくらいで引き揚げるのが、体力的にも満足度的にも正解だった気がする。


ネットでは何かと厳しい意見も見かけるジャングリア。実際に訪れてみると、たしかに賛否が分かれそうな施設だと感じた。

ただ、滞在中はずっと楽しかったし、新しくてきれいなパーク内の雰囲気も、個人的にはかなり好みだ。

一方で、やはりアトラクションの少なさが最大の弱点であることは否めない。

『ダイナソー サファリ』級の主力アトラクションがもう少し増えない限り、通常の1Dayチケットで何度もリピートするのは厳しいのではないか。もっとパーク全体にワクワク要素が欲しいところだ。


そんな中、強く印象に残ったのがキャストの質の高さである。

性別・年齢を問わず、どのキャストもホスピタリティに溢れた接客(子どもとすれ違うたびに声をかけてくれるのは嬉しかった)をしてくれただけに、アトラクションや客の少なさで叩かれてしまうのはもったいないと感じてしまった。



『ふらっとチケット』の販売は9月30日まで。1Dayチケットで来年もまた来たいか? と聞かれると、先述の通り少々迷うところだが、少なくとも今回の体験は、私たち家族にとって非常に満足度の高いものだった。

ポテンシャルは間違いなくある。だからこそ、ジャングリア沖縄にはこれからも頑張ってもらいたい。

参考リンク:ジャングリア沖縄
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼駐車料金は精算機で支払う。

▼この時、車のナンバーを入力するため、レンタカーの人は事前にナンバープレートを撮影しておくなどした方がいいだろう。