人気ロックバンド「LUNA SEA」のギタリスト・SUGIZOさんと言えば先日、音楽アプリ『EXTASY VISUAL SHOCK』に登場し大きな話題になりましたが、時を同じくして自動販売機にもなっていたことが当サイトの調べで明らかになりました。繰り返しますが、自動販売機です。

これは人気ラーメンチェーン「天下一品」が全国4店舗に新たに設置したもので、調べに対しSUGIZOさんは、東京・中野店にて24時間365日いつでも『こってりラーメン』が購入できる『こってり自販機』として活動中などと意味不明な供述をしており、動機の解明が急がれます。

以下、現場から中継です。

・天一が自販機に

天下一品の自動販売機があると聞いて中野店までやって来た私(あひるねこ)。お店の前に着くと、真っ赤なボディが眩しいド派手な筐体が目に入った。そう、これこそ天一史上初となるラーメン自販機『こってり自販機』だ。

『こってり自販機』では、天一の味を自宅で楽しめる『家麺』が24時間365日販売されており、もちろん営業終了後の購入も可。これにより、深夜にふと「こってり」したくなった時でも即「こってり」できるようになった。販売しているのは以下の商品。


天下一品こってりラーメン1食入り:700円(税込)~
天下一品あっさりラーメン1食入り:700円(税込)~
天下一品こってり(スープ・薬味セット)2食入り:1000円(税込)~
天下一品こってり鍋スープ1袋:1000円(税込)~

※価格はエリアによって異なります。


それでは実際に買ってみよう。財布からお金を取り出そうとした……その時だった。自販機の側面に何やら妙な気配を感じたため恐る恐る覗き込んでみると……う、うわーーーーー!


SUGIZOおるーーーーー!!


ROSIER 愛したキミにはァァァァアアア!!!

・JIHANKIZO

なんとそこには、愛器のESP「ECLIPSE(エクリプス)」を構えるスギ様の姿が! いや何してますの!? LUNA SEAとX JAPANを兼任していることは知っていたが、まさか自販機としても活動しているとは予想外だった。めっちゃ新たなアートの道探るやん。


ちなみに逆サイもスギ様です。

・天一LOVER

SUGIZOさんの天一好きはファンの間では有名な話で、ご本人も30年来のファンであることを広く公言している。2020年からは天一のCMキャラクターも務めており、そう考えるとSUGIZOさんの自販機化はむしろ必然だったと言えよう。それでは気を取り直して購入してみるぞ。


まずSUGIZOさんの口にお金を入れて……


希望商品をタッチ! すると……


ディザイアァァァァ……


『こってりラーメン』が出てきた。


・帰宅

私が購入したのは、『天下一品こってりラーメン1食入り』だ。開けると麺・スープ・たれ・調味油・からし味噌・にんにく薬味が入っており、調理にはコーティング加工された鍋が必要とのこと。せっかくなので夜まで待ってから作ってみたい。

・調理スタート

さて、現在時刻は23時を回ろうとしている。「こってり」をキメるにはいささか危険な時間帯ではあるものの、それを上回る背徳感が期待できそうだ。まず器に付属のラーメンたれを入れて……


スープと水150mlを鍋に入れ、弱火でゆっくり混ぜ合わせる。スープが溶けたら中火に。


沸騰したら麺をほぐしながら入れ、2分30秒煮込み……


器に移したら完成だ(具なしだけど)。付属の薬味はお好みでどうぞ。

ぶっちゃけ作っている時は「これが本当に『こってり』のスープになるの?」と疑っていたのだが、沸騰したあたりで鍋から天一っぽい香りが漂い始め、いざできあがってみると……


マジで天一そのものに。

・ご本人登場

「こってり」特有のドロッとした口触りから麺への絡み方に至るまで、お店で食べるのとほぼ遜色のない仕上がりになっていて驚愕。この味をまさか深夜に自宅で食べられるとは……! これには販売しているSUGIZOさん本人もビックリしていることだろう。

『こってり自販機』は中野店の他に埼玉「三郷店」、京都「1号線下鳥羽店」「今出川店」に設置されているぞ(2022年3月31日時点)。ただし! 残念ながらSUGIZOさんモデルが稼働しているのは中野店だけである。SUGIZOさんはこの世に一人しかいませんからね。

ここに来れば天一のラーメンが24時間いつでも手に入るので、近隣にお住まいの天一LOVERS 及び SLAVE(スレイブ)の皆さんは、ぜひスギ様の雄姿(勤務態度)を確認しに足を運んでいただきたい! 現場からは以上です。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 天下一品 中野店
住所 中野区新井1-9-3 グレースヒルTMY101
時間 11:00~22:00
休日 なし

参考リンク:天下一品
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.