今さら申し上げるまでもなく、福袋の旬は正月である。稀に1月中旬くらいまで売れ残っている福袋を見かけなくもないが、ハッキリ言って “福感” はゼロ。やはり正月に販売していてこそ福袋は輝くのだろう。ところが……。

2022年2月の半ばに山盛りの福袋をセブンイレブンで発見! それが『オープン記念福袋』である。セブンで福袋……? しかもオープン記念……? もしや、これはなかなかの珍品なのでは……? とうわけで、物は試しで1つ購入してみることにした。

・かなりの珍品

コンビニがオープンする際、福袋を販売することはあたり前なのだろうか? 個人的にオープン直後のコンビニを目にする機会があまりないため判断しかねるが、周囲の人の話では「ない」「ない」「去年、オープンしたセブンでやってた」とのことであった。なるほど。

今回発見したのは東京都台東区の店舗で、どうやら偶然通りかった日がオープン初日だったようだ。福袋は店頭に山積みにされているだけではなく、店内のラックを1つ埋め尽くすくらいは用意されており、この日の目玉商品であったことは間違いない。

実はロケットニュース24が総力を結集してお届けした「2022年福袋特集」にも、セブンイレブンの福袋は登場しなかった。とどのつまり、セブンの福袋は超レアというワケ。果たして中身は何なのか? 以下でご覧いただきたい。

セブンイレブンのオープン記念福袋の中身

・ 厚切りポテト 石垣の塩味
・ 和菓子ミックス
・ サクサク食感のしっとりチョコ
・ 厚切りリッチポテト 濃厚コンソメ
・ 濃厚ガトーショコラ
・ カステラ
・ ナチュラルポテト うましお味
・ ひとくち歌舞伎揚げ
・ ピーナッツチョコ
・ フィナンシェ
・ ごろっと野菜カレー
・ 7種の野菜(みそ汁)
・ そば(乾麺)
・ 蒙古タンメン中本(カップラーメン)

合計14点で、総額は2500円分。つまり単純に「500円安い」という計算になる。「これはメチャメチャいい!」という商品はない代わりに、あれば絶対に食べてしまう鉄板のラインナップと言っていいだろう。

・鉄板のラインナップ

基本的には全てセブンイレブンのプライベート商品で構成されていることも特徴的で、ある意味で “お試し” 的な要素もあるのかもしれない。普段は買わないけどそこは安定のセブン様。きっとお気に召す商品が紛れている……ハズだ。

また、比較的手堅いラインナップの中、蒙古タンメン中本のカップラーメンが紛れていたことは印象的であった。ロングセラー商品とはいえ、辛いものが苦手な人は絶対に手を出さないことを考えると「これマジで美味しいんです!」というセブンの強い意志を感じた次第だ。実際にウマいしね。

というわけで、かなりレアだと思われるセブンイレブンの『オープン記念福袋』は「500円お得な手堅い福袋であった。おそらく発見する店によって中身はかなり違うと思われるが、少なくとも損することはないハズだ。

参考リンク:セブンイレブン公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]