市販の美味いレモンサワー界で、まちがいなくトップ層の一角を担っている檸檬堂。その檸檬堂にノンアル版「よわない檸檬堂」が少し前から登場している。

公式HP的にはあくまでノンアルなレモンサワーだが、実態はレモンスカッシュ。飲んでみると、なかなかドライな風味で美味い。甘くないのもグッド! そこで思ったのだ。これで酒を割ったら美味いのでは……と。ということで、色んな酒を割ってみることに。

・6種類

今回用意したのは以下の6種類の酒。


ジン(タンカレー)
ラム1(バカルディ ホワイト)
ラム2(キャプテンモルガン スパイストラム)
バーボン(ブレット)
日本酒(獺祭)
芋焼酎(青酎)


全て筆者の仕事部屋に転がっていたやつか、あるいは過去に何かの記事で使った残りだ。これ等と「よわない檸檬堂(以下 檸檬堂)」を1:1で混ぜて試飲していくぞ!


・ジン

まずはジンだ。これはうまい! もう一口目で完全にわかってしまった。相性がガチで良い。キレッキレで最高だぜ! ステアでハードな口当たりを楽しんでも、シェイクしてマイルドにしても良い。


普通のレモン汁と炭酸で割るよりも馴染んでる。檸檬堂の缶をよく見ると、ジンに使うスパイスが入っていると書かれている。この相性の良さはそのせいかも。ジンと酔わない檸檬堂のタッグはガチだと思う。


無論ジンの銘柄にもよって違いは出ると思うが、ビーフィーターやゴードン等、よく売られているジンはだいたいイケる気がする。ただし、独特の風味付けがなされていることの多いクラフトジン系は、また別の話かなって。


・ラム1

次はバカルディのホワイトラム。悪くない。惜しい。不味いんじゃなく、物足りない。何かを作る途中みたいな感じ。ビターズを入れたら変わるかもしれない。


ということで、ためしにペイショーズビターズを2滴ほどいれてみたら、味わいに彩りが加わって、一気に良くなった

ポケモンのイーブイみたいな感じだ。ホワイトラム+よわない檸檬堂 の組み合わせをベースにして、色々と好みに合わせて進化させられそう。


・ラム2

キャプテンモルガンだからというのもあるだろう。激マズとかではないが、別にこれじゃなくて良い。普通のレモン汁の方が良いかも。


新宿や池袋にいる路上の客引きについていくと100%糞みたいな店に連れていかれるのだが、そこで出てくる薄められたラムで作られたサワーがこんな感じな気がする。駄目な店で出てくるラムのサワーを知りたい時に良いかも。


・バーボン

微妙。ただのレモン汁の方が合うパターン。相変わらず悪くは無いのだけど、でもこれじゃなくてもいい。


他に選択肢があるならこのスタイルでは飲まないだろう。そしてあらゆるバーボンには常に、ストレートという魅力的な選択肢がある。


・日本酒

うまい! もう一口目で美味い! タンカレーに続く大成功2本目だ。これは日本酒というよりも、獺祭だからという側面もあるとは思う。超マイルドで超スムーズ。気を付けないと飲みすぎて危険だ。


温度は、冬の常温くらいがいいかもしれない。冷やしすぎると曖昧になる。普通のレモン汁で作るレモンサワーよりも華やいだ感じだ。マジで良い。無限にイケる。この感じから、泡盛と檸檬堂のタッグもワンチャン有りそうな気がする


・芋焼酎

微妙。やっぱり芋の香りと、檸檬堂のジュニパーベリー入りなレモンの香りは合わないのだろうか。味も微妙。これは駄目だ。芋、レモン、ジュニパーベリーのそれぞれが喧嘩している。もしかしたらこういう言うのが好きな人もいるのかもしれないが、個人的にはNG。


・ジンと日本酒

ということで色々と混ぜて相性を探ってみたが、ノンアル檸檬堂と酒の相性の良し悪しは、思いのほかはっきりしているようだ。

とにかく相性の良さが際立っていたのはタンカレーと獺祭。ジンは好きなのでよく飲むのだが、この感じだと、その辺でよく売られているだいたいの銘柄とも合いそうな気がする。

日本酒はぶっちゃけ他の銘柄を全く知らないので、獺祭以外との相性についてはわからない。しかし日本酒に詳しい方であれば、相性が良さそうな銘柄も見えるのではなかろうか。お酒好きの皆さんは是非試してみてくれ!

参考リンク:よわない檸檬堂
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
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