ここ10年で最大級の衝撃ではないか。松屋が誇る究極かつ至高のメニュー「ごろごろ煮込みチキンカレー」が本日2022年5月2日より、なんと定番メニューとして松屋のラインナップに加わることになった。そう、期間限定枠からレギュラーに昇格したのだ。

この電撃ニュースを私(あひるねこ)は別件の取材先へと向かう電車の中で知ったのだが、感動のあまりすぐさま駆けつけそうになったぞ(どこへかは分からんが)。我らが「ごろチキ神」が、ついに……ついに……!

今後5月2日は国民の祝日に制定され(ごろチキ感謝の日)、ゴールデンウィークを構成する休日の一つとして広く国民に知られることになるだろう。

・「ごろチキ」がレギュラー化

本日2022年5月2日の午後2時より正式に定番メニューとなった「ごろチキ」。もう終売に怯えなくてもいいという事実だけで嬉しくて泣けてくるが、驚くことに松屋はさらなる神アップデートを「ごろチキ」に施していた。

なんと復刻販売時よりも並盛のカレーソースを増量。加えてライス4サイズ(小盛、並盛、大盛、特盛)を税込630円のワンプライスで提供するというのだ。つまり、ライス大盛・特盛への変更が実質無料になったのである。

ちょ、ちょっと待ってくれ。情報がスゴすぎて理解が追い付かない。まるで盆と正月とクリスマスとドラクエ発売日が一緒に来たかのような……。何やら感動が止まらないため、ここで「ごろチキ」と私の思い出を少し振り返ってみることに。


・ごろチキ名場面集 ~ごろとチキと私~

あれは2020年4月の復刻発売日のこと。久々の復活を果たす「ごろチキ」とゆっくり過ごすため、私が試みたのが有給の取得だった。テイクアウトした2食分の内、1食を午前中に完食したら夜まですることが無くなってビビったが、実に贅沢な時間の使い方だったように思う。


・思い出その2

その翌年。生まれて初めて丸一日断食した後の「ごろチキ」のウマさは、とても筆舌に尽くしがたいものだった。あんなにもスケールの大きな「ごろチキ」を味わうことは、今後おそらくないだろう。体温の低下や手足の痺れに苦しんだ甲斐があったというものだ。


・思い出その3

「ごろチキ」について語るなら、当サイトの記者 K.Masamiとの間で勃発した「松屋カレー論争」は外せない。「ごろチキ」派の私と「ごろビー」派のK.Masamiの対立は、お互いがお互いを激しく煽る挑発記事の応酬へと発展。「ごろチキ」さながらのピリピリした攻防を繰り広げることになった。


・思い出その4

「ごろチキ」がいない世界に耐えられなくなった私は昨年8月、松屋の公式レシピを参考に自らの手で神を生み出そうとしたが……もうその必要はないと思うと非常に感慨深いものがある。

さて、そうこうしているうちに14時を過ぎたので、そろそろレギュラー入りした「ごろチキ」の雄姿を眺めに行くか。ただ、言うならば今日は「ごろチキ」の晴れ舞台。普段着で駆けつけるのは少々失礼な気もする。


そこで……


正装して行くことにした。

・フォーマルなスタイルで

すれ違う人には結婚式か何かに向かう途中のように見えているだろうが、普通に近所の松屋に行くだけである。食べたら2次会ではなく即帰宅である。さあ、生まれ変わった「ニューごろチキ」に、いざご対面だーーーーーー!


が!


・緊急事態

ここで信じられない誤算が発生してしまった。マ、マジかよ……。時刻はもう14時半を過ぎたいうのに……


システムが更新されてねぇ……!

・まさかのレギュラー降格

「ごろチキ」は以前と同様、期間限定メニューのページに入れられており、やはり料金設定も以前のまま。おい、こっちはスーツに蝶ネクタイ着けてんねんぞ。これでは結婚式の前につい松屋に寄ってしまった食いしん坊である。コース料理の前に「ごろチキ」食うって頭悪すぎるだろ!

食券を出してもライスの量について聞かれなかったので確認したところ、「初耳です」みたいな顔をする店員さん。え? もしかして全部妄想だった? 「ごろチキ」が好きすぎるが故に私の脳が生み出した? 仮にそうだとして……どこから? 「ごろチキ」発売から? 妄想なっが!!

その後、ライスは特盛にしてもらえたんだけど、さすがにルーも規定の量に増やしてくれとは言えず諦めた。松屋よ、こんなことは言いたくないが、大々的に告知するならちゃんとやってくれ。これじゃあ何も知らない他のお客さんが結果的に損しているではないか。

今まで散々「ごろチキ」への愛を書き綴ってきたが、「ごろチキ」信者の一人として、これは良くないと思ったことはハッキリ良くないと……


それにつけてもウメェな。

・神

やっぱ「ごろチキ」だな。「ごろチキ」しか勝たんのよな。たしかに今回の件は良くなかったが、いつでも「ごろチキ」が食べられるようになったこと自体は本当に喜ばしい。きっと今ごろ全国の「ごろチキ」信者たちも歓喜の涙を流していることだろう。

・一生ごろごろ宣言

もしかしたら熱心な読者の中には、「ごろチキ」レギュラー化によって私が今後「ごろチキ」の記事を書かなくなると思っている人もいるかもしれない。今日が最終回だと疑っているのでは? それについてはこう回答しよう。私のごろチキ愛をナメるなよと。

そう、今回の定番メニュー入りは始まりに過ぎない。シーズン1終了と言ったところである。「ごろチキ」について書けること、書きたいことはまだまだ山のようにあるのだ。これからも変わらず “ごろごろ” しまくるつもりなので、「ごろチキ」信者諸君には引き続き当サイトをチェックするようお願いしたい! ごろチキ最高ォォォォオオオオ!!

【追記 2022年5月2日20:45】

定番メニュー化した「ごろチキ」の仕様について、記事中で私は

「並盛のカレーソースを増量。加えてライス4サイズ(小盛、並盛、大盛、特盛)を税込630円のワンプライスで提供するというのだ。つまり、ライス大盛・特盛への変更が実質無料になった」

と書いたが、松屋公式サイトの説明をよく読むと、どうやら正しくは「並盛のカレーソースを増量」のみで、ライス4サイズのワンプライス提供が適用されるのは定食・ライスセット・朝定食だけのようである。早とちりをしてしまい大変申し訳ありませんでした。

ただそうなると、正しい大盛の価格はどうなるのだろうか? 同ページには「ごろチキ」の価格欄に税込630円とだけ書いてあるのだが、メニュー画面と公式アプリ上には並盛は税込630円、大盛は税込730円と表示されている。

一方、弁当Web予約サイト「松弁ネット」には並盛は税込630円、大盛は税込690円と書かれているため混乱するが、松弁ネットは690円で決済画面に進めるため、おそらくは690円が正しいと思われる。

新しい情報が入り次第、追記します。

参考リンク:松屋
執筆:ごろチキ信者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼危なく電車内で叫びかけた。

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