2022年5月11日、松野博一官房長官はマスクに関して、熱中症リスクを回避するため「人との距離が十分取れれば、屋外では必ずしも必要ない」と会見で語った。その一方で、岸田総理は「今の段階でマスクの着用を緩和するということは現実的ではない」としている。

マスク着用の有無に関しては、夏が近づくにつれてさらに議論が加熱しそうなのだが、私(佐藤)は当面マスク習慣を継続する所存である。感染予防もさることながら、私の性格に由来する問題をマスクが緩和してくれているからだ。

・夏の暑さを前に

GWが明けて以降、各地で新型コロナウイルスの新規感染者数が増加している。今年のGWは規制のない大型連休であったため、人の移動が活発だったことが感染者増加の要因のひとつに挙げられるだろう。

かたや3回目のワクチン接種を終えた人が増えると共に、年初よりも感染者数自体は減少傾向にあることから対策の緩和のムードが漂っている。

実際当編集部でも3度目の接種を終えているP.K.サンジュンは、屋外で十分人との距離を取れる環境であれば、「あごマスク」にするとしている。

考えてみれば、コロナを防ぐために熱中症になってしまっては元も子もない。環境が許すなら、なるべく呼吸しやすいようにしておく方が賢明だと思う。


・もうかかりたくない!

私はというと、この3月にコロナに感染してしまっている。軽症だったとはいえ、また感染するのはまっぴらごめんだ。

人との接触を避けるために感染拡大時療養施設に1週間も入っていた。どこにも行けない1週間の生活は本当に辛かった。もうイヤ! 自宅療養であろうと、ホテル療養であろうと、どこにも行けないのは息が詰まるから、もう絶対にかかりたくない


したがって、感染予防のために基本はマスク。運動時に息が上がる場合は、必要に応じて環境を選んで外すことはあるけど、今年いっぱいは着けていようと考えている。


・性格に由来する問題を緩和

感染予防の観点とは別に、私はマスクに大いに助けられている。それは性格に由来することだ。マスクをすると口元が隠れる、それがイイ! なぜ口元が隠れているのが良いかというと……。


考えが顔に出てしまう性質(たち)だから


喜怒哀楽が丸わかりで隠せない。隠せないんだよ、考えてることを! 48歳のいい大人なのに、大人の振舞いができないんです、残念ながらね……


それだけじゃなくて、初対面の人との会話が苦手。意外に思われるかもしれないけど、初対面は緊張してしまう。愛想笑いをしようとすると、自分でもわかるくらいに顔がひきつってしまうことがある。

それからよっぽど気心が知れた人が相手でない場合の、別れの挨拶も苦手だ。どんな顔をしてサヨナラを伝えたらいいのかわからない。


私にしてみれば、マスクはコミュニケーションを円滑に取るためのサポートアイテムと化しているのである。口元がひきつってても見えないのは大助かりなのだ。決して相手に不快な思いを味わわせたい訳ではないから、ひきつる口元はできるだけ見せたくない。隠しておきたいんだよ。


だから! 私は当面マスクを外さない所存です!!



実際のところ、マスクで迎える夏は今年が3度目。決して楽ではないので、屋外では適宜外すこともあるかもしれない。皆さんも無理をせずに、息苦しいと感じたら場所を選んで外した方が良いかもしれない。いずれにしても、まだしばらくマスクとの付き合いは続きそうなので、上手く使っていきましょう。


参考リンク:時事通信テレ朝ニュース
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24